終わった終わった…

Date: 2017/02/28(Tue) 08:23 [1253]

 『艦これ』2017年冬イベ・丙で完走。

 ……ギミック外すまではカンタンだったんですけど、案の定ラスダンに手こずりました。

 ドロップ艦は、報酬艦の松風と伊14。
 通常ドロップで、春風、高波×2、そして照月、が来ました。
 やったね!


 …そんなこんなで、さすがに眠いので、ひとまずこれにて。
 ごきげんよう。ノ

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ピースご飯

Date: 2017/02/25(Sat) 05:16 [1252]

 ひさびさに『あの桜並木の下で』 後期 秋子と貴子
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ただいま。


おかえり、早かったねぇ。


そうでもないわよ?


いやー、いつもよりは早い。
おかげで、味噌汁があったまってない。


ふふふ……いいわよ、自分でやるから。


まーまー、疲れて帰ってきてるんだし、アタシは真面目におさんどんしてるんだし。
アンタはとにかく着替えておいでよ。なんなら風呂も使ってきていいわよ。


そうね、そうさせてもらおうかしら。


そーしたらいいさ。


じゃ、お言葉に甘えるわね。


へいへい。


お風呂はあとでいいわ。とにかく着替えてくる。


手洗いとうがいも忘れないでね。


ふふ……はい。


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おまたせ。


ちょうど良いタイミングだったね。
……はい(今日の夕飯を並べる)


……あら。


ふふふ……いいでしょ。


お初ね。……緑が鮮やかで美しいわ。


そーね。春の匂いがする風が吹いてるしね。
やっぱさ、この時期には食べたいじゃない?


ええ。


でもさ、ちょっと幼かったかな。
さやは十分に大きかったんだけど、剥いてみたらこのとおり。


まだ二月ですもの。


そーね。
剥いてるときの感触もさ、柔らかくて。
剥きながらスナップエンドウかと疑っちゃったくらい。


そうなの?


うん。剥いたさやを生でかじってみたら、妙に甘くて。
だんだんと混乱しちゃって、とうとうお湯を沸かして湯がいてみた。


さやを?


そう、さやを。
湯がいたのを食べてみたら、ちゃんとグリンピースでした。
堅いというか、繊維だらけで食べられたもんじゃなかったよ。味は悪くなかったけどね。


ふふ……


あによー。


貴ちゃんらしい。


……ふん。


ま、食べてみてよ。


はい。いただきます。
………。


………。


………。


またリベンジするね(ひひ、と笑う)


……そうね。
まだちょっと風味が足りないわね。


うん、そう。
ちびたちや兄貴は美味い美味いって食べてたけどね。
……畑の豆たちもまだまだな感じだもんね。


今年も美味しくて嬉しい春だといいわねぇ。


だねぇ。


……ん……おいし。
梅干しで煮たのね。鰯。


うん。ショウガをうっかり切らしててさ。
梅干しというか、シソなんですがね。
……今年は梅干しを漬けたいねぇ。


切れたの?


うん。


祖母に頼んでも良いけど?


チヨコさんの梅干しは絶品ですからね。
ああいう味にならないよねぇ。……年期が違うか。


ときどきは甘えないと。


だね。お祖母ちゃん孝行しないとね。


ええ。
愛媛から送ってもらって、それとは別に漬けたら?
作り方も書いて送ってもらいましょうか。いろんな人に教えたくて仕方がない人だから。
もともと小学校の先生だったらしいの。結婚後、家業が忙しくて辞めちゃったって話だけど。


へぇ……。
それはインテリゲンチャな。


そうね(クスクス笑う)
あの時代の人だからね。……もしかしたら女学校出かも。


それはまたまた素晴らしい。
……おかわりはいかが?


ええ、頂くわ。


ところでさ、ピースご飯、炊きすぎちゃってね。


明日の朝もこれなの?


いや、そこまではない。
アンタのお弁当くらいはある……どうする?


……じゃ、持って行こうかしら。


OK。……あ、アンドレ・ザ・ジャイアントと兄貴の分くらいもある。


……(にこ、とほほえみ)
ありがとう。


礼には及びませんよ。
持って行くなら、自分で詰めてね。


ええ……友ちゃんの玉子焼きも焼いておくわ。


(肩をすくめる)


もちろん、あなたの分も。


………。


ふふ……。


ま、お好きにどうぞ。
(おかわりをよそって秋子の前に置き、自分の茶を入れてずず…とすする)


……ん、おいし……ふふふ……。


………。



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 嬉しいくせに顔にも態度にも出さない貴子と、その気持ちをちゃんとくみ取っている秋子。
 二月の終わり。夜はまだまだ冷え込むけれど、昼の空気には春の香りが混じっています。

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Deep inside・05

Date: 2017/02/22(Wed) 05:13 [1251]

 いろいろあって、止まっちゃってます(イヤン。

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
○ヒナセ基地 菜園第八区画。ヒナセ、神通。
        神通は移植ごてを使って畑の畝にポット苗を植える作業をしている。


 ヒナセ   やぁ、調子どう?


 神通    ……あ……、ず、ずいぶん、大丈夫です。


 ヒナセ   そう? 日向が感心してた。あと、お礼もって。


 神通    なんでしょう?


 ヒナセ   君はとても働き者だって(地べたに座る)
       鳳翔さんを回収したときにこと、憶えてる?


 神通    ……はい。


 ヒナセ   日向はね、鳳翔さんが演習にからの戻り途中で見つけた子なの。
       ほとんど機能が停止しててさ。でも、運良く生きててね。
       だから君も、彼女を救った一人ってことになるね。


 神通    ……その……その時、私も一緒にいました。


 ヒナセ   あ、そうだったっけ?(すっとぼけ)


 神通    はい。あのとき提督は、怖い顔をして、日向さんと鳳翔さんしか
       見ていらっしゃいませんでした。。


 ヒナセ   あれ、そうだったっけ?


 神通    はい。なので、憶えていらっしゃらないのは、仕方がないことかと思います。


 ヒナセ   それは申し訳なかったね。
       ところで神通。日向が悩んでた。
       「神通はどこが悪いのか?」って。


 神通    ………。


 ヒナセ   君がここに来るのは五度目なんだけど、回数を重ねるごとに、これといって
       悪いと思えるところがなくなって行っててね。
       入渠で体自体は修復されているから、ここに来る子たちはほとんどが
       メンタル面に難があるわけだけど、君については、特に今回はそれすらないような
       感じがする。


 神通    ……ここには、お仕事が、ありますから……。


 ヒナセ   てことは、前回配置されたところでは、仕事をさせてくれなかった?


