艦これ二次創作の登場メインキャラクター紹介。

Date: 2018/04/03(Tue) 01:59 [1335]

 …近いうちに、『艦これ』二次創作のページを更新しようと思っているんですが、時系列とか考えず、思いつくままバラッバラに書き散らしてしまったので、メインの3提督とヒナセ基地の専任艦たちを中心に登場人物の紹介を掲載した方がいいなって思いまして、ざっと文字に起こしてみました。
 …で、今まで年イチで、それまで書いたものをまとめてアップ、更新としていましたが、今後の仕事の状況では同人活動もままならなくなるかもしれないので、こちらも少しずつ小分けにして更新するようにしようかな…とか考えていたりします。
 ま、ともあれ、まずは文字情報だけ公開ってことでね、うん。
 よく見てみたら明石とか大淀が入ってないので、そのうちにまた書き直した分の更新をしようかなってw

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【ヒナセヒナコ(日生日向子)】38歳~40代中盤。身長158cm(公称)、体重…軽すぎ。
海軍少将。佐世保鎮守府管内鹿屋基地所属。
第三三六分基地司令官(第三部三六課課長)兼基地艦隊司令。
元飛行機乗りの基地司令兼提督。主計士官とよく間違えられてる(体格と眼鏡のせい)
メモ魔で観察魔。記憶力の権化。デスクワークに長けている。
『提督』としてのキャリアは経歴・年齢に反してとても短い。

別名:タヌキ提督(主に基地所属の艦娘たちからこう表されている)、信楽焼のタヌキ…等。タヌキ呼ばわりはどうやら外見のせいだけではない模様。

結婚歴1回。未亡人。亡くなったダンナは士官学校の教官だった人。子供はいない。
表向きは農家出身。叔父は鹿児島県某所で漁業を営んでいる。
直接の上司であるアサカヒロミ中将は亡くなったダンナの妹(つまり義妹)
カワチ大佐(少将)は士官学校の同期。総合成績は常にカワチの次席(飛行学だけはトップ)
旧姓はトミタ(頓田)



【カワチアキラ(河内玲)】36歳~40代中盤。身長173cm、体重…重い。女性。
海軍大佐~少将。佐世保鎮守府管内鹿屋基地所属。
第三部三三課課長補佐~(降格無役)~第三三六分基地副司令(第三部三六課副課長)兼基地第二艦隊司令。

ヒナセの士官学校同期でアサカ部隊の同僚。学年主席の座を一度も譲ったことがない。
頭もよければ顔もいいし立ち振る舞いもクールでスマートな完璧超人。
中級軍族カワチ家の長女。カワチ家初の将官。
父は家庭を顧みない人で接点が少なすぎるし、母は父をひたすら待つ人でそこが苦手。
兄が二人、弟が1人。長兄は故人。次兄とは仲が異様に悪く、弟は自分を慕ってはくれるが半分空気。唯一頭が上がらない尊敬対象な人は父方のお祖母さま(海軍看護大佐)

余所の上官を殴ってヒナセ基地(第三三六分基地)に島流しにされたり、一度鹿屋に戻ったくせに今度は昇格&役付になって出戻ってきたりと忙しい。

艦娘キラーだが生身の女性も大好きなガチの人。
一度だけ結婚歴アリ。もちろんそのときの相手は男性。二週間でスピード離婚。
人妻はお断り…と筋は通す真面目なヒナセ基地のエロ枠。
唯一の欠点は『ヒナセが好き』なこと。



【アサカヒロミ(浅香広海)】33歳~40代前半。身長155cm、体重…バランス良。女性。
海軍中将~大将。佐世保鎮守府管内鹿屋基地第三部次長~第一二部部長。

物語開始時点で第三部の第三次長。三三〇番台の課を束ねている管理職。
『顔の装甲が大和型よりも頑丈』と揶揄されるポーカーフェースの持ち主。クールビューティー。
士官学校はヒナセたちの二期下。飛び級しているので、カワチの3歳下でヒナセの5歳下だと思われる。
甘いものが好きで、デスクの引き出しに小袋菓子を入れる専用のスペースがある。
高級軍族アサカ家の長女。ヒナセのダンナの実妹。
母親は軍令部第二部長で、父親(婿養子。旧姓ヒナセ)は艦政本部長。
出世速度が異様に早いが……。
兄様(ヒナセの亡くなったダンナ)が好きすぎて、いろいろこじれちゃってる愉快な人。



【電】駆逐艦。ヒナセの初期秘書艦にして専任艦。
首席秘書艦だったが、鳳翔が主席秘書官になってのちは次席秘書艦に(自ら申し出)
前の提督(殉職)からひどい扱いを受けたらしく、艤装を発現することも艦になることもできない。いわゆる『壊れている』状態。
ヒナセの最初の任務で最後の目的は、この『電』を解体できる状態になるまで修復することである。
『壊れている』ためか、10歳~11歳くらいの人間の子供と同等の重さしかなく、ヒナセがよく抱きかかえていたりおんぶしていたりする。
ヒナセの良心。



【鳳翔】空母。ヒナセの主席秘書官にして専任艦。
ドロップ艦だが、基地建造艦との届け出がされている。
ヒナセが飛行学生だった時の練習艦および艦娘だったらしい。
ヒナセの胃袋をがっつり捕らえて離さない。
意外にも、しょっちゅうヒナセを「タヌキの置物」呼ばわりしているのがこの人。
基地内で『小料理おほとり』を開いていて、合法的にヒナセに餌(夜食)を与えている。
デスクワーク的にいちばん働いているお艦。密かにヒナセに特別な思いを抱いている。
大和のお母さん。



【赤城】空母。基地専任艦。
任務報酬艦として艦政本部から基地に譲渡されてきた。
多分に漏れず『加賀』を求めていて、やや精神バランスが悪い。
食材管理を中心として基地内の福利厚生関係の管理をしている。
働かせすぎると資材(食料)を大量消費するので、運用はほどほどに。
建造中の『加賀』と共鳴し、以降は精神バランスが安定した。
本編よりもはるか未来の時間外のお話で語られることが多い。
赤賀はいいものだ。



【日向】戦艦(非航空戦艦) 基地専任艦→ヒナセの専任艦。
ドロップ艦ではなく、大破漂流しているところを運良く遠征帰りの艦隊(旗艦:鳳翔)に発見されて回収・修復した。ほとんど機能停止していたが、なんとか一命を取り留めた。
しかし頭部が半分くらいなくなっていたので様々な情報を復元することができず、仕方がないので、様子見もかねてそのまま基地専任艦→ヒナセの専任艦…とした。
おかげでいろいろおかしい。
モノ作りの達人で『特別な瑞雲(九三式水上中練・てんんぷくまる)』だって作っちゃう。
今でも自分が『伊勢型二番艦』であることは認識しているが、その二番艦が『日向』であることは思い出せない模様。…めんどくせえな、おい。
ヒナセ基地の施設管理を、明石不在時には工廠の管理も担当している。
ヒナセの番犬。しょっちゅう近くに潜んでいる。長門と仲良し(ボケとツッコミ的に)



【長門】戦艦。基地専任艦。
いろいろアヤシイ建造艦。怪しすぎて1周回りきり、関係者一同どうでもよくなってる。
お笑いコンビ『日向と長門』の片割れ。どっちがボケでどっちがツッコミなのか、よくわからない。
態度は素っ気ないが、ヒナセの番犬その2。ちっちゃいカワイイモノが好き。



【隼鷹】空母。基地専任艦。
建造から40年以上経ってる戦歴艦。一度も沈んだことがない貴重艦でもある。
アル中状態で運用できなくなってたところ、艦政本部からアサカ経由でヒナセに押しつけられた。
修復後、武蔵の建造と育成に協力。その後鹿屋に返却。カワチの再就任時に秘書艦として一緒に赴任してきて、その際に正式にヒナセ基地の専任艦として登録された。
しばらくカワチの首席秘書艦だったが、妙高が首席秘書艦になった際に次席秘書艦に。
カワチに放し飼いにされている。表向きはカワチの専任艦だが、実際には基地専任艦。
酒豪なので妙高型やカワチと気が合う。ヒナセは侮れないと一線引いてる。人が良い。
訓練や演習として、基地で実戦的に一番よく働いている艦。
武蔵のおっかさん兼パートナー。爛れた関係だがまぁいいかって思ってる。



