なんごとずら。

Date: 2018/07/12(Thu) 14:23 [1356]

 ちょっと大量更新してたら、本家サイトのサーバーが落ちた…orz

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ぐるぐると思案中…。

Date: 2018/06/26(Tue) 04:53 [1355]

 今後のことを。

 そろそろ潮時なのかなぁって。

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激動の6月。

Date: 2018/06/20(Wed) 05:01 [1354]

 …なんなのもう…てな感じで。

 それはともかく。
 週末用の納品(送りも受け取りも)終わり、あとはお品書きを作るだけ…とか言ってたら、クライアントから急な呼び出しが。

 メールが送れない?
 イヤ待て、ちゃんと送信テストはして問題なかったぞ…と。

 メモを見てるんですが、「伺います」と返事したのは明日なのか明後日なのか(まったく分からない壮絶なメモがポケットから出て来た。
 …とりあえず、明日朝イチで電話してみるしか…(ぉ。


 別件。

 『貧すれば鈍ずる』

 これは至言だなぁと思うことがありました。
 そういう話を聞いたと言いますか。

 人の心は掴む必要はないかもしれないですけど、慮る必要なあるなということ。
 それができなくなった時、人心は容易く離れます。
 会社経営なんかまさにそれ。

 いやもう……この目で(実際には見たワケではないですが)、40年以上続いていた会社があっけなく瓦解する一部始終を見ました。
 それはもう見事に。
 この2年ほど、ヤバイヤバイと思ってましたが、さて実際に事態が大きく動いた際に、この先ひとり欠けふたり欠け…で来年には会社自体がなくなってんじゃね? とか言ってたら、まさかの二週間足らずで一気に瓦解。
 崩壊とかそんレベルじゃなかった。
 それというのもこれというのも、経営者が雇用者を大事にしなくて我がで招いたこと。だのにそうは思わなくて、すべて周りが悪いと、本気で思い込んでること。

 もういい。
 そういう人は人の上に立ってはいかんのです。
 とにかく社員さんたちが気の毒で。
 退職金一切ナシどころか、もらってもない退職金を返せと社長に言われる始末。

 マジで頭沸いてんのか? って思ったし。
 話を聞いてる最中に「それ労基駆け込んで良い案件ですよ」と真面目に言ってしもた。
 ただ、労基に行ったところで、たぶんもうどうしようもない状況になってるんですけど。

 話があまりに現実感なさすぎて、「それ、なんかのお話に使えないかなーって、今思ってますわー」とも言ってしまった。
 相手に苦笑された。当たり前か。


 そんなこんなで、もういろいろお腹いっぱいだから、ここから先は穏やかに行きたいなぁって。
 マジにマジに。

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『七月十二日』

Date: 2018/06/02(Sat) 14:44 [1353]

 5月に7月の話を書く。……そのこころは?

 『あの桜並木の下で』後期
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

○夜中 岩下家玄関

        玄関の引き戸がそっと開く。
        外から黒い影がひとつ。疲れたように入ってくる。
        街頭の明かりが薄暗くはあるが、玄関の中に光を落としていて、影は女性のものだとわかる。
        タイトスカートがまとわりついて、足が上げにくそうで。
        もたもたと動くのは、きっと靴音を立てないようにするためだろう。
        やっとのことでパンプスが脱げ、影はのっそりと玄関框を上がって、
        足音を立てないように廊下を進んでいく。



○同 同台所

        影はゆっくりとだが迷いなく台所に入っていく。
        夜中に暗い廊下を歩くことに慣れているのだろう。
        台所に入って数歩歩き、これも迷いなく腕を上げて、電灯のスイッチひもをカチカチカチと3回引く。
        電灯は蛍光灯。ひもを3回引かれたため、即座に常夜灯が点いた。
        薄暗い黄色い光が台所を満たし、柳原秋子(やなぎはらしゅうこ)の姿が浮かび上がる。
        秋子は疲れたように、自分の椅子に腰を下ろす。
        (この台所はやや狭いので、家族いっしょに食事をする際には使われず、
         居間に置いてある大きめの円形ちゃぶ台が使われるが、
         秋子と貴子、あるいはそのどちらかだけの場合は台所のダイニングテーブルで
         食べることが多い。理由は「いちいち運ぶのめんどくさい」から)

        秋子、蝿帳を取ろうとして、B5サイズくらいの紙が
        たてかけてある(横置き)ことに気がついた。



 秋子   (紙を手に取って、それがメモだと気がつく)……あら?
      (常夜灯の中で書いてある内容を読もうとしたが、やはりそれは無理で。
       中腰に立って電灯のひもを3回引き、円を描いた蛍光灯の内側だけが灯る)
      ……あ。



        台所が明るくなって、まず目に飛び込んできたのは、蝿帳を被せられた食膳だが、
        整然と並べられたどの皿にも食べられるものは乗っていず、やはり紙が置かれている。
        蝿帳を取り除いたあと、秋子は驚いて紙の乗った食膳を見ていたが、
        ややあって電灯を点けた理由を思い出し、手に持ったメモ紙に視線を落とす。
        貴子の字で書かれている。




 メモ   『おかえり。
       遅くまで大変だろうけど、
       今しばらくおつきあい頂きたく。
       まずは、飯椀からどうぞ。』



        書かれている通りに、飯椀の上に乗った小さな厚紙のカードを開く。
        カードいっぱいに書かれたたどたどしい文字が目に飛び込んできて、
        それは春花からのカードだと気がつく。



 カードA 『おかあさん
       おかえりなさい
       おたんじょうび
       おめでとう』



        カードの一番下に小さく貴子の字で『次は汁椀にどうぞ』と書かれている。
        その通りに汁椀に斜めに置いてあるカードを手に取る。
        中には貴秋と友秋のよく似た字が並んでいる。



 カードB 『いつも遅くまでお仕事お疲れさまです。
       でも、あまり無理をしないで下さい。(ここまでが貴秋の字)
       おなかがすいてるでしょ。
       たくさん食べて元気出して下さい。(ここまでが友秋の字)』



        カードの下の余白に貴子の字で『メインディッシュをどうぞ』と書かれている。
        皿の上にはちょっといい紙の洋封筒置かれている。
        手にとって裏返すと、封緘に『HappyBirthday』のシール。
        そっと開けると、厚紙の二つ折りメッセージカードが入っている。
        取り出して開くと、オルゴールが『HappyBirthday to You』が流れる。
        そしてカードには、友則の字で……



 カードC 『秋子くん
       誕生日おめでとう。』


 秋子   あ………(じわ…と涙があふれて…)



        三枚のカードと一枚のをきゅっと胸に抱え、しばし無言で涙をあふれさせたのち、
        手つかずのもう一皿……デザートグラスに入れてある、折りたたんだメモを
        手にとって開く。貴子の字で書かれている。



 カードD 『おつきあいいただきありがとう。
       子供ら発案の趣向はいかがでしたか?
       ご飯は戸棚の中のおひつに、他は冷蔵庫に入れてるから
       悪いけど、自分であっためて食べて。
       
       じゃ、あらためて
       ハッピーバースデー。』



 秋子   ……ふふ……悪知恵を付けたのは誰かしらね。



        微笑んでから涙を拭き、席を立って冷蔵庫を開ける。
        確かに、自分の分と思われるお総菜等が、それぞれの皿に盛られ、
        ラップをかけられて整然と並んでいる。
        それらを取り出し、温めるものは電子レンジにいれて、スイッチを入れ、
        戸棚のおひつを出そうと振り返る。



 秋子   っっ……!!(不意を突かれて文字通り飛び上がり)


 貴子   おかえり。
      ……てか、そんなにびっくりしないでいいじゃない。


 秋子   (手で胸を押さえてほーっとため息をつく)……ごめんなさい。
      でも、いきなり後ろに立ってたら、誰でも驚くわよ?


 貴子   (肩をすくめて)すみませんね、足音がしなくて(戸棚からおひつを出す)


 秋子   こっちこそ音がしないように入ってきたのに、よくわかったわね。
      まだ起きてたの?


 貴子   うんそう。今の時期くらいからは、夜の方が暑くなくて作業がはかどるし。
      そろそろ戻るかなって思ってたら、家の前に車が止まった音がしたから、
      ビンゴ! って出てきたの。
      ご飯、あたためなくていいの? なんならおにぎりにするわよ?


 秋子   ……そうね、あたためなくていいから、おにぎりが食べたいわね。
      塩と……のりを巻いて頂戴。味付けのりがいいわ。


 貴子   はいはい。今日は素直ねぇ……明日雪でも降るのかしら?
      (おにぎりの準備を始める)


 秋子   七月に? それは世界的なニュースになるわねぇ。
      (レンジがチーンと鳴ったので、温めた総菜を取り出し、自分のところに並べる)


 貴子   ごめんねぇ。アンタが主役の日だっちゅーのに、ちびどもが揚げ物ばかりを
      所望しましてね。お祝い事ちゅーたら、すーぐにフライとかカツとか食べたがるよね、子供ってイキモノは。……あ、飲む?


 秋子   いいわね。つきあってくれるんでしょ?


 貴子   えええー……どうしよっかなー。


 秋子   このおかず、一人分にしては多い気がするけどどうなの?


 貴子   あーそれねー。余ったのも一緒に盛ったからそうなってるだけ。


 秋子   そう? じゃ、付き合って頂戴。
      (冷蔵庫から缶ビールを取り出し、冷凍室に入っているグラスも二つ出す)
      ……用意がいいこと。


 貴子   へ……へへへ……ま、まぁ寝る前にちょっくら晩酌でもしようかな……てかねぇ。


 秋子   じゃ、今日は店じまいなのね(二つのグラスにビールを注ぐ)


 貴子   (作ったおにぎりを並べた皿をテーブルに置きながら)
      ……ま、今日はそうしてもいいかね(自分の席に着く)



       きれいに注がれたビールのグラスをお互いに持ち。



 貴子   改めて……おめでと。いい一年とならんことを。


 秋子   ええ。お互いにね。



       二人同時に互いにグラスを捧げ合い、ゆっくりと飲む。



 貴子   さ、冷めちゃうから食べて。


 秋子   ええ。(手を合わせて)いただきます。


 貴子   (同じく手を合わせて)はいどぉぞ。



       秋子と貴子、めいめいに食べ始める。
       メニューは、一口カツ、エビフライ、唐揚げ。
       キュウリとタマネギとリンゴの入ったポテトサラダ(サニーレタス添え)
       スープは冷製ポタージュ。



 秋子   (ちょっと箸を休めて)明日はお休みを取ったから、晩は外食に出ましょうか。


 貴子   そうねぇ……それもいいけど、柳原邸のシェフに仕事させるってのもいいんじゃない?