 神通    はい……はじめのうちは演習旗艦を中心として集中的に運用していただけるのですが、
       ある程度練度が上がると、待機が多くなります。前も、その前も……。


 ヒナセ   君は特に働くことが好きだからねぇ。
       燃費がいい艦なんだから、遠征要員として運用するのはアリなんだけどなぁ。


 神通    ……あ……いえ……


 ヒナセ   ん? 遠征は苦手?


 神通    は……は……い。あまり。


 ヒナセ   そっか。


 神通    ………。


 ヒナセ   わかった(立ち上がる)


 神通    ……あ……


 ヒナセ   じゃ、今後は基地内作業を中心に仕事をしてもらおうかな。


 神通    (やや表情が明るくなる)……いいのですか?


 ヒナセ   艦娘も人間も個体によって得手不得手ってあるからね。
       ここは療養のための基地だから、苦手なことをさせて余計なストレスをためるくらいなら
       好きな方向の仕事をしてもらうって方針なの。
       そっちのほうが効率も上がるしさ。


 神通    はい……。


 ヒナセ   (懐中時計を見て)……あ。おやつの時間だ。
       じゃ休憩にしよう。


 神通    はい。ここまでやってしまったら――


 ヒナセ   ダメダメ。すぐ休憩。ほら、手を止めて。
       みんなそろわないとおやつにならないんだからね。


 神通    は、はぁ……。


 ヒナセ   半年ほど前に基地ルールが変わりまして。
       おやつの時間とゴハンの時間は、最優先事項になったの。
       ほらほら、中断中断。君を連れて戻らないと、私がみんなに叱られてしまうよ(笑う)


 神通    (くすり、と笑って)……はい。
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 ちょっとしたミステリっぽく書きたいなぁって思ってるもんで、遅々として進まないわけです。
 ミステリ、やっぱり難しいですね。

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今週の更新は…

Date: 2017/02/09(Thu) 03:41 [1250]

 ここまで。
 明日の夜からウサタソが来福して、毎年恒例の『牡蠣の会』(去年から参加してる<宿と足担当。
 お帰りは日曜なので、次の更新は、月曜以降になると思われます。

 『Deep inside』は毎日5行でもいいから書き進めてるんで、ちょっと先行できるかもしんない……という目論見w

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Deep inside・04

Date: 2017/02/08(Wed) 04:57 [1249]

 ヒナセと日向のターン。
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○ひと月後…… 菜園・第十区画


 ヒナセ   やぁ、調子はどう?


 日向    うん? 悪くないぞ?


 ヒナセ   そうじゃなくて(苦笑する)


 日向    先週来た神通か? まぁ大丈夫だ。
       そういえば彼女、出戻りだそうだな。


 ヒナセ   うん、そう……て、憶えてないの?


 日向    ……?


 ヒナセ   調子悪い?


 日向    そうでもない。……が、ときどき物忘れがひどいかな。


 ヒナセ   ……そっか。


 日向    ……大人しいな彼女は。だが働き者だ。


 ヒナセ   そうだね、『神通』自体が大人しいのもあるんだろうけど、彼女は特に大人しいかな。
       前来たときもそうだったし。
       ……ああ、鳳翔さんを見つけたのは彼女なんだよね、実は。


 日向    そうなのか。では神通に感謝しないといけないな。


 ヒナセ   なんで?


 日向    私を見つけてくれたのは鳳翔だからな。神通が鳳翔を見つけなければ、
       私は今ここにいないということになる。


 ヒナセ   はーなるほどねー。
       ヒナタはそういうトコ、律儀というか、縁起を担ぐというか。


 日向    ちょっと違うな。縁を大事にしているんだ。


 ヒナセ   なるほど?
       ……あ。さらに言えば、回収した君を途中まで運んできたのも彼女だよ。
       途中から『島風』にバトンタッチしたけれどね。


 日向    ……君も物忘れが激しいようだな。歳か?


 ヒナセ   そういうどうでもいいことはよく憶えてるよね、ヒナタは。
       いつか高齢の提督の下にでもいた?


 日向    いや、そういうものだと何かの本で読んだ。……ええと、なんて名前の本だったかな。
       それはともかく、そういうことならやはり神通に感謝せねばなるまい。
       鳳翔ともども私の命を救ってくれたのだから。
       近いうちにでも礼を言うことにしよう。


 ヒナセ   まぁお好きにどうぞ。


 日向    ……ところで提督。


 ヒナセ   あん?


 日向     神通はどこが悪いんだ?


 ヒナセ   やっぱそう思うよね。


 日向    これといって悪いところが見えない。ただ、時々茫洋としている。


 ヒナセ   ボウヨウ?


 日向    心ここにあらず、というときがあるということだ。
       視線が遠いこともある。何かを探している感じがする。


 ヒナセ   ……ふむ(ポケットから手帳を出し、書き付ける)
       悪いんだけどさ、しばらく神通は様子見をするから、よろしく。


 日向    ………。
       口から出ているほど悪いとは思っていないだろう。


 ヒナセ   ………(ちょっとだけ目が泳いで、明後日を見る)


 日向    まったく、艦娘使いが荒い司令官だ(荒くため息をつく)
       了解した。……他の連中にも見張らせているだろう?


 ヒナセ   さぁ?(肩をすくめる)


 日向    ……このタヌキ提督め。


 ヒナセ   (トボけた顔で「にひっ」と笑う顔が、人を食った信楽焼のタヌキに見える)


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 なんだかんだ言って、ヒナセと日向は仲がいい。
 上司と部下というよりは、子犬が戯れている趣きではあるけれども(w。

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Deep inside・03

Date: 2017/02/07(Tue) 06:13 [1248]

 今日も艦娘が出ない罠…。
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○約十年後… ヒナセ基地司令官室。ヒナセ、カワチ
     書類とにらめっこしている。


 ヒナセ   ………。


 カワチ   ………。


 ヒナセ   ……うーん……。


 カワチ   司令。何か気になることでも?


 ヒナセ   気になるというよりは、またか……って感じ。


 カワチ   また?