【武蔵】戦艦。ヒナセ専任艦。
建造艦。ヒナセ基地の末っ子(扱い)「ちびすけ」とか「むさ坊」とか呼ばれている。
「坊」というのは「男の子」ではなくて「いちばん下の子」の意味。
大型犬の子犬のフリした大虎(かもよ) 見た目と口調に反して真面目っ子。
多くの大和型の多分に漏れず、見た目よりも精神年齢がやや低い。
建造・成艦後、他所に配置換えにならないようヒナセの専任艦とした。
隼鷹のパピー。大和のことで心を痛めてもいる。



【大和】戦艦。鹿屋基地アサカ預かり。
ヒナセ基地で建造された大和型の長女のほう。建造順は武蔵→大和。
武蔵建造時にとあるテストをして、その結果を反映して建造された。
しかし貧乏基地のため、大和型二隻を同時に育成するのは不可能との結論になり、さてどっちを残すか検討していた際に、鳳翔の助言と隼鷹の状態を鑑みて武蔵を残すことにした。
選ばれなかった大和は鹿屋のアサカが預かることになったが、そのせいで重篤な不具合が出てしまい、結局凍結状態にせざるを得なくなった。
現在では三ヶ月に一度、ヒナセが鹿屋の本部基地に定期報告のために訪れる時だけ凍結解除をし、ヒナセおよび鳳翔や武蔵と面会している。
鳳翔を「おかあさん」、ほかの艦娘を「おねえちゃん」と呼んでいる。



【妙高型たち】重巡。カワチ専任艦。
鹿屋基地から異動してきた妙高とその妹たち。
姉妹で共鳴現象が起きており、どこに赴任するにも四隻一緒に異動する。
重巡運用が得意なカワチのために、担当提督がいなくなった四隻をヒナセがもぎ取ってきたのだが、しばらく基地専任艦扱いになっていた。
その間に、妙高がカワチに手籠めにされたり、それが元で専任艦になったり、別件でカワチと足柄がうっかり一夜を共にしたり、その流れでカワチと那智がベッドで五昼夜耐久レースをしてみたりと、カワチ絡みでなにやら艶っぽい話が絶えないが、羽黒だけはご主人(カワチ)と関係を持っていない。
共鳴艦同士なので、お互いの感情も主人との房事も全員に筒抜け状態だが、長女は強固な意志を持って隠すことができる模様。しかし隠したところで相手はカワチであると妹たちにバレているので、あまり意味がない。ちなみに那智と足柄はパートナー同士。
最強で最凶の四女、世渡りが上手い三女、カッコイイくせにどこかポンスカな次女、そして長女は主人をいい具合に尻に敷ききっている。
この四姉妹が絡むと、スマートでハンサムなはずのカワチ提督がなにやらポンスカ仕様になるところがおもしろい。



【神通】軽巡洋艦。基地専任艦。
ヒナセ基地が本来の業務を開始した際に、艦政部から送られて来た不調艦。
調子が良くなったので戻したら、行った先で不調になり出戻ってくる。
受入・修復→回復→返却→行った先で不調→受入・修復…を何度か繰り返したのち、ヒナセ基地で引き取ることに。以降は落ち着いている模様。
ヒナセ曰く「人が好きすぎるので、それなりに重用して常に仕事を与えてやらないと不調になるタイプ」
基地内の細々した雑用や事務がメインのお仕事。海上での探索に長けている。



【あきつ丸】陸軍から出向してきている揚陸艦。基地専任艦。
元は他所から受け入れて修復した艦。ヒナセ基地で馬の捕獲と世話をさせたところそれを忘れられず、出戻り先でふたたび不調になったので差し戻されてきた。
しゃーないから修復の一環としてヤギや馬、軍鳩の飼育をさせたところ、調子が良くなったのみならず性能までが向上したので、基地専任艦として引き取った。
基地内の飼育担当。組織的には日向の部下。



【加賀】空母。基地専任艦。
ヒナセ基地の最後の建造艦。建造中に赤城と共鳴を起こしたので、建造終了と同時に基地専任艦として登録。
本編よりも時間外で赤城と共に語られることが多い。赤賀は良いものだ(2回目。
実戦にはあまり出ていないため、長く就役しているが、貴重艦ではない。



【雪風】駆逐艦。
時間外の話で『提督』と一緒にいる…とのことである。
他は不明。

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貯めるなっつーのに。

Date: 2018/03/30(Fri) 01:11 [1334]

【拍手】ぱちぱち、ありがとうございます! >12/16、1/6、2/13、17、24、3/1


 無事に新刊も出まして、ゴタゴタしているうちに春の出張繁忙期に突入していました。
 そして早々に脱けた……けど、4月も毎週末現場っぽいです。
 出張じゃないから気は楽です。

 春出張の帰りに、同人誌の聖地巡礼をしてきました。
 …まさか同人誌の聖地巡礼をするようになるとは思わなかったけどな、うん。
 その関係で、周防大島にある『陸奥記念館』にも行きました。

 同人誌の聖地巡礼をしようと思わなかったら、もちっと先になってたろう陸奥記念館。
 むっちゃんの艦首部分をナデナデしてみて、この子はしっとりともち肌だなぁ…と思いました。あと、日本の艦だからか、桜がよく似合います。

 大和も武蔵も桜が似合うけど陸奥も似合う。たぶん長門も似合うような気がする。
 きっとどの子も似合うんだろうなぁ。


  

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甘え・2

Date: 2018/03/03(Sat) 05:35 [1333]

 逆のパターンもある。

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
○夜 武蔵の部屋。
       武蔵が部屋で本を読んでいる。
       デスク上には別の本が積み上がり、書き付けが大量に散らばっている。
       どうやら何かを勉強中らしい。
       部屋のドアは開いている。

       コンコン…と控えめなノックの音。
       顔を上げてドアの方に視線をやる武蔵。
       しかしそこには誰もいない。



 武蔵   ………。
      (ふたたび視線を落として勉強をつづける)



       サラサラと鉛筆が紙の上を流れる音。
       デスク上に無造作に重ねられている書き付けと、付箋を挟まれ積み上がった本。
       眼鏡越しに見える伏せた目と長いまつげ。
       文字を連ねていく手元と繰られていく本。
       そして……
       静かに控えめに、のし、っと背中にかけられる誰かの体重。
       武蔵の視線が後方に移動する。



 武蔵   おかえり。


 声    ……ああ。


 武蔵   疲れているようだ。


 声    ……ああ。


 武蔵   (武蔵の視線が、藤紅色の髪を捉える)



       行儀悪くあちこちの方向に跳ねる髪は隼鷹のもので。



 武蔵   (視線をまた書いている手元に戻して)………。


 隼鷹   (武蔵の背中に、向こうを向いて寄りかかっている)
      ……あんがと……。


 武蔵   なに、別に邪魔をしなければいい。


 隼鷹   ん……。



       しばらくそのままでいたが。



 隼鷹   ね。


 武蔵   なんだ。


 隼鷹   重くない?


 武蔵   ……もっと太った方がいい。


 隼鷹   あっそ……。


 武蔵   折れそうで、こわい。


 隼鷹   ………。


 武蔵   もっと柔らかい方が良いな。


 隼鷹   ……自分を棚に上げんじゃねっつの。


 武蔵   すまんな(口とは裏腹に平然としていて)


 隼鷹   ………。


 武蔵   ………。


 隼鷹   ………。


 武蔵   終わったら、卵酒でも作ってやろう。


 隼鷹   甘酒が良いな。


 武蔵   だったら、鳳翔のところにもらいに行かないと。


 隼鷹   じゃ、卵酒でいい。


 武蔵   わかった。


 隼鷹   酒は割らないでねぇ……。


 武蔵   ……わかった。


 隼鷹   へへ……。



       サリサリと鉛筆が紙の上を走る音。
       隼鷹に寄り掛かられながら勉強を続ける武蔵。
       向こうを向いたままべーったりと武蔵にくっついてる隼鷹。
       夜はゆっくりと更けていき……。


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 卵酒。日本酒と水をだいたい半々程度に割って温めて、卵黄一個に砂糖を混ぜたものに、攪拌しながらゆっくりと注いで作ると、失敗が少ないですね。
 酒を割らずに作ったものも、美味しいですよ、ギューンときますけども(w。

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甘え。

Date: 2018/02/23(Fri) 03:50 [1332]

○夜。 そして闇。

       眠っている隼鷹。



 隼鷹   ……ん……あつ……?