 秋子   (ちょっと思案して)何が食べたいのかしら?


 貴子   いやぁ……とりたてて別に……そうねぇ……本格的な洋食……とか?
      カツレツなんかが魅力的よね。


 秋子   今日このメニューだったのに?(くすくす笑う)


 貴子   じゃぁ……中華……とか。


 秋子   却下。


 貴子   兄貴が嫌いだもんね。


 秋子   ええ。中華にするなら、三、四日前から謎かけしとかないと。


 貴子   春花をダシにすりゃいいのに。ブラザースとかも。


 秋子   もっと却下。


 貴子   デスヨネー。


 秋子   貴ちゃん。


 貴子   ん?


 秋子   ありがと。


 貴子   あん?


 秋子   一緒にご飯を食べてくれて。


 貴子   いつものことじゃない。


 秋子   じゃ、最初におめでとうって言ってくれて。


 貴子   んー……うん……まぁ(目があさっての方角に泳ぐ)


 秋子   ふふ……ホントに、ありがと。


 貴子   ……うん。



--------------------------------------------------------------------------------
 自分の誕生日に上げたかったんですけど、書こうとするたびに寝落ちて寝落ちて……んもぅ。

 タイトル『七月十二日』は秋子さんの誕生日。
 『秋子(しゅうこ)』なのに、秋生まれではありません。他のご兄姉は名前の季節に生まれたとのことですが。
 名前の話。

 『柳原秋子(やなぎはら しゅうこ)』

 完全に自画自賛なんですけど、自分のオリジナルキャラクターの中で、ダントツに綺麗な名前だと思ってます。
 感じのバランスもいいし、音も綺麗。こんな綺麗でいい名前のキャラってなかなか出てこない。
 人物に対するネーミングセンスはかなり良い方だと自負してますが、ここまで美しい名前は今のところ他にいません。
 岩下貴子もバランスのとれた良い名前ですが、こいつのバランスは柳原秋子と並べて完璧になる…という条件付きなのでww

 どこにでもいそうな、ぱっと見「奇をてらっていない」でも聞き心地が良くて忘れにくい名前というのは、本当に難しいなぁ…と思う今日この頃なのでした。


【拍手】ぱちぱち、ありがとうございます! >5/30

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『伝言。』1

Date: 2018/05/29(Tue) 07:10 [1351]

 もちろんこの人にも終焉の日は来る……。
 
 『あの桜並木の下で』時間外。さらに未来。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


 ――母が、自宅で倒れた。
   医者は、もうそんなに長くはないだろう、と診断を下した。
   父が逝ってから、小さくなってしまった母。
   それでも岩下の母として、祖母として、家族の中で大きな存在でありつづけた。
   その母が旅立つ日が、刻一刻と、確実に近づいてきている。
   私は母に、伝えなければならない言葉がある。
   あの人から託された言葉。
   しかし私は
   それを、思い出せない――



  ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

○柳原本邸敷地内。『あずまや』

       雨――。
       春花が“アトリエ”の窓から外を見ている。
       しかしその目は何も映していないようで。
       玄関がカラリと音を立て、ややあって岩下貴秋が顔を出す。



 貴秋   春花。
      どうする? 出社前に病院に寄るかい?


 春花   ……いいえ。必要ないわ。
      目が覚めないのでしょう?


 貴秋   連絡がないところをみると、たぶん……。


 春花   だったら、いい。
      様子を見に行って、その時にうっかり目が覚めたら、朝から兄妹連座で叱られるわ。
      兄さんもそれは嫌でしょ?


 貴秋   ……まぁね(苦笑する)
      しかし、本当にいいのかい? 主治医(先生)の話では、
      もしかしたら目が覚めずに逝く可能性もあると……。


 春花   それならそれで致し方ない。
      ………。
      母さんだって、お祖母さまの時は別として、お祖父さまと伯父さまが亡くなった時、
      仕事ではないけど、間に合わなかったという話ですもの。
      もし私が間に合わなかったとしても、それは柳原の人間の宿命なんでしょ。


 貴秋   ずいぶん厭世的だね。もしかしてまだあのことを気にしている?


 春花   そうかもしれない。でも、もしかしたら、思い出したくないのかもしれない。
      だって……


 貴秋   ………。



○春花モノローグ

 母に伝えなければならない言葉がある。あったはずだ。
 だが、それを思い出せない。
 思い出せないのはなぜなのか。どこに原因があるのか。
 伝言の主は私の叔母、そして母の義妹でもある岩下貴子、その人。
 私の最愛のひとでもある、その人。
 貴子叔母――貴ちゃん――の言葉を忘れてしまうなんて、あり得ない。そう思うと焦りがどんどん積もっていく。
 だがしかし、私は私を疑ってもいる。
 貴子叔母の伝言を、母に伝えたくないのではないか。だから思い出せないのではないか、と。



○前景『あずまや』

       ダイニングで貴秋がお茶を淹れている。
       春花は“アトリエ”の文机の前に、足を崩して座っている。



 貴秋   マスコミ対策も強化しないとな。


 春花   まだ足りない?


 貴秋   いや、その時がきたあとでは遅いということさ。


 春花   そうね。……今更ながらだけど、面倒な家よね。


 貴秋   だね。……まさか父さんの訃報までニュースになるとは思わなかった。


 春花   あのときばかりはうんざりしたわ。お父さんはただの模型屋のご隠居だったのにって。
      あれ、母さんがいなかったらどうなっていたでしょうねぇ。


 貴秋   ……今度はその母さんの番だからね。父さんの時のような面倒が起きないように、
      事前にマスコミ各社に情報を流した上で節度ある取材をするよう要請して、さらに
      要請を無視するようなら、それなりの対応はさせてもらうと釘は刺してある。
      それでも病院の周辺で嗅ぎ回ったり待機している連中が後を絶たないな。


 春花   毎日状況を流しているのに?
      ……まったく、仕事熱心ね。嫌になるわ。


 貴秋   (淹れたお茶を持ってきて、はるかに渡しながら)その理由は何かな?(目が笑う)


 春花   会長職を引き継いで、十年以上経っているのよ?
      私なんか眼中にもない感じが素敵よね。


 貴秋   やはりそっちのほうか(くつくつと笑う)


 春花   『巨星墜つ』――とか書かれちゃうのかしらねぇ。
      まったく、芸能人やスポーツ選手じゃないっての。


 貴秋   一般紙はともかく、経済関係の報道や出版は、しばらく賑やかだろう。
      面倒くさいが、そういう家だしそういう会社だ。
      私やトモはともかく、お前や春貴に何かあれば、やはりあちらさんたちは黙っちゃいない。


 春花   ……ところで、そのハルキはどうしているのかしら?


 貴秋   もう出社したことだろう。今はアイツのほうが、我々よりも忙しい立場だ。


 春花   見ていてまだヒヤヒヤすることは多いけれど、それなりになんとかやっている感じね。
      そろそろ私は引退してもいい頃かしらと思っているんですけど? 岩下さん。


 貴秋   前会長のようなことを言わないで下さい、会長。
      ……同じセリフを、十年ちょっと前に聞いたね。


 春花   あらそう……(肩をすくめる)


 貴秋   そんなに嫌な顔をするものではないよ。
      母さんとお前は、よく似ている。


 春花   ………(渋面になる)


 貴秋   さ、飲んだら行こうか。


 春花   ええ。片付けるから、車を回して頂戴。


 貴秋   承知いたしました、会長。



   ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


○岩下家本宅 縁側

       岩下友秋がドスドスと縁側を歩いてくる。
       口の周りに髭を蓄え、かつての父親そっくりな容貌になっている。
       縁側に転がっている春花を見つけて近づく。



 友秋   ……ん?
      おい、会社はどうした? というか、ここはお前の自宅じゃないだろ。


 春花   ……実家には違いないわ……。


 友秋   こんなところでだらしなく寝転がってるくらいなら、病院に行ってウチのと交代しろ。
      俺たちばかりに母さんの世話を押しつけやがって。


 春花   義姉さんには、いつも申し訳なくおもってます……。


 友秋   ……世話まではしなくても、見舞いくらいには行けよな。
      一昨日、目が覚めたぞ、母さんの。


 春花   ……うん……。


 友秋   ………。
      おい、どこか悪いのか? ずいぶんとしおらしいが。


 春花   そうでもない……と、思う。


 友秋   タカはどうした?


 春花   会社……私は追い出されたのよ。仕事にならないから、家に戻れって……。


 友秋   じゃ、柳原(自分)の家に戻れよ。
      お前の大好きな『あずまや』はあっちだろ。
      ウチのこんなところに寝っ転がってられたら邪魔でしょうがないぞ。


 春花   トモ兄……。


 友秋   ああ?


 春花   (怠惰に手招きして)


 友秋   (転がっている春花の横に腰掛ける)


 春花   ……頭、撫でてよ……。


 友秋   はぁっ!?


 春花   子供の頃、よく撫でてくれてたじゃない……。
      あたし、トモ兄の手、好きだったなあ……。


 友秋   おまえなぁ、自分がいくつだと思ってるんだ!?
      もういい年のおばさんだろ!


 春花   ……高齢者にさしかかってるわね……でもそんなの、関係ない……。


 友秋   ……(頭をガリガリと掻いて)おーまーえーなぁ……いくらここが、日当たりよくて
      あったかいと言ってもだな、あったかすぎて脳みそまで煮えちゃったか!? ん?
      (言いながら、春花の頭をごしごし撫でる)


 春花   ………(ころん、と仰向けになって、友秋を見上げる)
      ……そういうトモ兄の、ぶっきらぼうにしてるけど優しいとこ、好きよ……――


 友秋   ……お前な……(春花を覗き込む)


 春花   ――あ……。


 友秋   ん? なんだ?



       友秋の顔を見上げる春花の目が、みるみるうちに大きく見開かれる。



 春花   ……忘れてた……


 友秋   ん?