 ヒナセ   うん。この基地を開設してその年中だったかな。とあるドロップ艦を引き受けましてねぇ。


 カワチ   引き受けたということは、君が回収した艦ではないのか。


 ヒナセ   そ。呉……だったかな……の管轄地域で回収された子だったんだけど、
       まぁいろいろあったみたいで、艦政本部から鹿屋経由でウチで預かることになったの。


 カワチ   ふむ。


 ヒナセ   預かってみれば、そんなに困った行動もしないし、どちらかと言えば周りに
       気を遣いすぎるるのが問題かなとは思ったんだけどね、修復も順調に終わったから、
       艦政本部に戻したんだよ。


 カワチ   ふむ。


 ヒナセ   そこで終わったかと思ってたら、四ヶ月くらい経って戻ってきてねぇ。


 カワチ   ん? また故障したのかい?


 ヒナセ   うん、そう。そういう事前報告があってね。
       でも、戻ってきてみれば、これといって悪いところがなくてさ。
       だから、早々に元の基地に返却した。


 カワチ   ふむ。


 ヒナセ   ところが、その年中に戻ってきちゃって。


 カワチ   三回目だね。


 ヒナセ   そう。その時は艦政本部からで、確かにメンタルのほうの状態がちょっと良くなくて。
       ただ、当時はドロップ艦とか受け入れとかが増えてきたころで、
       私とデンだけじゃ手が回らなかったから、比較的動ける子はどんどん海域に出してた時期だったの。
       畑だけじゃなくて秘書業務もやれる子は積極的にやらせててさ。
       実際、仕事を与えた方が生き生きしてくる子もいるからね。


 カワチ   まぁそうだな。艦娘たちは働くようにプログラムされている。
       あるなら仕事は与えた方がいい。


 ヒナセ   事務処理とか得意な子だったから、簡単な秘書教務を中心に仕事をさせてみたら、
       飛躍的に回復したんだよ。
       ……で、艦政部から大量返却の命令が来たのもあって……


 カワチ   また返却した。


 ヒナセ   そう(うなずく) あの時は三ヶ月いたっけか? って感じだったな。
       めっちゃくちゃ忙しかったからか、生き生きしてたね。
       ……鳳翔さんを見つけたのもあの子だったなぁ、そういえば。


 カワチ   ……ヒナセ、私には構わないが、他のヤツにその話はするなよ。


 ヒナセ   しませんよ。軍規違反をひけらかすほど子供じゃないし、
       自己顕示欲も持ってないよ。


 カラチ   うっかりミスをするなよ、と言ってるんだ。


 ヒナセ   はいはい、肝に銘じておきます。
       ……でだ。
       日向を拾ったり、長門がうっかり建造されたり、隼鷹がやってきたりして、
       そろそろ基地の体制もそろってきたかなってころに、また戻ってきた。


 カワチ   ……多いな。


 ヒナセ   でしょ。なので、これは根本的にどこか悪いんだろうと思って、艦政本部に具申して、
       長期預りの対象にしたわけですよ。……一年近く預かっていたかな。
       記録を見れば一発でわかるけれど。
       なんとなーくだけど、一隻の艦娘がこう何度もで戻ってくるのは、ちょっとおかしいなーと
       思ったのは確かだねぇ。
       それでもまぁ、仕事を積極的に与えた方がいいタイプだってのはわかってる。
       だから外作業と秘書業務をバランス良くやらせて、長期観察をしましたよ。
       でもね……


 カワチ   やっぱりこれと言って問題は出ない。


 ヒナセ   そう、それ。
       まぁでも、艦政部からつつかれない限りは預かったままでいいかーって
       思ったんで――


 カワチ   君は本当に気が長いな。尊敬に値する。


 ヒナセ   ――それ、今褒めてないでしょ。


 カワチ   その通り。よく分かったな。


 ヒナセ   目が笑ってないからね。


 カワチ   半分はあきれているんだよ。


 ヒナセ   ――うるさいですよ。
       そんでまぁ十ヶ月くらい預かってたら、どこかの基地で艦が足りなかったのか
       艦政本部がやいのやいのうるさいから仕方なく返却したの。そしたら今度は
       戻ってこなくて。
       だからきっちり復調してどこかで頑張ってるんだろうなぁくらいは考えていたのに……


 カワチ   まさか。


 ヒナセ   そ。その「まさか」
       次の『間宮』便で、食料と一緒に戻ってくるってさ。


 カワチ   ………。


 ヒナセ   たぶんだけど、今回もこれと言って目立った不具合は出ないように思う。


 カワチ   それでも預かるんだね。


 ヒナセ   うん。まぁ本部が面倒見ろって言うのを断るのは、基本できないからね。
       この基地の立場上。


 カワチ   ふむ……。


 ヒナセ   ま、またしばらく様子見するしかないかなぁ。


 カワチ   司令官がそれでいいのなら、私は従うだけだよ。


 ヒナセ   今度はオマエさんも『明石』いるからね。
       違う方向に転がるかもしれないね。


 カワチ   ………。
       ところでヒナセ、その戻ってくる艦娘は誰だい?


 ヒナセ   軽巡洋艦『神通』


 カワチ   『神通』……(手元の紙にさらっとその名前を書く)
       うむ。了解した。

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Deep inside・02

Date: 2017/02/06(Mon) 09:32 [1247]

 アサカ   ……(出て行くのをその場で見送る)
       ………(ふぅっとため息をついて)お入りなさい。



         鏡がかけられた壁の一部が音もなく開いて、士官が二人出てくる。
         肩の階級章から、どうやらどちらも中佐。



 アサカ   どうかしら?



         出てきた士官二人、お互いに顔を見合わせて、肩をすくめる。



 中佐A   どうと……


 中佐B   ……言われましても。



         中佐A(背が低く小柄で、眼鏡をかけている)が、
         手に持ったバインダーを開く。



 中佐A   現時点で判明していることは、
       作戦行動予定海域へ進軍中に、
       制海権制空権ともに確保されたいわゆる安全海域で、
       なんの前触れもなく、
       複縦陣の左列最後尾を航行していた軽巡洋艦がいきなり沈没。
       艦艇のみならず艦娘も海中に没し、
       そのまま行方不明……ということですね。



         中佐B(黒髪ロングで背が高い、ややしっかりした体格)、
         中佐Aが手にしているバインダーを覗き込む。
         書類を覗かれた中佐Aは、あからさまにイヤな顔をしているが、
         中佐Bは気にとめてもいない。



 中佐B   事故の報告を受けた艦隊指揮官のG提督は、急遽進軍を取りやめ、
       事故が起きたことを鎮守府と作戦総指揮を執っていた司令艦隊に報告。
       小一時間ほど事故艦艇および艦娘を捜索したが見つからず、
       作戦遂行のために事故海域を離れて本隊と合流した……と。
       ……鎮守府からは捜索隊を出したんですか?