       自分の体がなにかに戒められていることに気づく。



 隼鷹   ……(自分を戒めるものをまさぐって)
      ……ん……(まさぐっていた方の手でぽん、ぽん…と軽く叩いてやり、
      反対の手でそっと抱いてやる)……よし、よし……。


 ??   ………。



       隼鷹、自分を戒めている力がきゅ…と堅くなる感触に、
       小さくかすかにため息をついて



 隼鷹   おやすみ。
      ちびすけ。



      「ちびすけ」と言われて、ごそり、と動く影。
      それは隼鷹の言葉どおりに小さくはなく、山のように大きい。



 隼鷹  (うっすらと目を開けて、下目遣いに「ちび助」を見る)
     ………。



      隼鷹の視界に入るのは、この暗闇でもうっすら白く浮かぶ髪。
      頭頂部の左右らしき部分に見え隠れする、小さな尖り跳ねた部分によって
      読者は武蔵と分かるだろうか。
      隼鷹は再び目を閉じて、くしゃり……と髪をかき回してやる。



 隼鷹  ……大和は元気だったかい?


 武蔵  ……ああ……変わりない。


 隼鷹  ……そうかい(手は動き続け)
     (……まったく。この世にゃカミサマってものはいないんかね……)


 隼鷹  なんでこんなことになっちまったかね……。



      武蔵の、隼鷹に抱きつく力がぎゅ…と強くなり、隼鷹の胸に頭を強く埋める。
      隼鷹、視線を暗い天井をに上げ、小さくため息をつく



 武蔵  ………。


 隼鷹  ………。
 
    (独白)こうやって、どうにもならなくなったコイツが、
     アタシのところに来ることに
     アタシに甘えに来ることに
     アタシは密かに喜んでいる


 隼鷹  いいかげん、乳離れしな(言葉とは裏腹に、優しくぽん、ぽんと撫で続ける)


 隼鷹  (ウソつけ。自分が乳離れさせてねーんだろ)


 隼鷹  (独白)ああ、まったく。
     度しがたいのは、アタシ自身だよ――。



      暗闇の中、隼鷹の手は武蔵を撫で続けて――。

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Topページ更新しました。

Date: 2018/01/25(Thu) 21:43 [1331]

 とりあえず、Top絵の差し替えだけですが。

 進捗状況は、まぁ、なんだ。その…(目が泳いでる。

 最終の〆切は」1/31 12:00 です。がんばってます。

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鶴の舞う海 ―しあわせな鶴の話― 8

Date: 2017/12/29(Fri) 06:40 [1330]

 この一文で同格の作戦総司令を黙らせるのだから、さすがは上級軍族・浅香家の人間である。しかしその部下であるヒナセたちは「しょせん軍族の腹とか背中にくっついているコバンザメ」くらいの認識と扱いでしかない。腹は立つが事実である。多くの佐官を輩出している中級軍族のカワチですらそうなのだから、農家出身のヒナセなんかは、ミジンコ以下くらいにしか思われていない。
 自分の基地やアサカの元にいれば気が付かないことだが、こうして外の組織に紛れ込むと、血筋や出身が大きく物を言い、階級や組織内の地位(こう見えてもヒナセは分基地司令で、場合によっては作戦総司令よりも立場が上なのだが)ですら軽視されることを実感せざるを得ないのだった。

 さて、船倉が空になった補給船団を戦闘海域外までエスコートしていったカワチ提督の第二戦隊は、編成数が半分以下になって戻ってきた。ヒナセの第一戦隊に合流したのち、カワチ提督はヒナセ艦隊旗艦に移乗した。半分は作戦会議がやりやすいように、半分は沸騰したヒナセ司令の緩衝材――つまりはお目付役である。この時点で旗艦は『鳳翔』に戻っている。
 作戦海域の隅っこのほうで残留待機に入ったが、このとき、何かあったらすぐさま逃げ出せるよう陣形を組み、警戒を厳とし、見張りをいつもよりも多く配置した。戦闘に巻き込まれるだけ損にしかならないのに武勲を取りに行こうなんて矜持や無謀さは、ヒナセもカワチも持ち合わせていない。『被害はできるだけ最小限に』が作戦骨子であり、艦隊行動のモットーである。
 そのうちに作戦総司令部から、戦闘不能で漂流しているだろう艦娘や出るかどうかも分からないドロップ艦の回収をするよう命令が下った。ヒナセ基地の主任務は『傷ついた艦の修復とリハビリ』なので本道からそれた話ではないのだが、とにかく作戦司令部の態度が気にくわない。
 戦闘行動をほとんどしない基地の艦隊なんかを足手まといだ、という総司令官やその参謀たちの感情が、声からも態度からもだだ漏れである。だったら補給任務が終わった時点でさっさと佐世保あるいは鹿屋に帰投させてくれればいいのに、それはダメだとべもない。戦闘終了時に艦隊の頭数がそろっていないと昇級査定に響くもんだから、ヒナセ艦隊を無理矢理残して文字通り『拾い仕事』をさせようとしていることは、火を見るよりも明らかだった。

 そんなワケでヒナセの機嫌は『悪い』を通り越して『怒髪天』すらも通り越している。
 カワチ提督はいつも以上にニコヤカでスマートな態度を貫いているが、これはきっとヒナセが怒りきってるからあえてそうしているだけで、打ち合わせ中には毒が漏れたりしているから、きっと同じくらい、いやもしかしたらヒナセ以上に煮えたぎっているのかもしれない。なんにしても有能な部下である。階級は一緒だけど。

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近況。

Date: 2017/12/15(Fri) 01:34 [1329]

 粛々と、マンガ原稿の作業を。
 粛々と。

 有り難いことに、とある作家さんから液タブを貸して頂きまして、アナログ時代に近い速度でペン入れができるようになってるんですが、そこはそれ、アナログではないので、いろいろと日々細かな調整とか、デジタルだからこその

『つい細かく描き過ぎちゃう』が発生してたり
『うっかり書き損じを見つけちゃって修正に次ぐ修正』をしちゃったり

…で、まぁ進捗は宜しくないわけです。
 順調に遅れまくってる。←

 あとずいぶん良くなりましたが、先月の中ごろでしたか、寝違えの酷いヤツに見舞われまして、しばらくまともに動くことができなかったり。
 …腕がね。デスクの上に上がらんのです。無理矢理上げて描いてても、首をやっちゃってるもんで、目眩もひどくて。ほぼ作業ストップの状態が、'実に2週間近くあったりしました。

 あと困ったことに、エンジンのかかりも遅くて。
 …これの原因は大まかにわかったので、生活時間帯を完全にずらして対応してますけども、実はワタクシ、朝がメチャクチャ弱いんですよ。
 いくら頑張っても、7時には意識がなくなる仕様なので、こいつばかりは、起きる時間を例えば夕方にしたところでどうにかなるってシロモノではなく、条件反射的に独りだと7時にゼンマイが切れてしまう仕様。
 なので、7時を最悪寝落ちる時間と設定して、逆算方式で、生活時間帯を決めている始末。

 …人の生活じゃねぇな。


 このままノタノタやっちゃってると、間違いなく2月砲雷撃の参加取りやめって話になるので、なんとか尻をたたきつつ、ヨタヨタと作業進行中です。

 …作業BGMは『マリみて』です。蓉子さまとぉとい…。←

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【拍手】ぱちぱち、ありがとうございます! <12/3。

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鶴の舞う海 ―しあわせな鶴の話― 7

Date: 2017/12/07(Thu) 07:20 [1328]


 作戦参加艦艇への補給がほぼ終わって、『鳳翔』はヒナセ艦隊に返却された。仮オフィスを載せられ補給物資の一部も載せられていた飛行甲板は、見るも無惨な状態になっていて艦載機の発着ができる状態ではなかった。ここでもヒナセの怒りゲージは下降するどころか上昇をするばかりで、このあたりからことあるごとに「なんでこんなトコに……」を口走り始めていた。もう自分の基地(おうち)に戻りたい。じゃなければせめて鹿屋に帰りたい……そればかりがヒナセの頭の中でぐるぐる回っていた。