 春花   トモ兄、もともと、貴ちゃんに似てたって……。


 友秋   んあ? ……ああ、そう言えば……


 春花   ………(友秋の顔を見上げたまま)


 友秋   ………。


 春花   ――母さんのところに、行かなくちゃ……。


 友秋   お? ……おう……。
      なるべく早く、見舞いに行ってやれ。それだけでいいから。


 春花   うん……。



   ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇



○柳原グループが経営する総合病院 秋子の病個室

       老いた秋子が眠っている。
       窓が開いているのか、カーテンがかすかに揺れている。
       カーテンをすり抜けた風は、病室に飾られた花を揺らした。


 声    ――ら……



       声に反応して、秋子のまぶたがかすかに動く。



 声    ――ら……



       秋子のまぶたがゆっくりと持ち上がる。
       視界にはぼんやりとした影。
       誰かが覗き込んでいることを知覚する。



 声    ――ら……


 秋子   ……貴……ちゃん……?


 声    いいえ……私よ。


 秋子   (ああ、と得心して)……春花。


 声    ええ。
      おはよう、お母さん。


 秋子   会社は、どうしたの?



       秋子の目が開いた。



 春花   今日は、お休みなの。


 秋子   日曜なの?


 春花   ううん。創立記念日よ。


 秋子   ああ……そう。もう、そんな頃なのね。


 春花   ええ。
      ……お母さん、私、お母さんに伝えないといけないことがあるの。


 秋子   ……なに?


 春花   やっと思い出したの。
      ずいぶん昔にね、伝言を預かっていたの。今まで忘れていて、ごめんなさいね。


 秋子   (小さくため息をついて)……いつもながら、詰めが甘いわね。


 春花   そうね。ごめんなさい。


 秋子   (かすかに微笑んで)……なぁに? そんなにしおらしいなんて。
      何か失敗でもしたの?


 春花   お母さん。


 秋子   なぁに……?


 春花   貴ちゃんからの伝言……


 秋子   貴ちゃんから……?


 春花   ええ。貴ちゃんから。


 秋子   ……(ゆっくりと肯いて)おねがい…。


 春花   あのね――……



     ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

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『伝言。』2

Date: 2018/05/29(Tue) 07:08 [1350]

○岩下家本宅の縁側

       ぽかぽかとあたたかい秋の縁側。
       長そでTシャツにジーンズ姿の貴子が、タバコを燻らせている。
       貴子の傍らには座布団が敷いてあり、その上には赤ん坊の春花が寝ている。
       春花の腹にはタオルケット。
       貴子はいちおう風向きを気にしながら、それに向かって煙をぷーと吹き出している。



 貴子   いーい天気だねぇ……。



       空を見上げる貴子。屋根のひさしごしに、秋色の青空が広がっている。



 貴子   ………。


       貴子が視線を下げ自分の傍らに寝ている春花を見ると、春花の目が覚めていて
       貴子をじっと見上げている。
       貴子はそれをしばらく見つめる。
       やがて、貴子の目がフッと笑う。それは、かつて見せたことがないほどの
       やさしさで満ちあふれている。


 貴子   ……春花……。



 貴子   ……春花。
      もしアンタが憶えていてくれたなら、いつか伝えてほしい。
      アンタの母さんに……。



       フ…っと自嘲的に口の端だけで笑って、視線を空に投げ、やがて戻し、庭の隅々まで
       つぶさに見ていく。
       夏の名残がそこかしこに残っているが、日差しはそろそろ柔らかい。



 貴子   ……アンタの母さんに感謝してる。
      こんな欠陥だらけの家に来てくれて。アタシを兄貴に縫い止めてくれて。
      アンタのn母さんがいたから、アタシはまた兄貴と家族になれた。
      ……アタシの心は、とうにこの家から離れてたんだ。それをまた引き戻してくれたのが、アンタの母さんだったんだよ。
      だのにねぇ……さらに新しい家族を三人もくれて。カミサマみたいな人だよねぇ。
      カミサマなんていないんだって、父さんが死んじゃったときに思ったんだけど、間違いだったよ。
      カミサマはいる。……間違いなくいるんだ……。



       貴子は自分の両腕を支柱にして体を支え、春花をじっと見つめる。
       春花の目が貴子をまっすぐ見ている。
       ややあって……



 貴子   (いひひひ…といつもの歪んだ笑み)……なんてね。
      数ヶ月の赤子に何言ってんだかねぇ。
      (上体を起こして「へへん」と鼻でわらい)ヤキが回ったかね。馬鹿馬鹿し(一口大きくたばこを吸う)



       縁側に秋の風がさぁっと流れ、それに乗った紫煙がふわぁっと空に舞い上がる。



 貴子   ああああ、いかんいかん(はらはら降る灰を、春花にかからないよう、手で空気を搔く)



     ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇



○現在 前景 秋子の病個室 秋子 春花

       ベッドの上に横たわり、目を伏せた秋子。
       そのベッド横の椅子に座って静かに話をする春花。
       秋子がうっすらとまぶたを開け、とろりと目線を春花に向けてうっすらと笑い。



 秋子   ……そう……でもちょっと眉唾ものね。


 春花   そう言うと思いました(肩をすくめてみせる)


 秋子   でもきっと……真実でしょうね。
      ……そう……神さま……そう……(口の端が上がり、ふふ、と微笑む)


 春花   お母さん?


 秋子   奇遇ね……


 春花   ………。


 秋子   お互いに同じことを相手に抱いていたなんて。


 春花   お母さん……。


 秋子   貴ちゃんがいなかったら……たぶん私は、ここまで来れなかった。
      私にとっての神さまは貴ちゃん。
      神さまはね、春花……手が届かない存在なのよ。
      だから……



       秋子、ゆっくりと春花に手をさしのべる。



 秋子   (春花の頬に触れて)あなたたちが……とても羨ましかった……



       秋子、春花の頬を数度、指先で撫でる。
       春花は頬で、母の老いて堅くなった指を感じた。



 秋子   (両手を胸の上で重ね)……お父さんと……貴ちゃんにまた、会いたいわ。
       きっと、楽しいでしょう……ね。



       秋子、ふーっと深呼吸のような息をしたのち、まぶたを閉じる。
       少し、口元が微笑んでいて。



 春花   お母さん?
      ………。



       春花、ナースコールのボタンを押す。
       すぐに応答があり、それに対して「すぐに来てください」と答える。
       それから秋子の手に自分の手を重ねて、きゅ、と力を込める。
       春花の耳に、急ぎ近づいてくる足音が聞こえる。



◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

○二週間後 火葬場 春花、貴秋、友秋

       火葬場の控え室。
       座卓に春花と貴秋と友秋。やや遠くに友秋の家族と春貴。



 友秋   ……母さんも逝くんだなぁ。


 春花   トモ兄、ずーっとそればっかりね。


 貴秋   それだけ母さんの存在が大きいってことだよ。


 友秋   ……正直、親父の時ほどはショックはない。


 春花   ……私は逆かなぁ。お父さんの時の方がそうでもなかった。
      タカ兄は?


 貴秋   僕は……どちらも同じくらいかな。
      ……そうだな……僕がしっかりしないと……とばかり。


 友・春  ……さすが長男。


 貴秋   何はともあれ、母さんを『岩下秋子』で送ってやれたのは良かったと思う。


 春花   そうね……でも社葬はそういうわけにはいかないわ。
      そこは本人は不本意でしょうけど、まぁ仕方ないわよね。


 友秋   そこんとこは、ちゃんとメリハリする人だから、大丈夫だろ。
      まぁ何はともあれ、あとは骨拾って初七日の取り上げか……。ああ、おまえら、今日は泊まっていけ。な。


 春花   ……あらトモ兄、めずらしく優しいわね。明日雪でも降るのかしら?


 友秋   わーった。じゃ、春花だけ帰れ。タカとハルキは泊まりに来い。
      どのみち明日あさっては、近所の弔問が絶えないだろうから、手伝ってくれると助かる。
      春花は手伝わなくていいぞ。


 春花   あ。ひっどい! トモ兄のいじわる!!


 貴秋   今のは春花が良くないよ。
      トモも、春花にポンポン言いすぎだ。


 友・春  ………。


 貴秋   ん? なんだい? 二人とも。


 友秋   ……いや……(春花に)なぁ。


 春花   うん。お父さんかと思った。


 貴秋   え?


 友秋   親父にしては物腰が柔らかいが、しかし親父みたいだった。
      いつの間にか声がそっくりになってるな、兄貴。


 貴秋   ……そ……そうかい?


 春花   顔はトモ兄のほうがお父さんみたいなのにねぇ。
      もしかして、タカ兄もひげを生やしたら、お父さんみたいな顔になるのかしら?
      条件が一緒ならそうなるわよね。双子なんだし。兄さんたち、一卵性でしょ?


 友秋   ……にしては、似てないけどな、俺たち。


 春花   んー……顔の作り自体は同じなんだけど、雰囲気が違うのよね(しげしげと兄たちを見る)



       そこへ、火葬場の職員が来て「そろそろご準備を」と言った。
       貴秋、友秋、春花、そしてほかの家族も立ち上がる。



 友秋   じゃ、行きますか。
      兄貴、喪主からお先にどうぞ。


 貴秋   ああ。さてもうひと踏ん張りだね。


 春花   さて……これが終わったら、私の番ね。


 貴秋   うん、社葬は頼むよ。


 春花   はぁい……(ため息ひとつ)ここまでは、ちょっとのんびりさせてもらうわぁ。


 友秋   がんばれ。柳原グループ総裁(ひひん、と笑う)



       兄弟妹たちはそれぞれの思いを抱きながら、呼ばれた部屋に歩いて行く。
       ひとつの区切りを経て、さらなる未来へと歩いていくかのように。



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 本家サイト公開時には、加筆があると思います……てか、確実に「ある」わ。←
 無敵母の葬儀の時に痛感したのが、姉の存在でした。
 姉がいたからなんとかかんとかやり遂げられたと思います。
 
 ウチの無敵母が亡くなった時の話ですが、密葬ののち四十九日過ぎたくらいに、市民会館に相当する施設の小ホールで「お別れの会」を開きました。ウチの市で、ただの一般市民がんなことしたのは、後にも先にもウチだけじゃなかろうか。それをやらざるを得なかった理由というのもあったわけですが(主に交友関係の広さで)、姉はデザイナー、ちびはイベント屋…ということもあったからできたことでしょう。
 ……まぁ、巻き込まれた友人一同、全員ヒドイ目に遭わされてましたが。←
 でも、二段階でやるって、気持ち的に楽ではあるな、というのも正直な感想でした。さすがにもう次やる機会なんてないけどもよ。←
 自分の葬儀はさすがに人任せだもんね。てかもう経も要らないから、とっとと焼いてそのまま産廃処理しちゃって…ってのが、心底からの本音だったりします(ぇー。

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『ひうがししょぉ と ひぶりがた』02

Date: 2018/05/26(Sat) 03:36 [1349]

『ひうがししょぉ と ひぶりがた』
プロローグの後日談。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

○ヒナセ基地 〇九三〇 司令官執務室 カワチ、鳳翔、電、赤城、妙高、隼鷹、長門。

       朝礼中。
       ヒナセが本日のスケジュールを述べている。
       妙高型は本来全員参加なのだが、さらに三名入室すると狭い室内の密度が高くなりすぎて
       暑苦しいので、妙高を通じて話を聞いている。基本は妙高が代表で出席するが、
       日によっては意見具申したい姉妹の誰かが代わりに出ていることも多い。
       共鳴艦同士はこういうところが実に便利である。



 ヒナセ   えー、本日のスケジュールだけど、秘書艦業務はいつものメンバーと隼鷹。
 隼鷹    へいよ。

 (パタパタと何かの足音)

 ヒナセ   外組は、これもいつものメンバー……なんだけど、そろそろ豆類の収穫があるので……。
       日向。これをよろしく。
 日向    了解した。(妙高に)那智を補佐にしていいか?