 アサカ   いいえ。出してはいないわね。
       入ってきた報告がいまいち要領を得ない上に錯綜していて、
       単なる迷子なのか事故なのか判断ができなかったようなの。
       だから二報め以降の報告次第で、捜索隊か救援隊を出す判断をする、
       ということになった……とのことね(自分の手元の書類を見ながら)


 中佐B    ……で、その二報めが入ってきたのはいつだったんです?


 アサカ   全作戦行動が終わって、艦隊が帰途についてからよ。
       第一報から時間が経ちすぎていて、緊急性はないと判断されているわ。
       基地司令部側は作戦行動途中の迷子案件と思ったようね。


 中佐A   (聞こえるか聞こえないかくらいの小声で)わーさいてー……。


 中佐B   ま、体よく見捨てたわけですな。
       事故った軽巡が浮かばれない。


 中佐A   もとより、沈んでるんじゃね。


 中佐B   (相手の肘を小突く)


 中佐A   (小突き返す)


 アサカ  (その様子を見て、こほん、と咳ひとつ)
       この件について、これ以上はもういいでしょう。


 中佐B    !……それで、いいのですか?


 アサカ   たぶん、現時点以上のことはもう出てこないでしょう。
       ただ、彼は何かを隠している。……そんな感じがするわ。


 中佐B   かもしれませんね。断言はできませんが。
       もしそうであるとするならば、次長補がおっしゃるとおり、
       これ以上新しい報告はないと思います。


 中佐A   ですね。
       当該軽巡洋艦あるいは当該艦娘が見つからない限りは、
       こちらとしてもこれ以上はどうこうしようがないでしょう。
       ……そもそも、作戦前進軍をするのに、事故海域ですでに全員が装開状態
       (実際の艦の状態になり、艦娘は艦長役を務めていること。『擬装開放』の略。
       反対に艦から艦娘に戻ることを『装縮(擬装縮納)』と言う)
       にあったというのも、ちょっと眉唾物かなって感じがします。
       作戦前に燃料をバカ食いするし、そもそも敵に発見されやすくなります。
       そんなマネ、普通じゃやりません。
       誰か一隻だけ、あるいは二隻で、近接海域まで行くのがセオリーです。


 アサカ   それについてだけど、G提督ならばあり得る……とだけ言っておくわね。


 中佐B    ああ、自己顕示欲が強いタイプですか。


 アサカ   ええ。
       たぶん、鹿屋(基地)を出てさほどしないうちに、
       装開させて隊列を組んだのでしょう。


 中佐A   ……資材を無駄にすんなって、文書通達までしてんのに……
       (資料を見ながら渋い顔でボソボソ口の中で呟く)


 中佐B   (中佐Aに)……君はいつの間に、主計士官になったのかい?


 中佐A   (あからさまにムッとして)……すみませんねぇ。
       ここのところずっと決算報告書にまみれて仕事をしているもんでね。


 中佐B   それは失敬。それならどうしてもそっち方面が気になるのも仕方がない。


 アサカ   (口の端だけで笑いながら)ネジ一本にも神経を尖らせているのに、
       早咲きチューリップの球根に使う予算はあるのよね。


 中佐A   ……次長補、何度も申し上げましたが、
       アレは私の個人的な財布から購入したモノで、
       総務部のいらぬ気遣いで、当部宛てで届いただけです。
       私はきちんと総務部郵便課止めで注文しました。


 アサカ   個人購入にしては、量が多すぎない?


 中佐A   それも何度も申し上げましたが、何かの手違いです。


 中佐B   そんなに届いたんですか?


 アサカ   30kg……だったかしら?


 中佐A   (苦々しく)ですね……。
       注文した時は三十個で、確認メールにもちゃんと三十個って
       書いてあったんですけど。


 中佐B   (心底気の毒そうに。しかし笑いながら)
       ナマモノはネットで買うものではないね。


 中佐A   もう二度とネット通販では買わないって、心に誓いました。


 アサカ   そもそも、職場(ここ)で受け取るのもどうかと思うわね。


 中佐B   …本気でそうおっしゃるのなら、まともに官舎に帰宅できるよう、
       配慮して頂きたいですね。


 アサカ   そうね、今後は善処します。


 中佐A   (ちぇ、善処かよ、と目をそらす)


 アサカ   (いきなり素に戻って)さて……。
       さっきも言ったけど、この件についてはひとまず終わります。
       引き続きG提督の監視と、とりあえずの報告書を出して頂戴。


 中佐A・中佐B (それぞれアサカに対して何かを思っている顔で)了解しました。


--------------------------------------------------------------------------------
 しばらく艦娘が出てこない件(酷い。


【拍手】ぱちぱち、ありがとうございます! >3日、4日、5日。

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Deep inside・01

Date: 2017/02/04(Sat) 07:04 [1246]

 誰かを好きになるのはもう止めようと思った。
 誰かを慕うのは二度としない。そう思っていた。
 でも私はけっきょく誰かを求めてしまう。
 心に蓋をして何もないように振る舞って。
 でも思いは溢れていく。そして日に日に辛くなる。
 ああ、なんて愚かしい。なんて狂おしい。
 それが……艦娘(私)に組み込まれたプログラムだとしても。

 カミサマ。
 こんな私をこの世から消し去ってください。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
○鹿屋基地 アサカのオフィス
         アサカと部下らしき男性提督(以下、G提督)
         アサカは自分のデスクに座り、G提督はその正面に対峙している。
         アサカの表情はいつも以上に無表情で冷ややかであるのに対し、
         G提督は萎縮しきって立っているのが精一杯という感じ。
         どうやら何か問題を起こした模様。



 アサカ   ……で、何が起きたの?


 G提督   その……事故の詳しい原因については、まだ調査中です。


 アサカ   原因究明はともかく、何が起きたか、だいたいのことも分かってないの?