 さて物資がなくなったからお役御免かと思っていたら、今度は補給艦だけ鹿屋に戻してそのまま海域に留まれという命令が出た。補給船団護衛艦隊司令部に不穏な空気が走ったことは言うまでもない。簡単な会議(立ち話とも言う)が開かれ、さすがに戦闘海域のなかを補給艦だけを帰すわけにはいかない、ということになり、カワチ提督指揮の第二戦隊が戦闘海域の境界線あたりまで、その先は重巡『足柄』を中心とした一部の艦に佐世保までエスコートさせることにし、作戦司令部に申告。なんとか了承を得て実行することになったが、ここでも一悶着あった。寄り集まり所帯ならではのグダグダ運営と言えばそこまでの話だが、作戦司令部の人心掌握の稚拙さは目に余るものがある。
 はじめ、作戦司令部は補給艦の護衛すら裂くことすら嫌がっていた。どうやら今作戦の状況はあまり良くないようだと、この頃ではヒナセたちもうすうす感じていた。そうでなければ、単なる補給船団の護衛艦隊にまで戦闘海域への残留を命じる理由がない。結局、作戦司令部の無謀な要求を黙らせたのは、もしもの際にと持たせられていた伝家の宝刀、つまりはアサカ中将の信書であって、ヒナセやカワチの功績ではない。
『護衛艦隊を含む貸出の艦船を無駄に喪失するような運用が認められた場合には、それ相応の措置を取らせて頂く……云々』

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鶴の舞う海 ―しあわせな鶴の話― 6

Date: 2017/12/04(Mon) 01:43 [1327]

 艦娘は基本的には人間を害することはできないようにプログラムされているが、仕えている提督からの命令があれば、それを最優先で実行するようにもプログラムされている。
 “提督”は、だからこそ、ある程度の教養と品格そして冷静さを求められる役職だが、それでも結局は人間。感情ある生き物なので、理不尽なことが続けば、キれることもある。
 事実昔から、理不尽なことを強要されたことに起因する、この手の遭難事故や未遂事件は後を絶たない。だのになぜか性懲りもなく同じことが繰り返される。ヒナセが思いとどまれたのは、間違いなくカワチ少将が冷静に対応したからだ。反対に、キれそうになったのがカワチだった場合は間違いなくヒナセが止めていたはずで、それを見越して二人を対にして任務に就かせた、直属の上司である鹿屋基地第三部次長アサカ中将の人事が的確だったことが証明された。

 結局、カワチ少将にいさめられ秘書艦娘・鳳翔に宥められて、ヒナセは渋々座乗艦を重巡『羽黒』に移し、それに伴い艦隊編成を変えた。

 ヒナセ護衛艦隊
  艦隊司令および第一戦隊長・ヒナセ少将、旗艦『羽黒』
  艦隊副司令および第二戦隊長・カワチ少将、旗艦『妙高』

 ヒナセの筆頭秘書艦娘であり専任艦である『鳳翔』を残し、ヒナセたちは補給船団が駐留する海域の外周を警戒するべく、その場を離れた。ヒナセは『羽黒』の戦闘指揮所に上がって、名残惜しく恨めしい顔で、小さくなっていく『鳳翔』をいつまでも見ていた。『鳳翔』が米粒より小さくなって波間に隠れたあとも引き上げようとしなかったので、カワチがお目付役に置いていった那智に、首根っこをつままれて子狸のようにぶら下げられ、艦橋に戻されるまでがセットだった。

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鶴の舞う海 ―しあわせな鶴の話― 5

Date: 2017/11/28(Tue) 15:06 [1326]

 スタートを告げる号令も空砲もなく、深海棲艦との海戦以上の喧噪が始まった。
 艦隊総司令に到着報告をする前に、何故かヒナセの乗艦に補給担当参謀が乗り込んでくる。
 補給船団の旗艦は別の艦だと説明するのに誤解は晴れず……というか無視され、ヒナセ補給船団護衛艦隊の旗艦はそのまま補給司令艦にされ、ヒナセと補給担当参謀が揉めている間に『鳳翔』の甲板上にプレハブの仮小屋が建てられて、海上オフィスにされてしまった。
 自艦上に補給司令部の仮オフィスを用意して待っていた補給船団司令は「顔を潰された」と怒ってヒナセに文句を言ってくるわ、いつも妖精さんたちによって顔が映り込むほどきれいに磨きあげてある『鳳翔』の飛行甲板はヤローどものドカドカ歩きで汚されるわ、しまいには補給船団の護衛艦隊司令はとっとと護衛任務に就け――つまりは座乗艦を変えろと暗に言われて、ヒナセの怒りは頂点に達した。
 不穏な空気を察した護衛艦隊副司令のカワチ少将から全力でたしなめられなければ、ヒナセは躊躇なく鳳翔に艤装を解いて艦を海上から消すよう命じただろう。
 艦娘がベースの軍艦は、艦娘形態と実艦形態の二つを実装している。艦上に人が乗っている状態で、実艦形態を解いて艦娘形態に戻ればどうなるか。
 答えは簡単。
 乗艦中の人間や艦娘は、等しく海に投げ出されることになる。


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 …原稿作業前に30分くらい先を書きつつ、ヨタヨタ進行中。

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鶴の舞う海 ―しあわせな鶴の話― 4

Date: 2017/11/25(Sat) 17:58 [1325]

「……寒いのは苦手なんだよ」
 ヒナセはウール百パーセントな軍用コートの立てた襟の中に首を引っ込め、ウール百パーセントなマフラーの中にも埋もれて、鼻からたれてきた水をズビ…とすすった。
 こういう時にカワチが軽口を叩くのはいつものことなのだが、今日のヒナセの機嫌は、その程度では直らない。この海域に来て以来ずっと、怒りと不機嫌でアタマが沸騰しっぱなしだから、無理もない話なのである。


 一週間ほど前、ヒナセがのほほんと基地内の菜園で豆苗(まめなえ)の植え付けをしていた時に緊急電が入った。発信地は本部基地の鹿屋。曰く『できるだけ練度の高い、しかし小艦編成で、さらにカワチ少将の艦隊込みで至急来い』との命令だった。これが話の始まり。
 もっともこれは、冒頭部分どころかタイトル文字が飾られる前の、献辞の部分でしかなかった。

 鹿屋に着くなり護衛任務の命令を受けた。目的地は佐世保。なるほど護衛任務ならば小艦編成はうなづける。じゃ、カワチ艦隊の主艦である妙高型四隻はどうするかと訊けば、そのまま一緒に護衛任務に就けという。最初に不審感を抱いた瞬間だったが、命令には逆らえない。まぁいいかと、艦隊の編成変更もそこそこに、補給船団の護衛(補給船団と駆逐艦たちが重巡四隻の護衛みたいに見えたのは、ここだけの話だ)をして佐世保に行ってみると、さらに大量の補給物資を積んだ多数の船が待ち構えていた。編成内容はともかく艦数だけはちょっとした艦隊並みに膨れあがった補給船団を、手薄ながら護衛しつつ指定海域まで来てみれば、現地はめまいがするほど素敵な消耗戦の真っ最中で、後方からの補給を今か今かと待ち構えている状態だった。

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鶴の舞う海 ―しあわせな鶴の話― 3

Date: 2017/11/24(Fri) 18:28 [1324]

 できれば早々に海域を離脱して、少しでも海の状態がよいと思われる方向に待避したいところだが、この場に留まり待機するよう命令されている。
 艦橋の窓から見える自分が指揮する艦隊の艦たちが、激浪に翻弄されて上に下に左右にとうねりながら、それでもなんとか海面にしがみついているさまが、波の間から見え隠れしていて実に心許ない。艦と艦の間隔はかなり広くとってあるが、いつ不意に流されて艦同士が接触するか衝突してもおかしくない状況だ。小さな艦ほど流されやすいのだ。
 ヒナセが指揮する艦隊の主隊は、旗艦である軽空母を筆頭に、軽巡二隻と駆逐艦が三隻の小艦編成で、練度も旗艦以外はさほど高くない。そもそも戦闘行動に参加するための艦隊ではないし、基地自体が戦闘行動を主とした基地ではないから仕方がないと言えば仕方がない。
 だのに、だのにだのに……
「なんでこんなトコに出張しなきゃならないんだ……」
 呟いてから、自分のやや斜め前、十一時の方向に立っている艦隊副司令のカワチアキラ少将が涼やかに微笑んでいるのに気がついた。彼女はこの激浪の中、平気な顔をして立っている。艦が突然大きく揺れれば転倒しないよう右に左に前後にと足を突っ張る仕草はするが、その動作は彼女自身と同様に華麗でスマートだった。
「まぁまぁ。この揺れを頂戴しているのは我々だけじゃない。あっちで戦っている連中は、もっと悲惨なことになっているだろうよ」
 カワチは制帽のひさし越しに、軽くウインクを投げてよこした。そんな余裕綽々の態度に、思わず「チッ」と舌打ちが出る。