 (パタパタと何かの足音)

 妙高    (ちょっと小首をかしげて何かを聞いた風で)いいそうです。
 日向    うむ。では作業には二班を使おう。第二倉庫から器具を人数分出しておいてくれ。
 妙高    了解しました……とのことです。

 (パタパタと何かの足音)

 ヒナセ   じゃ、次。長門は今日は第七区画の整備ね。補佐には足柄と羽黒。
       一班と三班使っていいから。

 (パタパタと何かの足音)

 長門    (なにやらそわそわして)……う……うむ。わかった(ちら、ちら、と足下を見ている)
 ヒナセ   長門、気を散らせないで。
 長門    わ……わかった(やはりそわそわしている)
 ヒナセ   (長門を見てため息をつく)
 カワチ   (苦笑して)司令官、これは何かの訓練ですかな?
 ヒナセ   ……そういうワケじゃないよ。

 (パタパタと何かの足音)

 ヒナセ   ~~~……あーもう日向!
 日向    なんだ?
 ヒナセ   それ、なんでミーティングに連れてくんの?



       ヒナセが指さした方にいるのは、海防艦・日振と大東。
       ヒナセの咎める声に、日振と大東は日向の足に隠れた。



 日向    目を離すと、何をするかわからないからな。
 ヒナセ   じゃ、せめてリード付けて、リード!
 日向    ああ、リードはお互いに反対方向に走ったり、リード自体が絡まったりして
       ちょっと危なくてな。
 ヒナセ   じゃ、いつもみたいにカゴに入れて背負っといてよ。
       ここだって安全とはいえないんだから~~~~~って言ってる端からっっ!!!



       大東が書類棚によじ登っている。



 カワチ   おっと、こっちも……



       司令官デスクの上の湯飲みに手を伸ばそうとしていた日振をひょっと捕まえる。



 ヒナセ   ……変だなぁ。海防艦って国境警備や掃海任務が主だから、形(なり)は小さくても
       そこそこ大人びてたりするもんなんだけど、この子らどう見ても幼児だよねぇ。
 カワチ   ヒナセ。君、もしかして成艦になってない海防艦を引き受けてきたのではないだろうね?
 ヒナセ   ……へ? ま……まさか……。
 カワチ   姫提督のことだ。艦政本部からちょっと不具合が出た海防艦を押しつけられた可能性は高いぞ。
       そして君は海防艦をほぼ見たことがないだろう?
       この子たち、海防艦にしてもちょっと小さいしな。
       なにかワケがあって成艦になる前に建造槽から出した可能性は高いな。 
 ヒナセ   ~~~~(絶句する)



       そうこう話している間も、ちょろちょろと執務室をうろつく海防艦たち。
       そしてとうとうヒナセの執務椅子に気がついて、それに二人でよじ登ろうとする。



 電     はわわわ……そこはいけないのです。司令官さんの椅子なのです。
 カワチ   日向、妙高。



       日向と妙高、日振と大東を椅子から下すため抱きかかえようとするが、
       日振型たちはアームレストにしがみついて、てこでも動かない。



 カワチ   ……ふむ。
       ではこうするとしようか。
       (日振型たちに)君たちはこの部屋に来た際には、その椅子に座っておとなしくしなければならないよ。
       それができないなら、この部屋に入ってはいけない。
 ヒナセ   ちょっとカワチ! 私は置き去りか!?
 カワチ   (ヒナセにウインクして、日振型をまた見る)さ、どっちがいい?



       日振と大東、顔を見合わせて……



     ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


○ヒナセ基地 一一〇〇司令官執務室

       窓辺に司令官の執務椅子。
       その上には日振と大東がすやすやと寝ている。
       ヒナセは丸椅子に座ってデスクについているが、
       いつもと違う高さで非常に仕事がしにくそう。



 鳳翔    (ヒナセにお茶を出しつつ)ご一服なさってください。
 ヒナセ   ああ、ありがとうございます。



       ヒナセ、お茶を取り上げて一口飲んだまでは良かったが、うっかりいつもの癖で
       背を後ろに預けてしまい、盛大に椅子から転げ落ちる。



 ヒナセ   わぁっ!
 カワチ   (駆け寄って)だから私の椅子を使い給えと、言ったんだ。
 ヒナセ   ……それはヤダ。
 カワチ   なぜ?
 ヒナセ   自分以外の匂いがするの、やなんだもん。
 カワチ   ……は?
 ヒナセ   レーコさんの香水……酔う。
 カワチ   は!? (思わず赤面する)
 ヒナセ   ……ったく、艦娘に甘い自分が恨めしいよ……。



       人間たちの騒ぎもモノとせず、すうすうと眠り続ける日振型たち。
       初夏の空の下、菜園では日向がのびのびと農作業をしている。


       ……今日もヒナセ基地は平和です。

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『ひうがししょぉ と ひぶりがた』

Date: 2018/05/24(Thu) 04:21 [1348]

『ひうがししょぉとひぶりがた』


○鹿屋基地 外部提督用艦娘控え室  日向、鳳翔、電

       室内には日向と鳳翔と電のみ。
       どうやら今回の出張には、この三名がお供のようである。
       しかし日向とはめずらしい。
       日向は物珍しそうに室内を見回している。



 鳳翔   なにか思い出されましたか?
 日向   ……いや。特にこれといっては何も。
      鳳翔、この手の部屋はどこの基地や鎮守府でもこんな感じなのか?
 鳳翔   ええ……そうですね。どこも似たようなものだと思います。
      ……と言っても、私もそんなには知りませんけども。
 日向   そうか――



       扉からぺちゃぺちゃ、と控えめな音



 日向   ――と、なんだ?(扉の方に行く)
 鳳翔   (それを止めるように)……あ、日向さん待っ……



       鳳翔とっさに日向を追う。
       しかし間に合わなかった。日向は無頓着に扉を開ける。
       ※本来ならば、艦娘しか在室していない時は、各扉に付けてあるモニターで
       誰が来たかを確認して、さらに自分の提督以外は扉を開けてはならない
       (情報漏洩防止のために、所属提督以外とはむやみに接触してはいけない)
       しかしヒナセ基地の日向は過去に頭半分以上吹き飛んで『壊れている』ので、
       こういった基本的な情報すら喪失しているらしく、
       日常生活でもこんなことがたびたび起こっている。
       この日向は本来ならば資材化されるレベルの状態であるといえる※



○同 同部屋の外廊下から

       扉が開いて日向が見える。
       カメラは斜め下、日向の腰付近の高さから日向を見上げている。
       日向越しに、困った顔の鳳翔と電が見える。



 日向   ……これは……??




        ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇



○同 アサカのオフィス アサカ、ヒナセ

       アサカのオフィスでいつものお仕事(報告書提出などなど)
       アサカが受け取った書類に目を通し終えたらしいところ。



 アサカ  (脇の書類トレーに分厚いレポートを置きながら)
      ところで、いつもいつものお話だけど、ちょっと預かってほしい艦があるの。
 ヒナセ  (うんざりした顔で)あー……はいはい。今度は何です?
 アサカ  ……というか、ゆくゆくはあなたの基地に正式配属したいから、そのお試しで
      様子を見てほしい、というところね。
 ヒナセ  ……は? ウチは今、所属艦については過不足ないどころか、ちょっと多い
      くらいだと思っているんですが?
 アサカ  数はね。でもバランスが―――



       アサカのデスク上にある内線電話がいきなり鳴り始める。



 アサカ  (ヒナセに構わず受話器を取る)はいアサカ――……はい、はい……はい?
 ヒナセ  ?
 アサカ  ……そう、分かったわ。ありがとう。では……(受話器を置く)
      (ヒナセを見て)悪いのだけどあなた、自分の仮オフィスで待機していて頂戴。
 ヒナセ  はぁ。
 アサカ  ちょっと出てきます……その前に、日向を見せてもらえる?
 ヒナセ  急ぎではないんで?
 アサカ  急ぎと言えば急ぎだけど、慌てる必要はない程度の急ぎね。
      日向を見るくらいの余裕はあります(立ち上がりながら、デスクの引き出しから
      大きめのクッキー缶を出す)



        ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇



○同 外部提督用艦娘控え室前 ヒナセ、アサカ

       ヒナセはノックもせずに扉を開けて中に入った。
       アサカも後ろからそのまま内部へ。


○同 同内部

 ヒナセ  ただいまー……って
      (日向が抱えているモノを見て)なんだそれ!!
 日向   (困惑しきった顔で)……いや、私の方が知りたいんだが……。



       アサカが日向を見て、ぷ、と笑う。



 アサカ  あら、ちょうど良かった。今からその子たちを探しに行こうと思ってたのよ。
 ヒナセ  ……て、なんですか、これ! もしかしてさっきの内線……。
 アサカ  ええそう。海防艦は知っているでしょ?
      日振と大東よ。
      日向に懐いているようだから、このままお願いするわね。ヒナセ提督。
      (にっこりと笑う)
 ヒナセ  ……て、これ、次長が仕組んだことじゃないでしょうねぇ。
 アサカ  まさか。偶然よ、偶然。
      何にしても手間が省けて助かったわ(珍しくころころ笑う)
 ヒナセ  ~~~~~~………(絶句する)



       日向の小脇に抱えられた海防艦は、じたじたしながらめいめいに
       「ししょぉ」「ししょぉー」と日向を呼んでいる。
       日向はどうしていいか分からず途方に暮れ、
       鳳翔、電も対応に困った顔をするのみで……。


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『ひうがししょぉ と ひぶりがた』
 実は、海防艦の日振型をひと目見た時からあっためてました。
 でも、冬イベに参加しなかったので、日振型はウチには来なかったのです。
 来なけりゃ性格とか分からないので、さてどうするかなぁ…という感じで。
 完全にあっため期間に突入してこのまま日の目を見ないんじゃないかと思ってましたが、現在進行中の春のミニイベントは、2-4 で日振が、5-5 で大東がドロップするってぇことなので、せっせと周回してます。
 先週末にめでたく日振がドロップして「やっぱ日振型めっちゃかわいいぃぃぃぃぃ!!」となりましてのぅ。そろそろ体調も戻ってきているので、アナログの鉛筆ラフでつらつら一枚絵を描いてしまったからさぁ大変。
 東方「めーさく」ですら幼児マンガを描いちゃう程度には子供が好きと言いますが、子供に振り回される大人も好きなので、『ひうがししょぉ と ひぶりがた』は、元から敷かれていたレールにただ乗っかっただけ…という気がしてなりませんwwww
 巨大家庭菜園を運営しているヒナセ基地ならではの、愉快な話がぼちぼちと描けたら楽しいだろうなぁ…と、思います。
 うひひひw

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『こころ まにまに』

Date: 2018/05/23(Wed) 06:09 [1347]

めずらしいこともあるもんだと思ったら…。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

てーとくー。
……ちょっといいすか?