 G提督   はぁ……。
       いきなりのことでしたので。


 アサカ   旗艦先頭で進軍していたそうね。


 G提督   はい。作戦海域にはずいぶん遠い地点でしたので、
       先頭一隻、以降は複縦陣で進軍し、ときおり位置を交代していました。
 旗艦が先頭位置になっていた時の事故でした。


 アサカ   事故艦はどこに?


 G提督   左舷最後尾です。やや遅れ気味だという報告が、右舷の艦から……その……
       事故直前にありました。


 アサカ   なるほど。
       出港時や航行中に、故障が起きていた、あるいは起きた……という可能性は?


 G提督   出港時については、事前に厳密な点検・整備を行っていましたし、
       そのような報告はありませんでした。
       問題があれば、そもそも編成に入れていません。
       航行中の事故や故障は、これも報告はなかったので、
       事故直前になにかあった以外は、問題はなかった……かと。


 アサカ   ……艦(ふね)と言っても、結局は意思のあるモノ。


 G提督   ……は……?


 アサカ   具合が悪かったのに、何を思ってか申告していなかったとしたら?


 G提督   それは……あり得ないと思います。
       艦娘当人が隠していたとしても、妖精から報告がありますし――


 アサカ   ………(相手の目をじっと見つめている)


 G提督   ――明石も目を、光らせてい、ます……から。


 アサカ   ………(書類に目を落とす)
       艦娘がプログラムを超えて意思を持ち、それを通すことは
       あり得ないとはされているけれど、
       だったらどうして、艦娘同士で好き合ったり、
       提督ではない人間に対して過度な好意を持つようになるのかしらね。


 G提督   ………。


 アサカ   そっち方面で、最近何か問題は起きてなかった?


 G提督   たぶん……ないかと。


 アサカ   たぶん……ということは、そこまで目を届かせてはいなかった、
       ということね。


 G提督   ……すみません……。


 アサカ   ……そう。
       わかりました。では、引き続き、事故原因の調査を続行なさい。
       進捗報告は最低でも三日おきに提出するように。
       成果がなくても、その旨虚偽なく報告して頂戴。


 G提督   ……はい。


 アサカ   お下がりなさい。


 G提督   はい。
       ……失礼いたします(敬礼して出て行く)



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 タイトルからして不穏で、なんだか不穏なシーンから始まる。
 ……つまりは、不穏な内容ってことでして。←

 どこまでやれるかちょっと不明なんですが、とりあえず初めてみます。

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『この世界の片隅に』

Date: 2017/02/03(Fri) 03:20 [1245]

 …とうとう原作本に手を出しました。

 目に難点がちょいとある人なので、読みづらいだろうと思いながら、書籍のほうを購入しまして、案の定目がチカチカしてのたくりながら読んでるわけですが(苦笑。

 映画では分かりづらかったところが補完されて、買ってよかったなって。
 ざっと一読しただけなので、調子の良い日にゆっくり読んでいこうと思ってます。

 …目が悪い人のための大型本とか出ないかな(無理言うな。
 B5とかA4くらいでっかいと嬉しい。かなりお高くなってもいいから…と思います。1ページの中に入っている情報量が多すぎて、ワタシの目にはとっても辛いwwww
 コマ外の文字とかもたくさんあるので、それもしっかり読みたいなって……そんなことを考えつつ。


 【歌ってみた】『この世界の片隅に』たんぽぽ【0録】

 音取りしながら3時間ほどでさくっと録ってみた。元音源の上に音を乗せただけの0録なんだけど、もうなんか満足しちゃったかも(オイ。←

 音取りしながら、伴奏がいいなー、歌詞が良いなーってうっとりしてましたw

 『みぎてのうた』も好きなんですが、こっちは音取ってさくっと歌える気がしません。独り言をつぶやくように歌うというのは、メチャクチャ難しいのです。
 …あとはまぁ、音がね……高いんですよ(単に自分が低いだけなんだけど。

 ちょこっと道草してストレスも発散したので、そろそろ新しい話を出せそうかなって思ってたりしますww

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【拍手】ぱちぱち、ありがとうございます!>2月 1日、2日。
 連日ぱちぱち頂いてます。ありがとうございます。ありがとうございます。

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2月ですねぇ。

Date: 2017/02/01(Wed) 01:33 [1244]

 2017年もひと月が経ちました。早い早い。
 今年はとにかく『艦これ』イヤーにしようと思っているので、さて次は何を書くかなってなってます。
 ちなみに、現在進行形で書きかけているのが2本です。
 どっちもちょいと難産中。
 (ウチのちょっと変な)日向のお話なんて、確か去年の春くらいに書き始めてやしませんでしたかね? …って感じで(苦笑。

 ただ、ちょいと短くて軽いヤツが書きたいかなぁって、思ってたりします(w。

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【拍手】ぱちぱち、ありがとうございます!>1月 27日、30日、31日。

 『マリみて』とBBS…はたぶん『艦これ』かな…で、たくさん頂いています。
 ありがとうございます!
 嬉しいです。そして励みになります。

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『鷹は舞い降りた・13』

Date: 2017/01/31(Tue) 18:43 [1243]

 ラスト。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
○鹿屋基地 アサカのオフィス ヒナセとアサカ


これが、正式な報告書です。
このたびの件は、大変申し訳ありません。


先に送ってもらった仮報告書から変更はある?


内容的にはありません。
一部の表現を変更してはいますが。


分かりました。
……今回は倉庫とそこに入っていた物品が被害に遭っただけ……運が良かったわね。


はい。
今後はこういった緊急時に即対応できるよう、専任艦たちを中心とした対応組織の設置と訓練を行います。


そうして頂戴。
何にせよ、艦娘やあなたにケガがなくて良かったわ。


はい。


……で、ここからは相談なのだけど。


はい?


この報告書、場合によっては私のところで止めておこうかと思っています。
ただし、条件があります。


は。なんでしょうか。


基地の食料や日用品だけれど、どのくらい持たせることができそう?


へ?


間宮を緊急便として出すには、上に報告しないといけなくなるのだけど、それをやるといろいろうるさいことになりそうだから、できるだけ『定期便に個人依頼物品を多めに載せている』という体裁を取りたいのよ。


……てことは……。


ええ。当座必要なものは、あなたのポケットマネーで賄えない?