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鶴の舞う海 ―しあわせな鶴の話― 2

Date: 2017/11/23(Thu) 02:48 [1323]

 それでもまだ午前中は、高曇りではあったけれども、海自体は穏やかだった。
 天気予想を聞かされていない者たちは、気温が低く風が身を切りそうなことを除けば、まぁまぁ悪くない天気だと思っていた。冬のこの海域にしては、波が穏やかだったからだ。天気予想を知っている提督の一部も、今日はこのまま穏やかに一日が終わってくれるのではないかと、心密かに期待していた。
 だが。当たって欲しい予想は当たらず、当たらなくていい予想が当たるのは、世の常で。昼過ぎから急激に気温が下がり始めたかと思うと強い風が吹き始めた。
 一四二七(ヒトヨンフタナナ)に強風注意報が、一六二三(ヒトロクフタサン)に強風波浪警報が発令。全艦隊は予想されるさまざまな事態に備え、警戒厳の体勢に入った。
 そして現在――一七五五(ヒトナナゴーゴー)。
 さらに強くなった風は、海も空も区別なく世界のすべてを切り裂いて、この世のすべてを呪うかのような雄叫びを上げている。



「……なんでこんなトコに居続けなきゃならないんだ……」
 うねり揺れる旗艦『鳳翔』の羅針艦橋で、鹿屋基地第三部三六課課長(第三三六分基地司令官)・海軍少将ヒナセヒナコは憮然としていた。
 この海域に来てから、何度同じ言葉をつぶやいただろう。今日に至っては寒すぎて歯の根がずっと合わないし、鼻から水まで垂れそうになっている。両足を踏ん張りつつさらに手で体を支えてはいるが、少しでも気を抜くと即座に転倒しそうだ。


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 ちび子3号のFirefoxが勝手に更新しないようにと設定してから閉じたのに、結局最新になってしまった…(大泣。
 もういい。こっちもPaleMoonに切り替える…(デスクを囓りながら。

 ひとまずは狐で更新。

【拍手】ぱちぱち、ありがとうございます! >11/15

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つらつら独り言。

Date: 2017/11/22(Wed) 06:16 [1322]

 『あの桜並木の下で』は、女性たち(一匹毛色の違うのが混じってますけど)の物語なので、メインだけでも四人、サブや一回こっきりの人たちも含めたら、そこそこ多くの女性が出てきます。
 …で、中でも異彩を放つのがカホリさんこと保科香穂里(…だったよな、字。間違ってねぇよな…<確認してこい!)さんなんですが、この人、よくよく考えてみれば、ものすごく情の深い人だなぁって思いました。
 いやま、読んで下さってる方たちには「なにを今さら」な感じかもしれませんけども、表面のサバサバした(時には乱暴ですらある)ところとか、愛人に囚われずにさっさと自分のやりたいことができるところ(メルボルン)に子連れで引っ越しちゃうところとかにすっかり騙されてこの人の本質をずーっと勘違いしてたなぁって、なんかいきなり思い至りました。←


 ……ま、この人もたいがい奇矯な人であることは、岩下貴子を(何度ひどい目に遭わされても)愛し続けたところから十分に分かることではあるんですが、実はワタクシは、カホリさんの、貴子から何度傷つけられようともわがままに振り回されようとも、毎度毎度ボロボロになってやってくるいつもの野良猫に「こンのバカタレ!」と言いながら、首根っこ掴んで家の中に引きずり込んで、メシと風呂とふかふかのベッドを与えてやれることが、不思議でしょうがなかったりします。
 このときどきやってくる野良猫は、腹がふくれてきれいになって思う存分ふかふかベッドで寝て(ときどき家主とイイコトしちゃったりもして)英気を養うと、何事もなかったかのようにさっさとしれーっと出て行っちゃう恩知らずにもかかわらず……です。
 ……マジに天使じゃなかろうか(かーちゃんだよな、どっちかってーと。

 貴子がこの人に気を許したのは、カホリさんが貴子を傷つけたり利用したりしないどころか、(さまざまな)期待なんかこれっぽっちもしてなくて、ときどき裏口にゴハンをもらいに来る野良猫として接してくれるからだと思います。
 …ま、はじめの頃、一度だけちょっととあることがあって、貴子が暴言吐いて逃げたからいっぺんで懲りたって話もあるんですけども(そしてその代償が息子の太郎である。←

 カホリさんは実に長女だし、貴子はこれまた実に裾子(わがまままで甘えた)だなぁって感じですかね。



 ……なんかふと思い至ったので、つらつらと。はい。
 『桜並木~』ももっと書きたいなぁって、はい。

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狐。

Date: 2017/11/21(Tue) 15:00 [1321]

 …Firefoxがバージョンアップして57になったんですけど、使ってたアドオンのほとんどが使えなくなっててんてこ舞い。
 代替えのアドオンに切り替えたりなんたりしたんですが、いかんせん、タブが表示部分の直上に来ない仕様になってて、2日間ほどあれこれ試してみたんですけど現時点では、自分ではどうにもできないってことになって、ブラウザを変更するに至りました。

 タブの挙動についてはある程度まで我慢するけど、タブバーの位置だけは譲れないのですよ。

 PaleMoon という、もともとFirefoxから派生したブラウザで、狐のアドオンが使えるのがとても大助かり。
 どうやら狐から設定の引き継ぎもできるとのことなので、いまちょっとアレコレやってみてます。…原稿が進まねぇ…orz

 とりあえず日本語化……もういいや、めんどくせぇ。←
 英語表記でもあんまし困らないしな(ときどき細かいトコが分からなくなる程度。
 というわけで、Firefoxを起動して並べて見比べながらの移行作業でございます。

 …今後、狐に戻る日は来るのか?

 タブ位置がツールバーのいちばん下に来るようになれば、また狐に戻すかも知れません。
 まぁ、狐は狐で仕事で使うんでしょうけどね(ため息。


 ……まさか狐がIEと同じような取り扱いブラウザになるとは、夢にも思わなかった(遠い目。
 

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鶴の舞う海――幸せな鶴の話――

Date: 2017/11/14(Tue) 01:00 [1320]



『こづる……』

 小さな私を膝に抱いて、あの方は私をそう呼んだ。
 撫でつけられた白い髪、整えられた白い髭。
 その身に常にまとう白い詰め襟。
 節くれ立った大きな手は、けれどもさらりと乾いていて、私の頭をそっと撫でる。
 その手が、私は好きだった。

 やがて私も大きくなり、あの方を乗せて海に出る。
 白いあの方と白い私。
 この青い海と青い空。
 どこまでも、どこまでも一緒に……





 景1  南西諸島海域 沖ノ島沖 ポイント八六二


 夕闇迫る冬の海は荒れている。

『西高東低ノ冬型気圧配置。等圧線、幅狭シ。
 強風及ビ波浪ノ、警報 或ヒハ注意報 発令ノ場合アリ。
 全艦隊、厳重注意セヨ』

 明け方に作戦司令部から送られてきた予想気象図からは、どう転んでも大荒れの空模様しか読み取れず、不穏な一日が予想された。付随してくる三時間予想も同様で、時間の経過と共に天候が悪化するさまが書かれていて、海域にとどまっている艦隊司令官たちをげんなりさせた。

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近況。

Date: 2017/11/10(Fri) 13:12 [1319]

 特にコレといった話もないんですが。←

 ↓の『プライベートエリア』が終わって、『艦これ』二次創作の書きかけはあと2本になりました。
 2本とも小説で、冒頭部分を書いて放り出してるヤツなんですけど、どちらもちょっと長くなりそうで(いつものこと。
 今年中にはたぶん終わらないなぁww ってなってます。