ん? なに?


えーっと……いやーあ。


……ふむ。
鳳翔さん、デン。ちょっと外していただけますか?


了解いたしました。
はいなのです。


………。


………。


……で、なに? 隼鷹。
君が改まって私に話をしにくるなんて、めずらしいね。
いつも一線引いて、必要以上には近づいてこないのに。


……てーとくの、そういう歯に衣着せないところ、アタシゃー嫌いじゃないですっけどね。


………。


ひひひ。


………。


………。


悪いけど、お茶、淹れてくれないかな。


……へ?


めずらしくさ、鳳翔さんがお茶淹れずに出て行っちゃったからね。


ああ……へいへい。
じゃ、淹れますかねぇ。鳳翔さんみたく美味しかぁねーっすよ?


期待していないからいいよ。


あ。ひどい。


お茶淹れてる間に、喋りたくなるでしょ。だから。


……へへ……お見通しか。


(肩をすくめる)


(茶棚のところへ行き)……えーっと……お茶っ葉、なんでもいいですかー?


分かるようだったら、玄米茶にして。それなら誰が淹れても、よほどじゃない限り不味くならないから。


……ち……へぇい。


お茶っ葉は心持ち少なめにね。失敗するときって、たいがいお茶っ葉入れすぎてんだよね、みんな。……もちろん私もね。


……なるほど。(ヒナセに)りょーかいしましたー。


湯飲みは適当でいいよ。


いやいやーてーとくのお湯飲みくらい知ってまさぁね。


そ。


千鳥のついた緑のヤツでしょ。


うん。それ。
……よくできました。


聞こえてますよー。


艦娘だからね。


……聞こえるように言ったんかい……。


んにゃ。そういうわけでもない。


……ち。


(ふ、とかすかに鼻で笑い、読んでいた書類をまとめると、トレーの上にそろえて置く。
 胸ポケットから小さな手帳を取り出してぱらぱらとページをめくる)


お待たせしましたーぁ。不味くても文句言わないでくださいよ。


ありがとう(出された湯飲みを取って)君もどうぞ? (茶を飲む)


あ。はいありがとうございます(一礼して飲み始める)


……で、どっちの話? カワチ? それとも武蔵?


ぶっ……。


ふむ。
予想は合ってたか。


……よくお分かりで。


まぁね。君がわざわざ来て、切り出しにくい話の関係者って、カワチか武蔵かしか思いつかない。


あ、そすか。


……で、どっちなの?


うーん……どっちでもないと言えばどっちでもないし、どっちもといえばどっちも……って感じですかねぇ。


……んー?


ヒナセ提督に訊く話でもない気もするし、じゃ、ほかの誰かに訊いて分かる話でもなさそうだし。


んー……煮え切らないなぁ。
そんなに話しづらいなら単語を並べるだけでもいいよ。


あー……いえいえ。
そーねぇ……なんつーかですねぇ。まぁ、その……武蔵のことなんすけど。


ふむ。武蔵ね……あ、メモ取っていい?


あーはいはいお好きにどうぞ。


(鉛筆を取り上げる)いつでもどうぞ。


いやーねぇ、武蔵がどうこうって話じゃなくて、アタシ自身のことなんすけどねぇ……。


ん? 君自身?


ええ。なんつーかその……武蔵……あーもう面倒だなー。ちびでいいや。
ちびって、アタシから見て子供なんすよ。


……(話の真意がよく掴めなかった)……そりゃ君は、私とほぼ同い年でしょ。生まれてやっと二年になろうかっていう武蔵なんて、君から見れば赤子同然でしょ?


あ、いやそうじゃなくて。アタシはあいつの養育艦じゃないですか。つまりは育ての親みたいなモンでしょ。だから、アイツはアタシの子供なんすよ。


ああ、そういうことか。……で?


そんなちびとね、ああいうことになってからこっち、なんつーかさー、こう……このあたりにね……モヤモヤ~~っとさ。


「もやもや~~っとなんか」?


そそ。こうね……モヤモヤ~~~って。
一緒にいるときにはあんまし感じないってぇか……いや、モヤモヤ~~ってしてるときもあるんですけど。どっちかってぇと、アイツがいない時ちゅーか……そーねぇ……遠征に出してる時ちゅーかですね……。


ああ、基地にいない時ね。心配性だね。
でも武蔵だけ出す時ってごくごく近距離遠征の護衛で出すだけだから、いないと言っても長くて丸一日……実質二日間くらいだし、出てくる敵もそんなに強くないじゃない。それでも?


(情けない顔で肯き)
こういうの、初めてで、なーんか気持ち悪いっていうか……。
この「なんか」の正体がわかんないんすよ。


……それは……武蔵のことが『好き』なのでは?


んんんー~~~~………そーゆーのともちょーっと違う気がするんですよねぇ。
好きっちゅーのはさ、妙高型の次女と三女みたいになるんじゃないんすか?


……ははぁ……なるほど。


わかりますんで?


や。
君が相談相手を完璧に間違っていることだけが分かった。


……あ~~~~……やっぱり……。


うん。ごめん。
その手の話、私はゼンッゼン分かんない。
……ていうかさ、なんでカワチに相談しないの?
こいうのは、彼女の方が断然詳しいよ。たぶん。


……いやーぁねぇ……話をすれば、きっと親身になってくれそうですし、それなりに有益な話もしてくれそうですけど、なーんかねぇ……こういう方面では特に胡散臭い感じがするんすよねぇ、ウチの旦那。


特にどころか、存在自体がかなり胡散臭い人だけどねぇレーコさんは。
……というか、面白いね。


はい?


君、『ウチの旦那』って言うよね。カワチのこと。


そりゃー、ご主人ですし?
……厳密には違いますけども。


そうね。君はあくまでもこの基地の専任艦だ。


カワチ提督に預けた人はどなたでしたっけ?


私だね。


仮とはいえ仕えている提督ですからね。


誰がその言葉を教えたの?


さてねぇ。忘れちまいましたよ。
ずーっと男の提督にばーっか仕えてたし。だからじゃないすか?
そういや、江戸っ子家系だっていう提督がいたような……。


ふむ。そういうものかな。
それとも長く生きてるからか。なんにせよ、面白い(メモを取る)


(肩をすくめる)


モヤモヤの元はたぶん『好き』って感情と「でもアイツは自分の子供みたいなものだし」ってのがせめぎ合ってるんだと思うな。
それも面白い。


面白がらないでくれます?


いやぁ。
君らの感情や行動は、元はプログラムだ。知ってると思うしさんざん言われて来たろうからはっきり言うけど、君らは歴とした工業製品で、建造直後の状態は、同じ名前の艦(ふね)なら寸分の違いも無い状態なんだ。
だけどね、長く稼動している艦……それも、数多くの提督を渡り歩いている君のような艦は、初期化を何度も受けているにも関わらず、人間に近い感情を持ったり行動をしたりするようになる。
記録としては知っていたけど、実際自分の目の前でこうして実例を見ることになるとはね。