げ。


もちろん、全額負担しろとは言わないわ。
私も一部負担しましょう。


……いいんですか?


事故が起きたとき、艦政本部から預かった艦娘の訓練中で、基地司令が訓練海域に出ていて不在。そのため基地の指揮系統に混乱が生じ、結果基地の一部と備品が焼失。
……秘密裏に預かった艦の訓練中、というところがミソね。


ははぁ。だから上にはあまり報告したくないわけですね。


そういうこと。
個人的にということにはなるけど、バックアップはするわ。
明石をしばらく派遣します。


………。
わかりました。そういうことなら、食料や日用品については個人負担します。


あと、修復が終わっている艦娘を、可能ならこちらに戻しなさい。
スリープにして私が預かります。場合によっては余所に回すわ。
食い扶持は少ない方がいいでしょ?


………。


ご不満?


……いや……今いる預かり艦娘は、全員まだ修復が必要なので、このままでいいです。
火事のせいで、ちょっと問題が出ている子もいますしね。
……ま、今いる子たちを全員食わせるくらいの甲斐性は、見せますよ。


あらそう。じゃ、ご自由に。


あと、こちらの書類も受け付けて頂けますか? (あらたな書類を出す)


………(受け取って、見る)


………。


(ヒナセに視線をやって)本気?


はい。もう一隻軽空母がいると、運用が楽になります。
これまで何度か空母を預かって気がついたことですが、空母修復の際、艦載機たちも同時に修復とメンテナンスが必要なことが多くて。
『隼鷹』の修復訓練にかならず『鳳翔』を同行させていたのは、そのためです。
はじめのころ、『隼鷹』から発艦できても着艦ができず、『鳳翔』に着艦させたことが再々ありました。隼鷹だけが原因ではなく、艦載機のほうにも問題があってですね。
ま、隼鷹の場合はちょっと特別だったかもしれませんが、他の空母の際にも似たようなことがありまして。


分かりました。
申請が通るかどうかはなんとも言えないけれど、これは受理しておきます。


はい。ありがとうございます。


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
○海上 軽空母『鳳翔』艦橋 ヒナセ、鳳翔、電。


……提督、艦載機から連絡です。
『隼鷹』を確認。停艦しています。


はい。ではこちらも準備をしましょうか。


了解。このまま前進します。


デン、手を繋いでくれますか?


はいなのです。


『隼鷹』との距離、一〇〇〇メートル切りました。
速度落とします。


はい。……鳳翔さん、信用してますから、お任せでいいですか?


……了解しました。
では、このまま操艦を続けます。
『総員、配置ニツケ。『隼鷹』二接舷準備』


じゃデン、私たちも行こうか。


はいなのです。


--------------------------------------
○『鳳翔』飛行甲板右舷。 
     『鳳翔』微速前進中。『隼鷹』に接舷しようとしている。
     『鳳翔』の甲板上にヒナセと電。
     『隼鷹』の甲板上には隼鷹がそれぞれ立っている。
     隼鷹の表情は、以前のそれとはまったく違っている。



お待たせしたね。


いいえぇ。艦載機の訓練をやってたんで、退屈はしてませんや。



     『鳳翔』幅寄せしつつ、絶妙な距離で停艦。



(ヒューと口笛を吹いて)さっすが、鳳翔さん。アタシにゃぁ真似できない技だねぇ。


(『隼鷹』と『鳳翔』 の妖精たちがわらわらと出てきて、二艦のあいだに吊り橋型の艀を渡す)


(それを見ながら)……毎度毎度ヒヤヒヤするんだよねぇ、これ。


(笑いながら)じゃ、ヒコーキに乗って来ます?
九七艦攻なら運転手付きで、電(いなづま)ちゃんも乗っけて来れますよ。
そっちを飛び立って、こっちに降りるだけ。こんなにギリに接舷する必要もないし、カンタンカンタン。


……いや……それは……ちょっと……。


うひひひひ。


(ヒナセ、電を背負って艀を昇ってくる。『鳳翔』と『隼鷹』の飛行甲板の高低差は約三メートル。ギリギリ幅寄せして停艦しているとはいえ、両艦の間は五メートル前後の幅がある)


(昇ってくるヒナセを見ながら)……まったく、変なお人だよ。
ま、だからアタシも解体されずに済んだんだけどねぇ。


(隼鷹の肩の上で、妖精がうんうん、とうなずく)


(移乗してきたヒナセと電を迎えて敬礼し)人の操縦するヒコーキは苦手ですか?


(電をおんぶしたまま、隼鷹に返礼する)まぁね。


自分で操縦するってぇ手もありますよ。九九艦爆なら二人乗りです。


それも考えなくはないんだけど、たぶん、発艦はできても着艦が難しいかな。
これがポンコツすぎてね(トントン、と右目の横を指先でたたく)


あ、だから水上機でしたかー。


まぁね。水上機なら多少制動距離が長くなっても、大丈夫だからね。


(他愛もない会話の間に、『鳳翔』がゆっくりと『隼鷹』から離れていき、やがて空間が揺らいだかと思うと、その姿が霧散する。『鳳翔』があったところの海上には、完全擬装の鳳翔が立っている)


(鳳翔がこちらに向かってきているのを見ながら)ほんじゃま、鳳翔さんが乗艦したら、出発しますかね。


うん。よろしく頼むよ。


へいへい。……で、首尾はどうでした?


んー。
申請書は受理してもらえたけど、要望が通るかどうかはまだ分からないね。


アタシゃ別にどこに行ってもいいんすよ?


私は飛行科の出身だからね。
いい艦載機隊を持っている空母が欲しいんだよ。


(肩をすくめて)おだてても何も出ませんよ?


………(口だけで笑って)
隼鷹。


はい?