 1本は日向の話で、1本は翔鶴の話。どちらも舞台はヒナセ基地。

 最近、ナンクロにはまってまして、寝る前テキストの時間をナンクロに当てちゃってるというていたらくで。
 テキストを書いてて寝落ちし始めたから、PC切って電気消して…ってやってるとふぅっと覚醒して眠れなくなっちゃったりするんですが、ナンクロにはそれがなくて(タブレットを『艦これ』に切り替えて、充電コード差して、電気消して布団潜るまでが1ルーチンなんだけど)スコヤカに眠れたりするんで、ついつい。

 じゃ、起きてるときにテキストやれよって話なんですが、起きてるときは家の片付けとマンガ原稿やってまして、これもなかなかママならず(イヤーン。

 ……自分があと3人欲しい…。

 たぶん、4人になってもやってることは一緒で、一斉に同じ原稿が4枚上がったりするだけなので、この考えはもう20年くらい前から封印してますが、やりたいことやらなきゃいけないことが貯まってくると、ついつい独りごちてしまいましねぇ(苦笑。

 ま、ちょっと頑張ってみます。
 …ここか雑記のほうでまた、連載するというのも手なんですけどねぇw

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【拍手】ぱちぱち、ありがとうございます! >11/ 3日。

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プライベートエリア 11

Date: 2017/11/09(Thu) 16:54 [1318]

 その11 エピローグ
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

○ヒナセ基地 司令部オフィス ヒナセ・カワチ・鳳翔・電・足柄・隼鷹

       足柄が上機嫌でニッコニコしながら仕事をしている。
       お肌がツヤッツヤ。



 足柄   (鼻歌)



       ヒナセとカワチがその様子をそれぞれの表情で見ている。
       ヒナセは眼鏡が光ってて目が見えない。



 ヒナセ  (バインダーで口もとを隠しながらカワチに)ここんとこ、ずーっと機嫌良いねぇ。
      なんだか日に日にツヤッツヤになってるし。


 カワチ  (同じくヒナセに)“メンテナンス”が行き届いているんだろう。
      片割れのほうも日に日に調子が上がっている。


 ヒナセ  (バインダーをデスクに戻して)ま、なんにせよ、艦の調子が良いってのは、
      悪いことじゃない。“離れ”の稼働率も上がってるようだし、もう一棟建ててもいいかな。


 カワチ  (おや、とヒナセを見る)これはまた、寛大な。


 ヒナセ  だって……ウサギ小屋の風紀が乱れているようなんで。


 カワチ  ………(笑顔が固まる)


 ヒナセ  (書類になにやら書き付けながら)同意を持っての行為のようだからそこは別にツッコまないけど、
      夜回り業務中ってのは、ちょっと頂けない。
      それなら、きちっと管理できるようにしとくのが、基地責任者の務めってヤツなので。


 カワチ  というか司令、当番じゃないときはきちんと休んで下さい。


 ヒナセ  トイレに起きたついでにぐるっと見てるだけだよ。
      わざわざ巡回まではしてない。
      ……せめて裏でやってよね。いくら電探仕様の目だからって、物陰までは見えないんだから。


 カワチ  心にとどめ置いておきます。


 ヒナセ  (書類を鳳翔に渡し)それか……専任艦で対になってる子たちに、専用の部屋を与えた方が良いかな。
      人と違って艦娘は、一度対になるとよほどのことがないと離れたりしないし。


 カワチ  ……ふむ。


 隼鷹   あー……てーとくー、意見具申いいすかー?


 ヒナセ  んー? どーぞ?


 隼鷹   それねー、アタシゃ反対。今のシステムがベスト。


 ヒナセ  そーなの?


 隼鷹   少なくともウチは……だけど、たぶん足柄んトコもそうじゃないかなーって。
      ねぇ、足柄。どーよ?


 足柄   そーねぇ……私たちはできれば四人一緒にいたいわね。
      それはそれ、これはこれ、ですもの。


 ヒナセ  へー(手帳を出して書き付ける)


 隼鷹   あとさー、さっき言ってた『よほどのことがないと離れない』は確かにそうだけど、
      だからってケンカしないわけじゃないからねぇ。気まずい時に一緒の部屋ってのは、
      アタシゃ勘弁して欲しいね。クールダウンって必要でしょ。


 足柄   私たちは逆に、一人になりたい時に“離れ”を使ったりするかな。
      そうねぇ……“離れ”は別にソレだけのためにあるわけじゃないから、今のままで良いのじゃないかしら
      ……と、(挙手をして)姉妹の意見は一致してます。


 ヒナセ  そっか(ふーん、と半分納得顔)
      そんなもんか。


 カワチ  このあたりは彼女たちのほうが一日の長がありそうだな。


 ヒナセ  そーだねぇ……我々のほうが分が悪いか。
      なにせ『結婚生活が短すぎたよね組』だもんね。


 カワチ  左様左様(苦笑しながら肩をすくめる)


 ヒナセ  じゃ、さっきの案は却下ね……“離れ”を増築する案については……


 足柄   それは賛成。


 隼鷹   早っ。


 足柄   妙高姉さんが『ウサギまみれやアオカンなぞ許されない!』……と、さっきから那智が喚いています。以上。



       提督ふたり、ぶは! っと吹き出す。
       カワチはバツが悪そうに、ヒナセは愉快そうに。



 ヒナセ  (バインダーで笑い顔を隠しながら)OK……じゃ、そのようにしようか。
      (ぶくくくく、と笑っている)


 カワチ  ……司令……。


 ヒナセ  (バインダーから顔を上げて、指先で涙を拭いながら)ところでさ、足柄。


 足柄   はい?


 ヒナセ  カワチがさ、なんで妙高さんに頭が上がらないか、知ってる?



       カワチがぎょっとヒナセのほうを見る。



 カワチ  ヒナセ、貴様!!


 ヒナセ  (カワチに、にやー、と笑みを送る)


 足柄   え? 姉さんのことが好きだから、じゃなくて?


 ヒナセ  それもあるけど、もう一つ理由がある(ニヤニヤ笑いを止めない)
      ね、カワチ提督。


 カワチ  ……この悪魔め(苦々しく)


 ヒナセ  姉思いな妹たちに、このくらいの情報は流しても良いんじゃない?
      じゃないと、ウサギ小屋のランデブーを止めそうにないからさー、ウチの副司令は。


 足柄   え? 何なの? なんなの?(ワクワクしながら訊く)


 ヒナセ  お祖母さまだっけ? ねぇ、レーコさん。


 カワチ  知らん!(赤面して ぷい、とそっぽを向く)


 鳳翔   ……提督(ヒナセをたしなめる)


 ヒナセ  カワチが唯一頭が上がらない人がお祖母さまなんだけど、雰囲気がそっくりなの。
      ウチの妙高さんをはじめて見たとき、誰かに似てるなーって思ってたんだけどね、
      最近思い出した。
      士官学校時代に遠目で見たんだけどね、ナカナカ矍鑠とした、でも上品な方だった。


 隼鷹   お祖母さま? そりゃまた……。


 足柄   それって……ババ・コン??


 隼鷹   (足柄に)せめて『グラン・マ・コンプレックス』って言ってやんなよ(苦笑する)
      てか、広義のマザコンだねぇ……ま、いんじゃない? ウチの提督(ダンナ)らしいや(うひゃひゃひゃひゃひゃ、と笑う)



       カワチ、隼鷹たちの言葉が刺さってるらしく、だんだんと居たたまれない顔になる。



 カワチ  (ヒナセに)君ってヤツは……。


 ヒナセ  (にひゃ、と人の悪い信楽焼のタヌキ顔になり)……そういうとこ、人間くさくて好きだよ、レーコさん。



 カワチ  (不意を打たれて、毒気を抜かれた)………。
      (視線が泳いで)……いや……その……。


 隼鷹   お……。
      (肩をすくめて)ウチの提督(ダンナ)も、めんどくさいお人だねぇ(小さく独りごちる)



        ノックの音。



 声    妙高です。ご依頼のあった資料を持って参りました。



        カワチが動揺して、ガタタン、と思わず椅子を鳴らしてしまう。
        カワチの様子に、ヒナセが「ぷっ」と吹き出す。
        隼鷹がニヤニヤ笑い、足柄の目がくるりと動いて面白そうにカワチを見る。



 ヒナセ  (笑いをこらえながら)どうぞー。



        扉が開き、ファイルケースをいくつも持った妙高と那智が入室してくる。



 妙高   (室内の空気を察して)どうかなさいましたか?