やだなーこの人ってば。ゼンッゼン悪びれずにイヤなことガッツリ言いますよねぇ。


うん。そういう物言いとかもね、他の子はあまりしないでしょ(にっこり笑う)


~~~―――………(呆れて物が言えない)


鳳翔さんもそこそこ長く稼動している艦ってことになるんだけど、提督があまり変わらなかったせいか、君ほどは感情豊かではないんだよね。沈んでいた期間が長かったせいもあるかもだけどね。


てーとくはさぁー、軍人辞めて学者かなんかになったほうがいいんじゃないすか?
そもそも――


軍人にはほぼ見えない……でしょ。
知ってる。それこそ学生時代……飛行学生の頃からずーっと言われ続けている言葉だもん。


……そりゃ失礼。


そういや君、私と初めて会った時、主計科の士官って間違ったよね。


……まだ憶えてんのかよ……。


あれ、そこそこ傷ついたんだもん(やや憮然と言う)


すんませんでした。


いえいえどう致しまして。


(二人で同時にお茶をずずっと飲む)


……でだ。
君はこの先どうしたいの?


……どう……って。
いきなり話を戻しましたね?


そろそろ締めないと、おやつの時間が近いしね。


あ…そ。


……子供みたいなモノといっても、実際の子供じゃないし、君らは厳密に生物ってわけでもないからねさ。
生物である人間でさえも好きって感情は、行きすぎると親とか兄弟とかって枠を簡単に超えちゃうって話だしね。


そなんすか?


うん。
どこまでのレベルかまでは分かんないけど、姫提督……アサカ次長なんて、実のお兄さんが好きすぎて、未だに他の誰かと結婚する気配もないからね。


……は? ……って、それ……


うん。私の死んだ旦那ね。
ヒナセ中佐。


デスヨネ。


彼女の立場だと、結婚しないわけにもいかないんじゃないかなぁって思うんだけど、こればかりはねぇ。
そのうち、どこか遠縁あたりから養子でももらうかもね。浅香家を絶やすわけにはいかないだろうからさ。


はぁ。


あんな、パーフェクト人間っぽいヒロミさんですら「好き」って感情にはウソ付けないんだからさ、君らだってそのあたり、思ったままでいいんじゃないかなぁ……とは思う。


ヒナセ提督はどうなんす?


私? さっきも言ったけど、私はそういうの、ホンッとにゼンッゼン分かんないの。
ヒナセ中佐が私を好いていてくれたのは分かってるんだけど、はじめは正直、迷惑なだけだったしね。


はぁ…。


だってさー、士官候補生なんてクッソ忙しくて、私みたいに心(しん)からの志願じゃなくて、もう成り行き上しょうがなく軍に残るためだけに進んだだけの人間はねぇ、付いて行くだけで他に気を逸らす余裕なんてなかったしね。


……同期のカワチ提督に聞いた話じゃ、首位争いしてたって話じゃないすか。
飛行学はどうやっても勝てなかったって、言ってましたよー。


(肩をすくめる)得意分野でぶっ飛ばして少しでも首位に近づいておかないとさ、後ろはどんどん追い上げてくるからね。


なるほど。
ひとつお訊きしますけど、なんでそんな、好きでもなかった人と結婚したんです?


……差し伸べられた手に縋っちゃったんだな。
何もかもがどん底だった時、手を差し伸べてくれたのが彼だったの。
そして、私が言った無理難題を実行してくれたから。
引っ込みが付かなくなっちゃったんだなー。
………。
私はねぇ、心底誰かを好きになったことがないんだ。……たぶん。


たぶん。


うん。そんな感情を経験しないまま、こんな歳になってしまった。
だから、君たち艦娘が誰か……同じ艦娘だろうが、人間だろうが……『他者を好きになる』ということに、とても興味がある。


だから今、メモ取ってるワケですが(ちょっとうんざりした顔で)


うん、そう(メモを取りつつニコ、と笑う)


うーん……。


ゴメンねぇ、ホントにゼンゼン役に立たなくて。


いえいえー。逆に為になりましたや。


そ?


ええ。難しく考えちゃダメなんすね、こういうことは。
どうせ明日をも知れない身なんだし、自分の感情に正直で良いんだなって。幸い、アイツもアタシのこと好いてくれてるしね。
………。
なんつーかねぇ……アタシゃ、アイツとのことになると、ちょーっと自分が見えなくなる部分がありますねぇ。
もーっとフラットでラフに考えて良いんだな……ってこと、今思いました。


それは良かった。
私は面白いサンプルが採れて満足です。
ホントに、長く稼動している君らはどんどんヒトに近くなる。


あまり良い傾向じゃない?


さてね。……軍としてはそうかもしれない。
でも、私個人としては、良い傾向だとは言わないけど、悪いこととまでは思わない、てトコだね。
(腕時計を見て)タイムリミット。おやつの時間だ(メモ帳を閉じてデスクから立ち上がる)


……ねぇ提督。


ん?


提督は、何を見ているんです?


ん?


未来に。


(クスリ、と笑い)……さて、何だろうね。


--------------------------------------------------------------------------------
 …たわいもない話にするつもりで書き始めたのに、結局は、ヒナセ基地のお話の終盤部分に触れる話に。
 たぶんだけど、もうこの物語群を閉じようとしているんだな、自分。

 なんだかんだと今年まで引っ張った『艦これ』二次創作。
 今年中に幕引きができますかどうか(ぇ。

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ああ、もうね…。

Date: 2018/05/23(Wed) 03:54 [1346]

 やめよう、止めよう…って思いました。
 なんで自分がいちいち胃を痛めなければならないのか。

 だったら、その元凶になってるものを止めればいいんじゃない…と。



 …ホントに馬鹿だな、自分。
 そんなに好きかよ……ったく。


 馬鹿馬鹿しい。

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『紅椿』加筆 と近況。

Date: 2018/05/21(Mon) 03:59 [1345]

 「今さら」感満載ですが、『マリみて』SSの「紅椿」にほんの少しだけ加筆を。
 蓉子さまのセリフ。そして地の文ががさらに自然になったのではないかなと。

 現時点で、これ以上の出来のマリみてSSは書けていないなぁ…というのが正直な話です。
 無駄に1年かけてないな(マテ。



【艦これ】春のミニイベ。
 先週は、日振 目当てに2ー4 を延々と周回してました。
 スクショ撮るのもボイス聞くのも万端に用意して。←
 
 ところが。
 物欲センサーが働いているのか、一向に出会わない件。
 そして

 Amazon プライムビデオでドキュメント番組観ながら、なーんも用意せず、さらにボイスも切った状態で、ウイークリーろ号が終わった勢いで適当に水雷戦隊で出て行ったら、コロンとドロップする日振。

 …もちろん、邂逅ボイスは聞けませんでした(大泣き。

 次は大東狙いで5ー5を延々周回する予定。
 …前回のイベント。参加せずに日振・大東が取れなかったのが、よっぽど惜しかったらしいです、この人。←
 めずらしいな。
 ……いやだって、しばふ艦かわいいじゃないですか。
 イモだなんだと言われてても、カワイイものはカワイイ。
 あのビジュアルで、ウチの日向に向かって「ししょぉー」とか呼んでくれたら、(´ΦωΦ)提督が小脇に抱えてそのままお持ち帰りしそうなくらいカワイイ。

 あまり新規艦はヒナセ基地には入れない予定だったんですけど、日振・大東は入れちゃうかも……てなくらいカワイイです。<ろりこんだからな、この提督。


【体調】
 良くはないけど、大きく崩れてもないです。発作性めまいは鳴りを潜めてるけど、疲れるとちょっとフラフラする感じですね。
 土曜にリハビリがてら博多方面に半日出掛けました。
 日曜はなんか風邪引いたみたいになった(ダメじゃん。
 「運転って、こんなに膨大な情報を逐次処理しながらやってんのね…」と痛感しました。本格的に旅に出るのはもう少し先になりそうです。
 風雨来記のファンの方が、今北海道をテント泊でツーリングされてて、そのツイートに癒やされてます。
 …旅に出たい。


【絵を描くとか、話を書くとか】
 本格的な再開はもちっと先になりそうです。
 それもこれも発作性めまいのせい。むぅ…。
 頭に浮かんでくるシーンのあれとかこれとかそれとかが、いつもみたいに綺麗に繋がってくれません。
 熱中症~発作性めまい…で、安静&静養が4週目に突入しました。考えていることが形になってくれないのも同じ期間続いてます(当たり前だけど)そろそろ気分的にしんどいな。

 …とか考えて、3年前(…4年前だっけ?)の今ごろ、腰の椎間板ヘルニアで、救急搬送されたなぁ…とか思いだしました。
 誕生月(30日)なんですが、毎年この時期って何かやらかしてるよね、とも。

 今年は免許更新です。
 来月末まで大丈夫だけど、早く更新に行きたいかなぁ。今回はゴールドなんだw
 …良いことって、それくらいか。ぬん。

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6月イベント参加予定。

Date: 2018/05/10(Thu) 03:07 [1344]

 申し込んだ時点で大丈夫と思いますが。

【STUDIO L / にくきぅ書房】
 6/24(日)
  【ComicCity 福岡 46】(赤ブーブー通信社)
   福岡ヤフオク!ドーム https://www.akaboo.jp/neo/event/p2435.html

【(合)俺たち】
 6/24(日)
  【我、夜戦に突入す! 6】(青ブーブー通信社)
  インテックス大阪 https://www.aoboo.jp/neo/item/p0079.html
  (『砲雷撃戦!よーい! 四十戦目』と合同オンリー)


 【STUDIO L/にくきぅ書房】は本メイン。一部艦これグッズも置いてるかも。
 【(合)俺たち】はグッズメインですが、『金魚の午睡(ひるね)』を少数委託します。


 …気が付いたらうっかり同日。
 福岡は一応(ホントに一応)地元なので、こちらに直参です(サークル長。<役立たずだけど。
 CC福岡は3月時点で検討していたので出るってことにしましたが、2sp予定を1spに。

 インテは申し込みしたそうです。福岡は今日か明日にでも申し込みます。<18日最終〆切。
 …はじめて自分で申し込むから、ちょっと不安だけど。←


 中断も含めてずいぶん長いこと同人やってますけど、同日に二会場は初めてです。
 ドキドキするな。
 …あ、売り子さん頼まなくちゃ。←

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サイト改装、完全終了。

Date: 2018/05/04(Fri) 00:29 [1343]

 …すべての改装が終了。

 旧いブログもこれで消すことができます。
 そもそもPHPのバージョンが違ってて、新規での投稿等はできなくなっていて、表示のみの状態(それも微妙に壊れてた)だったんですが。

 『リンクについて』のページも新規で作り直しまして、その際に、リンク切れしているサイトさんもぜんぶ整理しました。