明朝〇六〇〇までに、全艦載機の発艦準備を終えといて。


げ。


よろしく。


はー……はいはい……。
まったく、このちっさい提督は、艦娘使いも艦載機使いも荒いよねぇ。


時間を無駄にしたくないの。


りょーかいしました。
……あ、訓練予定は本日中にご提出願います。
兵装やら的(マト)やらの準備もありますんでねぇ。


じゃ、本日二二〇〇(フタフタマルマル)までに作っときます。


へい、よろしくーぅ。


提督、隼鷹さん、お待たせしました。


お。じゃ、出発しますかね。
出発後、哨戒機の交代をしましょうや。


はい。
……自分ちの子を余所様に着艦させるのは、緊張しますね(うふふふ、と笑う)


またまたー。鳳翔さんちの子たちなら、『隼鷹』(アタシ)の上なんて楽勝でしょ。
ウチのを鳳翔さんちに着艦させるほうがぁアタシゃぁ怖いねぇ。オーバーランして海におっこちそう。


じゃ、帰路は鳳翔さんのほうが良かったかな?
トンボ吊りの用意もしてさ。


ひっどい司令官だなぁ。たくもー……お、(肩に乗った妖精に)準備できた? じゃ、微速前進。


(空母『隼鷹』が動き始める)


速度そのまま。十時の方向に回頭……提督、どのコースで戻りますー?


基地の後片付けもまだ終わってないからねぇ……急いで戻りたいかな。


らじゃ。
ポイント七二一経由、コースDにて帰投しましょかね。


はい、それでよろしくです。


……あ……あの……司令官さん。


なに?


いなづまは、大丈夫、なのです。


あ、ごめん。背中があったかいから、もう少しこのままでいいかな。


はわわわ……はい、なのです。


(妖精たちに)回頭終わりと同時に、巡航速度に上げていってー。
(ヒナセたちのほうを向いて)……ではみなさま、飛行甲板は危ないので、そろそろ艦内に移動してください。
本日は金曜日なので、夕食は『隼鷹』カレーでございます。準備が整うまで今しばらくかかりますので、艦内にてごゆっくりなさっていて下さい。
……なーんてねー(愉快そうに笑う)
(艦の速度が上がるにつて、隼鷹の髪がたなびき始め、鷹が風をはらんで飛ぶようなシルエットになる)


(ヒナセはそんな隼鷹を見てにこりと笑い、鳳翔を促して『隼鷹』艦内に入っていく)


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 プロット的なモノ。
 無駄も多いし、必要なモノが入ってなかったりもしている感じです。
 ちなみに、現時点で約32000字くらい。
 本家に上がるときは、たぶん小説になっていると思います。

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オルフェンズ

Date: 2017/01/30(Mon) 04:27 [1242]

 …昨日は隣組の新年会で、たらふく食べてたらふく飲んできました。
 その前日、早めに寝たのですが、なんだか頭痛が酷くて寝付けず、ぶっちゃけ新年会には寝不足で参加したわけです。
 ……で、戻ってきてそのままバタンキュ…っと寝まして。

 起きて、さぎょいぷして、受けていたお題絵を完成させて、まだ眠くなかったから『オルフェンズ』を観たわけです。



 ………。
 ひっさびさに、アニメを観て胃の腑を力いっぱい握りこまれた感覚に陥ってます。





 ああいうのはね、苦手なのです。
 あまりにも。

 まだ、先週の姐さんと兄貴のほうが、気持ち楽なの。
 フミタンやビスケットのようなシチュエーションのほうが、辛くないの。






 …アジーの叫び声が耳から離れない……。





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……拍手御礼はまた後日に…。

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『鷹は舞い降りた・12』

Date: 2017/01/28(Sat) 01:30 [1241]

 ちょっと長めに。

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

○ヒナセ基地 夜 物見の丘上 制帽を目深にかぶったヒナセが、ひさしの奥から水平線を見つめている。


……提督。


………。


少し、お休みになって下さい。。


……もう少しだけ。


せめて飲み物を。


………。


………。
日向さんが、工廠で待機をしています。


……はい。ありがとうございます。


愛宕さんと天龍さん、暁さん、響さんも待機しています。
こちらもだいたい終わりましたから、基地周辺でしたら、半数以上が出られます。



(肩をすくめて)人気者ですね、隼鷹は。
それよりもみんなを休ませて……ゴハンも食べさせないと。


面倒見のいい方ですから、隼鷹さんは。


………。


ごはんのほうも、そろそろ取りかかれるかと。


そうですか。……ん……(顔を上げる)


(ヒナセの様子に気がついて、ヒナセがみている方角をみる)


(しばらく凝視していたが、右眉の上と頬骨を指で押さえて顔をしかめる)
………(係留岸にむかって歩き始める)


(ヒナセの様子を心配しながらも、態度には苦笑して、後を追う)



--------------------------------------------------------------------------------
○ヒナセ基地 係留岸 艦娘たちがあつまっている。


みんな、遅いから、部屋に戻りなさい。


提督……(しかし皆動かない)


(みんなの様子に)大丈夫。大丈夫だよ。
長門、赤城、駆逐艦たちを部屋に。……天龍。


おう!


すぐ出れる?


もちろん。夜戦上等だぜ!


……沖まで迎えに行くだけだよ。探照灯、積んでいこう。


そう言うと思って、もう積んでる。


用意がいいね。


ったりめーだろ。オレを誰だと思ってやがる? フフフ……。


愛宕……いや、摩耶。


お? おう!


君も一緒に。天龍に乗っていくから。


あぁん?


ドラム缶回収要員だよ。
愛宕は残って、鳳翔さんの手伝いをして。


はぁい。了解しましたー。


……そういうことなら、私も行こう。
赤城、みんなを頼む。


長門。


(うなずいて)じゃ、駆逐艦のみんなは部屋に戻りましょう。
ごはんができるまで、少しお休みしましょう。


電。


は、はいなのです!


みんなをよろしく。ちゃんと休ませて。


はいなのです。
く……駆逐艦のみんなは、お部屋に戻るのです。


じゃ、オレは準備してくらぁ(係留岸のほうに走って行く)。


うむ、頼む。提督は私が連れて行く。


え! ちょっとヤメテ。


長門、私も一緒に頼めるか?


……日向。


(大きな鞄を肩から提げている)うむ。ドラム缶を回収するなら、人出が多い方がいいだろう。
あと、もしもがあれば、艦上で応急措置が必要になるだろうからな。(鞄を叩く)


うむ。了解した。
ということだ、提督。


……おーらい。


提督……これを(包みを渡す)


はい?


今日のおやつにと作っておいてたものです。
お腹が空いていらっしゃるでしょうから、差し上げてください。


だったらこれは、基地のみんなで……。


こちらは大丈夫ですから。
戻るまでに、ちゃんとしたお食事を用意しますね。


………。わかりました。ありがとうございます。
残ってる子たちは、可能なら先に済ませちゃっててください。
みんなもお腹が空いているでしょう?