 カワチ  い……いや、何でもないよ。
      (妙高からファイルケースを受け取ろうとするが、手が滑って落としてしまう)
      わ……す、すまない(慌てて拾おうと屈む)
      (遠景では那智が電にファイルケースを渡しながら音のしたほうを見ている)


 妙高   大丈夫ですか? 提督。
      (同じく拾おうとして屈むが、タイミング悪くカワチと盛大にぶつかってしまう)
      きゃ……。


 那智   大丈夫か、姉上(妙高に手を差し伸べながら)貴様は何をやっているのだ!(カワチを叱責する)



       その様子をヒナセと隼鷹・足柄は呆れたように愉快そうに見る。



 ヒナセ  (苦笑しながら)いやはや、まったく。


 電    (那智が持ってきたファイルケースをヒナセのデスクに置きながら)
      いけないのです、司令官さん。


 鳳翔   (ヒナセに寄り添って耳打ちする)電ちゃんの言うとおりです。
      そろそろいい加減になさいまし。


 ヒナセ  (小さくなりながら)……はい、そーします。



       隼鷹と足柄、提督ふたりの様子を交互に見つつ。



 隼鷹   (行儀悪く頬杖ついて)なんだかもうグダグダだねぇ。


 足柄   (同じく頬杖をついて)仲が悪いよりは良いんじゃないかしらねぇ。


 隼鷹   ……ここでそれアンタが言うのは、アレだけどね。
      その後、てーとくとはどうなのさ?


 足柄   一度も(両手を軽く広げて肩をすくめる)
      那智のほうが断然イイから。


 隼鷹   あ・そ。これはまたごちそうさまで。



       鳳翔、司令官室の様子を見てため息をつく。



 鳳翔   これでは仕事になりませんね。
      電ちゃん。少し早いけど、小休憩しましょう。
      お茶を淹れるので、手伝って下さいますか?


 電    はいなのです。



       鳳翔と電、お茶の用意をするために退出していく。
       司令官室の喧噪はまだまだつづきそうで……。


                               (了)
--------------------------------------------------------------------------------

 河内玲(カワチアキラ)提督は、日生日向子(ヒナセヒナコ)提督と同時に生まれたキャラで(実は浅香広海…アサカヒロミ…もですけど)、
 ・ヒナセ基地のエロ枠。
 ・ヒナセの士官学校時代の同期(現役入校なのでヒナセの2歳下)で在学中は常にクラスヘッド(首席)だったとても優秀な人。
 ・常に佐官を輩出している中流軍族家系の人だけど、家系で初めての将官。
 ・しかし不祥事を起こして(口の悪い余所の上官をぶん殴った)佐官に降格。
 ・約一年後にまた将官に戻った。
 ・顔もハンサムならば行動も性格もハンサムかつスマート。
 ・背が高く(173cm…ヒナセと15cm差)骨格と筋肉ががっしりしているから体格が良く体重が重い。
 ・10人中7人くらいは「美人」と評価する程度には整った顔なんで男性にそこそこモテるが眼中に無い。
 ・女性に大いにモテる上にガチの人。
 ・だのに二週間だけ既婚者(つまりはバツイチ)
 。家族の誰とも似ていない。隔世遺伝で数代前の誰かに似ている。
 ・唯一の欠点が『ヒナセが好き』

 ぶっちゃけ、ワタシが好んで描くキャラのパターンにチート設定を盛り込んだ人物ですが、チート具合はヒナセと対局にあって、そうですね、往年の野球選手にたとえるなら、長嶋さん(カワチ)と王さん(ヒナセ)。ちなみにアサカは川上さんてトコでしょうか(若い人はたぶん分からない喩えになってしまった。

 以上が最初のギャラ造形の時に決まってたことで。


 やや後で以下の設定が足されました。

 ・兄がふたりで次兄とめちゃくちゃ仲が悪い(尊敬している長兄はすでに故人。
 ・父とも微妙に折り合いが悪い。母は嫌いじゃないけど苦手。
 ・隼鷹が首席秘書艦(のちに妙高が首席秘書艦で隼鷹が次席秘書艦。ちなみに隼鷹は基地専任艦)
 ・重巡運用が格段に上手く、中でも妙高型との相性が抜群に良い。
 ・幸運艦姉妹と言われている妙高型四隻(ヒナセが鹿屋基地からもぎ取ってきた)を専属艦としている。
 ・妙高さんの尻に敷かれっぱなし。
 ・その妙高さんを手籠めにしたことがある(『錨を上げて』の冒頭部分)
 ・妙高、那智、足柄と関係を持ったが、パートナーとしてお付き合いしてるのは妙高さんのみで、
  足柄は一晩のアヤマチ、那智とは足柄のために五日間耐久レースをやる羽目に(今回のお話)
 ・羽黒については、姉3人が怖いけど一番怖いのは羽黒だと思う<たぶん情が深すぎる。

 ・カワチの容姿は高祖父とそっくり(だから男顔)。
  その高祖父も女性に大モテだったらしい。
 ・妙高さんに頭が上がらないのは、実は唯一頭が上がらないお祖母さま(故人)と
  雰囲気がそっくりだから。<最新設定。←


 正直、カワチはヒナセよりも描きやすいキャラで、ヒナセよりもドタバタなお話がやれるキャラです。

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プライベートエリア 10

Date: 2017/11/02(Thu) 04:18 [1317]

 その10
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

○真夜中 『離れ』 ベッドルーム

       闇の中。
       シュッと擦過音がして小さな灯がともる。
       全裸のままベッドに腰掛けたカワチが浮かび上がり、タバコに火を付ける。
       中指と人差し指にに挟んだマッチの尻を親指ではじいて火を消すと、
       部屋はふたたび闇に戻る。
       ふー…と息を吐く音と、うっすら煙が部屋に広がる。



 那智   ……煙草……吸うんだな……。


 カワチ  イヤ……滅多なことではやらんよ。一箱買えば一年くらいある。
      半分も吸わなくて、捨てることも多いな。


 那智   もったいない。


 カワチ  不味くなるからね。湿気るのか、乾燥しすぎるのか、単に風味が飛ぶのか……。
      理由は分からん。


 那智   ……ふうん……。
      ではなぜ吸う?


 カワチ  さてね。極端に疲れた時とか……かな。
      戦闘時間が長すぎて、へとへとになってるときが、多いね。


 那智   なるほど……じゃ、今はそれなのか。


 カワチ  ……そう……かもしれない。
      すまない……臭いだろう(煙草を消す)


 那智   気を遣わなくていい。いつだったかの提督はヘビースモーカーだった。


 カワチ  (肩をすくめて)私が気になるのさ(立ち上がろうとする)



       那智の手がカワチの手を掴み、引く。
       引かれたカワチは、その強さに驚いて、中腰のまま止まる。



 カワチ  ………。
      (とすん、とベッドにまた腰掛ける)


 那智   あ……提、督……。


 カワチ  なんだい?


 那智   (上半身をやや起こして)………その……


 カワチ  (那智を見ている)



       那智がやや赤面して、視線を地に這わせている。



 那智   ……イヤ……その……。


 カワチ  ん?(やや怪訝な顔になる)


 那智   ア――……(言いよどんで)……イヤなんでもない。



        カワチ、あ、と気がついた表情になる。



 カワチ  (ニコ、と微笑んで、那智の手を取り)
      私のことは好きなように呼び給え。私はそれを受け入れよう。


 那智   ………(闇の中でカワチを見つめ、一度目を閉じてカワチの発した言葉を反芻して
      再びカワチを見る。嬉しくて涙が出そうになるが、それをこらえて声を絞り出す)
      ……アキラ……。



       那智、カワチの髪を一房手に取り、それに口づける。



 カワチ  うん。


 那智   アキラ……。


 カワチ  那智……私の虎――……ん……



       那智がカワチに体重をかけてその唇を奪い、
       二人はそのまま倒れ込み、またベッドと一体になる。



◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

○翌日の朝 『離れ』

       カワチが身支度を調え、制帽をかぶり、位置を整えている。



 カワチ  ……では行こうか。
      那智。



       身支度を調えた那智が、カワチの斜め後ろに立っている。
       那智の顔は精悍に引き締まり、瞳が強い光を放っている。


     --------------------------------------


       離れの入り口を開け、外に出る二人。
       水平線から太陽が昇っている。



 カワチ  ……つ……数日ぶりに拝むと、さすがにまぶしいな(苦笑気味に笑う)
      (腕時計を見て)マルハチゴーマル……ちょうど良い時間かな(司令部棟に向かって歩き出そうとする)


 那智   あの……アキラ?