 すでに更新が完全に止まっているサイトさんについても削除の検討をしましたが、こちらは保留に。

 新規と言いますが……「やるやる詐欺」になっていたレンヤさんのサイト『筆ペン』さんにリンクを貼らせていただきました。
 めちゃくちゃ遅くなってすみません(ペコペコ。


 昨今ではサイト運営されている同人作家さんもめっきり少なくなりました。
 各サイトのリンクページからたどって次の新しい作家さんを知るという「広がる楽しみ」がホントに減ってしまったなって思います。同人サイトは貴重です。

 自分は、基本的に『サービスはいつか終わる』と思ってまして、SNSだけを活動の場にすることについては、消極的なのです。
 もちろんこのサイトも、私が何かの弾みに亡くなって、そうでなくても、サーバーやドメインレジストラへの入金が途絶えると、サイトそのものが消失する……つまりは『サービスが終わる』と同義になるわけですけども。
 できるだけそうならないように頑張りたいとは思ってますが。

 それはともかく。

 サイトについては一気に片付けたので、GWの残りは静養に努めて体調を戻そうと思います。

 まだ微妙に世界がゆらゆらしてんだよねぇ…。

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サイトのSSL化。

Date: 2018/05/03(Thu) 16:07 [1342]

 発作性めまいが微妙に悪さをしているので、GWなのにお出かけ自粛中(仕事入ってなくてよかった。<珍しい。

 なので、いろいろ一気に片付けちまおう…てなことで、これも去年からの懸案だったサイトのSSL化(暗号化)をしました。

 基本的に、閲覧される方々にはさほど大きな影響ってなくて、この日記とか、画廊とかブログとかを更新する際に管理画面に入る自分にはとても大事というモノでございます(パスワードの漏洩的に。

 これでちったぁ安全になっただろう…と思いたい。


 実のところ、こっそりURLが変更になっているんですが、リダイレクトで自動転送されますので、こちらも特に影響は無いと思います。はい。

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すべてのHTML5化終了。

Date: 2018/05/02(Wed) 23:05 [1341]

 …さ、次は新規更新……しようか…。

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HTML5 に組み替えましたシリーズ

Date: 2018/05/02(Wed) 13:06 [1340]

http://www.studiol.co.uk/original_works/other/archives/sakuranamiki/068.html

 『あの桜並木の下で』時間外。 『しがらみ』

 小説形式。柳原秋子(やなぎはらしゅうこ)の独白。
 思い出に溺れることなく先に進もうとする女性は、とても強いと思います。

 …表に出している『あの桜並木の下で』は、長短合わせて実に70本ありまして、HTML4.1からHTML5への組み替え作業も、残すところあと1本になりました。
 通し番号069の『家族の肖像』がちと長い上にシナリオ形式なので、これをすっ飛ばして70『曲折』を更新。
 069は今から組み替え作業をやります。
 今日中に表のフロントページも差し替えできるのではないかなと。
 それが終わったら、過去作のHTML5化はすべて終わりになります…長かったね(手を付け初めて丸2年くらいかかった<二次創作分も含めて200以上ファイルがあったので。

 …で、実のところ、その間に書き散らかして表に出していないテキストが、これまたものすごい量ありましてww <笑えない。
 『桜並木』だけでも30本くらいあったような……あるある(今確認した。

 二次創作分も入れると、たぶん50本くらい未公開分があるので、今後は、Pixiv FANBOXの件も兼ねて、これらをぽちぽちと定期的に公開して行こうと、考えてます。

 …まとめて何十本も一気に公開するの、その作業だけでひと月とか平気でかかっちゃうから、もうそれは止めよう…って(切実なる本音。
 

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HTML5 に組み替えましたシリーズ(実に何回目なんですかね。

Date: 2018/04/30(Mon) 04:15 [1339]

http://www.studiol.co.uk/original_works/other/archives/sakuranamiki/051.html

『あの桜並木の下で』時間外。

『真昼の星』

 …あまりに長すぎて、HTML5に組むのに1日、調整に1日…(顔を覆いつつ。

 このお話、シナリオなんですが、テキストファイル時点で、400字詰め換算にして実に200枚に達しました。
 元のテキストファイルも、場面ごとに13ファイルくらいに分割してちまちまと書きました。…じゃないと、前の内容を見返すのも大変で。

 シナリオと言うよりは戯曲形式で書いていますので、登場人物の心情とか場面情景とか、そこそこ細かく書いてもいます(だから無駄に長いって話も。

 最終的には小説にしたいと考えていますけど、読めば読むほど、「コレ、マンガ用のシナリオだよねぇ…」って気分になってくるので、自分としては実に危険なお話でもあります。

 それはともかく。
 個人的には、『あの桜並木の下で』の中で、1、2を争える程度には、お気に入りの話でもあります。

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艦これ二次創作の登場メインキャラクター紹介【改訂版 1】

Date: 2018/04/27(Fri) 06:18 [1338]

 前回の投下分に加筆訂正とうっかり入れ忘れてた艦娘も入れた改訂版。
 一気に上げようと思ったら、文字数多くてスクリプトに蹴られちゃったので、二分割しています。
 元は削除していないので、どこが変わったのか比較してみるのもまた一興かとw

 では、いきますか。
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【ヒナセヒナコ(日生日向子)】38歳~40代中盤。身長158cm(公称)、体重…軽すぎ。
海軍少将。佐世保鎮守府管内鹿屋基地所属。
第三三六分基地司令官(第三部三六課課長)兼基地艦隊司令。
元飛行機乗りの基地司令兼提督。主計士官とよく間違えられてる(体格と眼鏡と趣味と特技のせい)
メモ魔で観察魔。記憶力の権化。デスクワークに長けている。どこに行っても花壇か家庭菜園を営み、花だらけ野菜だらけにする変人。
『提督』としてのキャリアは経歴・年齢に反してとても短い。愛機は九三式水上中練「てんぷくまる(天福丸)」…そのネーミングセンスは如何なモノか。

別名:タヌキ提督(主に基地所属の艦娘たちからこう表されている)、信楽焼のタヌキ…等。タヌキ呼ばわりはどうやら外見のせいだけではない模様。

結婚歴1回。未亡人。亡くなったダンナは士官学校の教官だった人。子供はいない。
表向きは農家出身。叔父は鹿児島県某所で漁業を営んでいる。
直接の上司であるアサカヒロミ中将は亡くなったダンナの妹(つまり義妹)
カワチ大佐(少将)は士官学校の同期。総合成績は常にカワチの次席(飛行学だけはトップ)
旧姓はトミタ(頓田)



【カワチアキラ(河内玲)】36歳~40代中盤。身長173cm、体重…重い。女性。
海軍大佐~少将。佐世保鎮守府管内鹿屋基地所属。
第三部三三課課長補佐~(降格無役)~第三三六分基地副司令(第三部三六課副課長)兼基地第二艦隊司令。

ヒナセの士官学校同期でアサカ部隊の同僚。学年主席の座を一度も譲ったことがない。
頭もよければ顔もいいしスタイルもいいし、立ち振る舞いもクールでスマートな完璧超人。
佐官を多く輩出する中級軍族カワチ家の長女。カワチ家初の将官。
父は家庭を顧みない人で接点が少なすぎるし、母は父をひたすら待つ人でそこが苦手。
兄が二人、弟が1人。長兄は故人。次兄とは仲が異様に悪く、弟は自分を慕ってはくれるが半分空気。唯一頭が上がらない尊敬対象な人は父方のお祖母さま(海軍看護大佐)

余所の上官を殴ってヒナセ基地(第三三六分基地)に島流しにされたり、一度鹿屋に戻ったくせに今度は昇格&役付になって出戻ってきたりと忙しい。

艦娘キラーだが生身の女性も大好きなガチの人。
一度だけ結婚歴アリ。もちろんそのときの相手は男性。二週間でスピード離婚。
人妻はお断り…と筋は通す真面目なヒナセ基地のエロ枠。
唯一の欠点は『ヒナセが好き』なこと。



【アサカヒロミ(浅香広海)】33歳~40代前半。身長155cm、体重…バランス良。女性。
海軍中将~大将。佐世保鎮守府管内鹿屋基地第三部次長~第一二部部長。

物語開始時点で第三部の第三次長。三三〇番台の課を束ねている管理職。
『顔の装甲が大和型よりも頑丈』と揶揄されるポーカーフェースの持ち主。出るとこ出て引っ込むとこ引っ込んでるスタイル抜群なクールビューティー。
士官学校はヒナセたちの二期下。飛び級しているので、カワチの3歳下でヒナセの5歳下だと思われる。
甘いものが好きで、デスクの引き出しに小袋菓子を入れる専用のスペースがある。
多くの将官を輩出し、海軍の中枢を担っている高級軍族アサカ家の長女。ヒナセのダンナの実妹。
母親は軍令部第二部長で、父親(婿養子。旧姓ヒナセ)は艦政本部長。
この人の出世速度が異様に早いのは、優秀なのもあるがそれ以上にアサカ家の人間だから。未来の軍閥の一員になろうと近寄ってくる人間も多いが、それ以上に敵も多い。しかし彼女の一番の敵は……

兄様(ヒナセの亡くなったダンナ)が好きすぎて、いろいろこじれちゃってる愉快な人。



【電】駆逐艦。ヒナセの初期秘書艦にして専任艦。
首席秘書艦だったが、鳳翔が主席秘書官になってのちは次席秘書艦に。
前の提督(殉職)からひどい扱いを受けたらしく、艤装を発現することも艦になることもできない。いわゆる『壊れている』状態。
人間が怖い。海が怖い。初対面に人間には極度の緊張で喋れもしないし近寄れもしない。
ヒナセの最初の任務で最後の目的は、この『電』を解体できる状態になるまで修復することである。
『壊れている』ためか10歳~11歳くらいの人間の子供と同等の重さしかなく、ヒナセがよく抱きかかえていたりおんぶしていたりする。
ヒナセの良心。



【鳳翔】空母。ヒナセの主席秘書官にして専任艦。ヒナセの旗艦も務める。
ドロップ艦だが、基地建造艦との届け出がされている。
ヒナセが飛行学生だった時の練習艦および艦娘だったらしい。
ヒナセから『鳳翔(おかあ)さん』と呼ばれている(飛行学校の生徒は『鳳翔』をこう呼ぶ者が多い)
ヒナセの胃袋をがっつり捕らえて離さない。
意外にも、しょっちゅうヒナセを「タヌキの置物」呼ばわりしているのがこの人。
基地内で『小料理おほとり』を開いていて、合法的にヒナセに餌(夜食)を与えている。
鳳翔「そうでもしないと、どんどんお痩せになるので…でも、こどもビールでお刺身を召し上がるのは…」
デスクワーク的にいちばん働いているお艦。密かにヒナセに特別な思いを抱いている。
大和のお母さん。



【赤城】空母。基地専任艦。
任務報酬艦として艦政本部から基地に譲渡されてきた。
多分に漏れず『加賀』を求めていて、やや精神バランスが悪い。
食材管理を中心として基地内の福利厚生関係の管理をしている。
働かせすぎると資材(食料)を大量消費するので、運用はほどほどに。
建造中の『加賀』と共鳴し、以降は精神バランスが安定した。
本編よりもはるか未来の時間外のお話で語られることが多い。
赤賀はいいものだ。



【日向】戦艦(非航空戦艦) 基地専任艦→ヒナセの専任艦。
ドロップ艦ではなく、大破漂流しているところを運良く遠征帰りの艦隊(旗艦:鳳翔)に発見されて回収・修復した。ほとんど機能停止していたが、なんとか一命を取り留めた。
しかし頭部が半分くらいなくなっていたので様々な情報を復元することができず、仕方がないので、様子見もかねてそのまま基地専任艦→ヒナセの専任艦…とした。
おかげでいろいろおかしい。
モノ作りの達人で『特別な瑞雲(九三式水上中練・てんんぷくまる)』だって作っちゃう。
今でも自分が『伊勢型二番艦』であることは認識しているが、その二番艦が『日向』であることは思い出せない模様。…めんどくせえな、おい。
ヒナセ基地の施設管理を、明石不在時には工廠の管理も担当している。
ヒナセの番犬。しょっちゅう近くに潜んでいる。長門と仲良し(ボケとツッコミ的に)



【長門】戦艦。基地専任艦。
いろいろアヤシイ建造艦。怪しすぎて1周回りきり、関係者一同どうでもよくなってる。
成艦まで建造槽に入っていたので、養育艦はいない(艦娘のすべてに養育艦がいるわけではない)教育艦は日向。
お笑いコンビ『日向と長門』の片割れ。どっちがボケでどっちがツッコミなのか、よくわからない。
態度は素っ気ないが、ヒナセの番犬その2。ちっちゃいカワイイモノが好き。
ウサギ小屋がオアシスのようで、よく入り浸ってる。

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艦これ二次創作の登場メインキャラクター紹介【改訂版 2】

Date: 2018/04/27(Fri) 06:15 [1337]

 つづき。



【隼鷹】空母。基地専任艦。
建造から40年以上経ってる戦歴艦。一度も沈んだことがない貴重艦でもある。
アル中状態で運用できなくなってたところ、艦政本部からアサカ経由でヒナセに押しつけられた。
修復後、武蔵の建造と育成に協力。その後鹿屋に返却。カワチの再就任時に秘書艦として一緒に赴任してきて、その際に正式にヒナセ基地の専任艦として登録された。
しばらくカワチの首席秘書艦だったが、妙高が首席秘書艦になった際に次席秘書艦に。
カワチに放し飼いにされている。表向きはカワチの専任艦だが、実際には基地専任艦。
酒豪なので妙高型やカワチと気が合う。ヒナセは侮れないと一線引いてるが、基本 人が良いのでよくほだされて酷い目に遭ってる。
訓練や演習の担当艦として、基地で実戦的に一番よく働いている姐さん。
武蔵のおっかさん兼パートナー。爛れた関係だがまぁいいかって思ってる。



【武蔵】戦艦。ヒナセ専任艦。
建造艦。ヒナセ基地の末っ子(扱い)「ちびすけ」とか「むさ坊」とか呼ばれている。
「坊」というのは「男の子」ではなくて「いちばん下の子」の意味。
建造・成艦後、他所に配置換えにならないようヒナセの専任艦とした。

大型犬の子犬のフリしたでっかい仔虎。見た目と口調に反して真面目っ子。
多くの大和型の多分に漏れず、見た目よりも精神年齢がやや低い。

口数はさほど多くなく、無駄話やジョークを言うこともほとんどないので威圧感を感じる艦娘が多いようだが、単に口下手がゆえにじっくり考えてから喋るタイプというだけの話。
馴れた駆逐艦がよく近くに侍っていて、長門の羨望を受けている。
初対面の人間にはぶっきらぼうな態度を取ることが多く、時々ヒナセに冷や汗をかかせているが、『主人以外にはおもねらない』と、アサカから褒められてもいる。
隼鷹のパピー。大和のことで心を痛めてもいる。



【大和】戦艦。鹿屋基地アサカ預かり。
ヒナセ基地で建造された大和型の長女のほう。建造順は武蔵→大和。
武蔵建造時にとあるテストをして、その結果を反映して建造された。
しかし貧乏基地のため、大和型二隻を同時に育成するのは不可能との結論になり、さてどっちを残すか検討していた際に、鳳翔の助言と隼鷹の状態を鑑みて武蔵を残すことにした。
選ばれなかった大和は鹿屋のアサカが預かることになったが、そのせいで重篤な不具合が出てしまい、結局凍結状態にせざるを得なくなった。
現在では三ヶ月に一度、ヒナセが鹿屋の本部基地に定期報告のために訪れる時だけ凍結解除をし、ヒナセおよび鳳翔や武蔵と面会している。
鳳翔を「おかあさん」、ほかの艦娘を「おねえちゃん」と呼んでいる。



【妙高型たち】重巡。カワチ専任艦。
鹿屋基地から異動してきた妙高とその妹たち。
姉妹で共鳴現象が起きており、どこに赴任するにも四隻一緒に異動する(共鳴艦同士の取り扱いに関する海軍規則)
重巡運用が得意なカワチのために、担当提督がいなくなった四隻をヒナセがもぎ取ってきたのだが、しばらく基地専任艦扱いになっていた。
その間に、妙高がカワチに手籠めにされたり、それが元で専任艦になったり、別件でカワチと足柄がうっかり一夜を共にしたり、その流れでカワチと那智がベッドで五昼夜耐久レースをしてみたりと、カワチ絡みでなにやら艶っぽい話が絶えないが、羽黒だけはご主人(カワチ)と関係を持っていない。
共鳴艦同士なので、お互いの感情も主人との房事も全員に筒抜け状態だが、長女は強固な意志を持って隠すことができる模様。しかし隠したところで相手はカワチであると妹たちにバレているので、あまり意味がない。ちなみに那智と足柄はパートナー同士。
最強で最凶の四女、世渡りが上手い三女、カッコイイくせにどこかポンスカな次女、そして長女は主人をいい具合に尻に敷ききっている。
この四姉妹が絡むと、スマートでハンサムなはずのカワチ提督がなにやらポンスカ仕様になるところがおもしろい。



【明石】工作艦。アサカの専任艦。
ヒナセがアサカの部下になった当初からいる、ヒナセとつきあいが一番長い艦娘。
アサカの主席秘書艦的なポジションにいるようだが、いつも一緒にいるわけではなく、別棟の研究棟に常駐していることが多い。
ヒナセ基地開設後しばらく、基地施設の建設やら艦娘のメンテ・修理・サポートやらで出向してきたり出張してきたりと忙しかったのは、気心知れた『明石』のほうが何かと話も早いだろうし、要らぬ気も遣わなくていいだろう…というアサカの配慮である。
ヒナセ基地に『明石´』が赴任してきたあとも、資材運搬等でちょこちょこ出張してきては、駆逐艦たちに飴やキャラメルを与えて喜ばれていた。

日向『あいつは駆逐艦たちを虫歯にして、自分の仕事を作っているのではあるまいな』
……いや、そこまで働き者じゃないと思う…。



【明石´】艦政本部から送られてきた工作艦。どこかおかしい。
↑の明石から『ファースト』と呼ばれて「シッ……その名前は御法度……」と制したり、カワチやヒナセからカマをかけられても「なんのこってす?」とすっとぼけるところがとてもアヤシイ。
そもそも、「どこが?」と訪ねられてもはっきりと答えられないんだけど、見た目や雰囲気がなんとなくおかしい。
カワチ「……ヒナセ、あれは本当に明石か?」
ヒナセ「……だと……思うんだけどね……」
絵ではかなり違うように描かれているが、ヒナセたちには「どことなくおかしい」ようにしか見えていない(二次元上の嘘で描かれてる)
『明石』なのに「べらんめぇ」で喋る。やっぱりアヤシイ。



【大淀】軽巡洋艦。アサカ所有艦。ヒナセ基地専任艦。
『大淀』は任務業務や通信関係に長けている艦娘で、ある程度基地としての重要度が上がってくると、所管の艦政部から派遣されてくる。
ヒナセ基地に【明石】とともに赴任してきた一番目『大淀』は、アサカ所有の『大淀』で、この大淀と入れ替わりで赴任してきた二番目の『大淀』は佐世保鎮守府から鹿屋基地経由で派遣された『大淀』である。
アサカもそうだがヒナセも『ホットライン担当』として運用しており、根幹業務には携わらせていない。
ヒナセ「だって、上層部から派遣された艦なんて、由緒正しくアヤシイでしょ」
敵が多い上司を持つと部下もひねくれる…という典型だな、ヒナセさんや。
二番目の『大淀』は、モールス信号を打たせたら、海軍一早いとのこと。
隼鷹「うちの基地ゃー、どうでもいい特技を持ってるヤツばかりが集まってくるよねぇ」



【神通】軽巡洋艦。基地専任艦。
ヒナセ基地が本来の業務を開始した際に、艦政部から送られて来た不調艦。
調子が良くなったので戻したら、行った先で不調になり出戻ってくる。
受入・修復→回復→返却→行った先で不調→受入・修復…を何度か繰り返したのち、ヒナセ基地で引き取ることに。以降は落ち着いている模様。
ヒナセ曰く「人が好きすぎるので、それなりに重用して常に仕事を与えてやらないと不調になるタイプ」
基地内の細々した雑用や事務がメインのお仕事。海上での探索に長けている。



【あきつ丸】陸軍から出向してきている揚陸艦。基地専任艦。
元は他所から受け入れて修復した艦。ヒナセ基地で馬の捕獲と世話をさせたところそれを忘れられず、出戻り先でふたたび不調になったので差し戻されてきた。
しゃーないから修復の一環としてヤギや馬、軍鳩の飼育をさせたところ、調子が良くなったのみならず性能までが向上したので、基地専任艦として引き取った。
基地内の飼育担当。組織的には日向の部下。



【加賀】空母。基地専任艦。
ヒナセ基地の最後の建造艦。建造中に赤城と共鳴を起こしたので、建造終了と同時に基地専任艦として登録。
本編よりも時間外で赤城と共に語られることが多い。赤賀は良いものだ(2回目。
実戦にはあまり出ていないため、長く就役しているが、貴重艦ではない。



【雪風】駆逐艦。
時間外の話で『提督』と一緒にいる…とのことである。
他は不明。

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HTML5 に組み替えましたシリーズ(なんじゃそら。

Date: 2018/04/26(Thu) 05:47 [1336]

 …というわけで。
 『あの桜並木の下で』時間外「名前の由来」
 http://www.studiol.co.uk/original_works/other/archives/sakuranamiki/036.html

 タグを当てながら改めて読んで、秋子さんがええ味出してる話やなぁ…と自画自賛していました。

 …さすが元祖主人公(元祖もクソも、主人公だって。


 シナリオ物はタグを当てるのがちょっと大変だったりするので、長ければ長いほど1本にかかる時間が増大する罠。
 …『真昼の星』とか、一体何時間かかるやら(今予想しても気が遠くなりそう。

 あと、マリみてSS関連と『九苑-くおん-』も、タグ落ちだの誤字脱字だのを修正しました。
 分からない程度に、手を入れたところも(マテ。

 あとね、これも自画自賛ですけども『九苑-くおん-』

 めっちゃおもれぇな、これ(撲殺。




 …自分を褒めることって大事よ。

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【拍手】ぱちぱち、ありがとうございます! >4/19

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