 カワチ  (立ち止まって振り返り)なんだい?


 那智   その、ひとつだけいいか?


 カワチ  なんなりと。


 那智   貴様の名前を呼ぶのはプライベートだけにする。
      パブリックでは今までどおりだ、いいな。


 カワチ  好きにしたまえ。
      そうそう、妙高さんもプライベートでしか、名前で呼んでくれないね。
      そういうところは姉妹でよく似ている(クスクスと笑う)


 那智   ……なっ……んだ、と!?



       カワチ、那智を促して、歩き始める。行き先はもちろん司令棟。



 カワチ  しかし、プライベートだけ名前を呼ばれるというのも、こう、秘密めいた背徳感があって良いね。


 那智   (呆れて物も言えない)


 カワチ  さてしかし……今日のところは隼鷹たちに譲るとして、早々に足柄を抱いてやり給えよ。
      学習したことを忘れないうちに。


 那智   ばっ……。余計な世話だっっ!!


 カワチ  なに、私たちには気兼ねはいらん。その気になれば、野っ原でもどこでも。


 那智   姉上のためにも、せめて屋根のあるところでやれ!


 カワチ  いやー……なかなかアレで怖い姉君だからね。
      ま、私のほうも頑張るから、君も頑張り給え(はっはっは…と笑う)


 那智   (真っ赤になりながら)……地獄に墜ちろ!!


 カワチ  んー……最上の褒め言葉だねぇ。



       司令部棟が近づいてくる。


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 次はエピローグ。

 濡れ場を書くのは楽しい(w。←

 『Deep inside』の終盤で那智がカワチを「アキラ」と呼んでました。つまりあのお話は、時系列的にこのお話よりも「あと」です。
 『Deep inside』のあの一言を書きながら「あー、ぷちネタばれしちゃってんなー」と思いましたし、ここのシーンを書くまで『Deep inside』を止めようかまで考えたりしましたが、まぁ気がつく人も少なかろう…と思い、勢いよくGOしましたのです。
 いちばん書きたかったシーンをやっとのことで書けると、気分が高揚しますね(清々しく笑いながら。

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プライベートエリア 9

Date: 2017/11/01(Wed) 02:02 [1316]

その9
◇◆◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

○『離れ』 ベッドの上



 声    那智……那智。



       誰かが那智の頬を軽く叩いている。



 那智   ……ん……(目がうっすら開く)



       那智の視線の先にカワチ。
       シャツを羽織ってはいるが前ははだけており、汗をじっとりとかいている。



 那智   ……てい……とく……?


 カワチ  うん。大丈夫か?


 那智   (汗で顔に張り付いた髪を、汗を拭うように退けながら)……体が……重い……。


 カワチ  (那智の唇に指先でそっと触れて)……水をやろう。


 那智   ……いや……いい……(ぐったりと動けない様子)


 カワチ  ぬるいのしかないが、そこは勘弁してくれ(視線だけで那智を見下ろしつつ、
      ペットボトルから直接に水を口に含む)



       カワチ、那智に口移しに水を飲ませる。
       那智、はじめはやや抵抗するが、すぐに観念して素直に水を飲む。
       喉が大きく上下し、ゴクリゴクリと音を立てる。
       カワチ、自分の口の中にある水がなくなると、ゆっくり那智から離れ、
       先ほどのペットボトルから水を飲む。



 那智   (喉が潤ったことで、大きなため息が出る)……肺が……熱い。罐が暴走しているようだ……。


 カワチ  ………(那智の様子を見ている)


 那智   ……あれは、何だ?


 カワチ  ん?


 那智   あの感覚は……一体何なんだ……?


 カワチ  もしかして、初めての体験だったかい?


 那智   ……いや……。……いや……そう……かも……。


 カワチ  イけたのなら、それは重畳。


 那智   イ……?


 カワチ  orgasm……というヤツだよ。
      初めてだろうがそうでなかろうが、そのあたりはどうでもいい。
      私とヤッてイけたのなら、これほど嬉しいことはないね。


 那智   ………。
      (じわ、と顔が赤くなり、ズルズルとカワチに背を向ける)
      ……貴様は、本当に、デリカシーが、ないな……(まだ息は上がったまま)


 カワチ  いやぁ、それほどでも(にこ、と笑う。いつもの自信満々な笑みに戻っている)


 那智   (背を向けたまま)褒めてない。


 カワチ  君はそうかもしれんが、私にとっては褒め言葉だよ(すっと那智の肩を撫でる)


 那智   (ひゃっっと小さく肩をすくめる)……っっ!


 カワチ  (反応を楽しむように、指を那智の首に這わせる)


 那智   (ビクビクとさらに小刻みに反応して)……やめ……っ……


 カワチ  うむ、いい声だ。
      ……さて那智、風呂に入らないか? 髪まで汗みずくで気持ち悪いだろう?
      (立ち上がって)湯を張ってくる。



       パタン、とカワチが出ていく音。



 那智   ………。



       横臥し頬に枕を感じながら、しばらくカワチが出て行ったほうの気配を伺う。
       やがて湯がバスに流れ落ちる音が小さく聞こえ始める。
       ほっとため息をつき、ゆっくりと目を閉じて……。



         ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


○『離れ』バスの中。

        カワチが那智を背中から抱きかかえるようにして、一緒に湯船に浸かっている。



 カワチ   (那智の髪を湯に晒しながら、洗ってやっている)


 那智    (居心地悪そうに)……楽しそうだな。


 カワチ   ああ、とてもね。


 那智    あ……――っっ……き、貴様は、誰にでもこうやるのか?


 カワチ   いや……そうでもない。
       妙高さんの髪はまだ洗ったことないな。


 那智    ………。


 カワチ   ……(機嫌が良い)


 那智    ……失礼なヤツだな。


 カワチ   ん?


 那智    今、妙高姉のことを考えていたろう。


 カワチ   そうだねぇ……彼女の髪も、この髪と同じくらい手触りが良いのだろうな、と考えていた。


 那智    ……地獄に墜ちろ。


 カワチ   褒め言葉と取っておくよ。


 那智    ……っ……。


 カワチ   かわいい娘(こ)だ。


 那智    き……貴様……は……本当に女か?


 カワチ   正真正銘ね……ホラ…(ぎゅ、と那智に抱きついて、自分の胸を那智の背中に押しつける)


 那智    ~~~体のほうじゃない。中身だ、中身!
      (広くもない湯船でバシャバシャと暴れて河内から離れ、向きを変えて対峙する)
      言うことやること、ただのセクハラ親父だ!
      (背中を湯船に張り付かせて、カワチからできるだけ離れて威嚇する)


 カワチ  (威嚇する那智をほへ? っと見ていたが、やがてニカっと笑い)
      なかなかの褒め言葉を頂いたな(言って、素早く那智の足首を右手で捉え、
      やや乱暴に持ち上げて自分の肩に載せる)
      次は応用に移行しようかと思っていたが、その前にがつりと復習をやったほうが良いようだ。
      (体を前に進め、那智に覆い被さるようにして言う)


 那智   ま……待て……。


 カワチ  意識が飛びすぎない程度にやるから、私がやることとその身に受ける感覚を
      よく憶えておきたまえ。
      (耳元でささやく)私に溺れたりするなよ。これを狼に与えてやれるかどうかは、
      今からのお前にかかっているのだから(そのまま那智の耳を、べろり、と舐める)


 那智   っっひぁ……



       那智の体が大きく跳ね上がり、水の跳ねる音がする。



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 風呂でヤると、逆上せますよ。お二方(そうじゃなく。

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