はい。かしこまりました。
お気遣い、ありがとうございます。


提督、天龍の準備ができた。
そろそろ行くぞ。


分かった。……じゃ鳳翔さん、行ってきます。


お気を付けて。


日向、提督を頼む。


うむ。さ、提督。遠慮するな。


いや、かなり遠慮したい……てか、私は摩耶でいいよ!


摩耶ならもう『天龍』に向かったぞ。


え!? もう? 早っ!!


何事も即応の精神と行動だな。感心だ。


いや、やるならやるって、その都度申告しなさいって、いつも言ってるじゃない。


それはあとで注意をしておく。
というワケで、まとめて連れて行くにはこれしかなかろう。大人しく日向に抱かれておけ。


うむ、遠慮はいらん。


遠慮するって。日向乱暴なんだも……わぁ!!


(電光石火で動いて、ヒナセの首根っこを掴み、ひょいっと抱き上げる)
よし、重くてすまんが、行ってくれ。


うむ。そいや!(ヒナセごと日向を抱きかかえて、係留岸へと走る)


うひぃぃぃぃぃ……


口を開けていると、舌を噛むぞ!……っとぉ!!(海に飛び出してそのまま海上を走り、軽巡『天龍』に向かう)


………(心配そうに見送る。ややあってから振り返り)
さ、残った皆さんで手分けして、お食事の準備に取りかかりましょう。
とりあえず、まずは第三倉庫から優先的に材料を出しましょう。
愛宕さんは赤城さんと合流して、先に倉庫に行ってて下さい。
比叡さん、利根さん、矢矧さんは私と一緒に、竃の用意を。


はぁい。


気合い、入れて、いきます!


了解……。


うむ、任されたぞ。


--------------------------------------------------------------------------------




◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
○海上 隼鷹たち


……お? 今、明かりが見えなかった?


(妖精たちも前方に注視する)


……はっはぁ……発光信号じゃね? な? な?


(妖精たち、点滅する光を読み取って、隼鷹に報告する)


やーっとおうちかーぁ……はははは……。
じゃ、もちっとがんばりますかー(光に向かって進む)


------------------------------------------
○軽巡『天龍』羅針艦橋 天龍、長門、摩耶


……てかよー、こっちで大丈夫なのかー?
提督と日向はてっぺん登ったっきり降りてこないしよ。


ここは提督に任せておけ。大丈夫だ。


………。
アンタらは専任艦だから、あいつを信用するのはわかるけどよ。
その自信はどっからくるわけ?


………。


天龍ー。お前ぇ気がついていねぇのかよ?


あにが?


……彼女は、電探装備だ。


は?


つまり、そういうこった。


『天龍、進路一時の方向ー』


(伝声管からの声を聞いて、摩耶と長門を見る)……マジすか?


(うなずく)


……わかった。
(伝声管に向かって叫ぶ)アイアイ・マム!
(妖精たちに)進路一時の方向。
(伝声管に)おい提督ー、速度上げなくていいかー?


『出せるなら出して。最大戦速』


……ち。馬鹿にすんなよ。
妖精(ちび)ども、方向決めたらガンガン行くぞ! 最大戦速だ!!


(長門と摩耶、視線を交わして口だけで笑う)

--------------------------------------------------------------------------------


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

○軽巡『天龍』甲板上 ヒナセと隼鷹


(湯呑みをぐっとあおって)ぷはー……生き返ったー。


(鳳翔から持たされた水筒を手に持ち、それを見ながら)……まさか酒とは思わなかったな。


秘書艦どのは、気が利きますなぁ。
大仕事のあとは酒が美味いってね。


……すまなかったね。


いんやー。緊急電じゃ仕方ないでしょ(意味ありげな顔をしながら)


(頭をガリガリと掻いて)正直言います。
確かに、計画上ではそのつもりだった。つまりは、君を試そうと思ったんだな。


……でしょうね。
取り残されたって分かった時、それしか考えなかった。


ところがだ。
世の中悪いことはできないようになってるらしい。


つまり、フェイクの予定がホンモノになったってこと?


(うなずく)


ありゃま。
基地は大丈夫っすか?


とりあえずね。ただ、倉庫の半数チョイがなくなっちゃった。


何が原因で?


さーぁ。まだそこには至ってない。
火遊びは考えられないけど、「ゴミ焼きしてて燃えすぎた」は可能性としてあるかな。
今日はちょっと風が強かったし。
日向、長門、赤城たちがいるのにボヤで終わらなかったところをみると、気がついた時には手遅れだったってことだろうね。
だれ一人としてケガとかしてないし、司令部や宿舎は無事だから、まぁ内々で終わらせることはできるかなぁ。


火事かー……。
火がトラウマの子もいるかもしんないから、ちょっと気をつけてたほうがいいかもね。


火……そうか。


そうそう。艦の時の記憶だったり、轟沈しかけたときの記憶だったり。


なるほど。気をつけておくよ(隼鷹に鳳翔が持たせてくれた、サータアンダギーを渡す)


あ。こりゃこりゃ(受け取って)
ほれ、みんな食いなー(妖精たちを呼ぶ)


妖精さんたちの分もあるよ(さらに出す)


(出てきた妖精たち、ヒナセに敬礼をして、サータアンダギーに群がる)


日向たちにはいいのかい?
アタシたちとドラム缶、引き上げるの大変だったのに。


もう渡してある。


あそ。
じゃ、アタシも遠慮なく。


鳳翔さんたちが、なけなしの食料をかき集めてゴハンを作ってくれてるから、ほどほどにね………って……あー……。


ん?


やっぱ本部に報告しなきゃ……(頭を抱える)


へぇい?


食料がゼンゼン足りないから、しばらくは鹿屋から送ってもらわないと。
あいたたた……。


へっ……。そりゃーバチが当たったんでさぁ。


……反省してます。


ま、アタシもさ、迷子になったりしちゃったから、あんまし人のことは言えないんだけどねぇ(ひひひ、と笑う)


それだよ。
こんなに遅くなるなんて。


ごめんごめんー。いやいやー……はははは……。


どこをほっつき歩いてたの?


んー……気持ちよくなり過ぎちゃってさー。嬉しくて嬉しくてさー。


で、どこまで行ったんだよ?


気がついたら、本島が見えてました。


通過しすぎだろ!


まぁまぁ。
戻って来れたからいいじゃない。


いいや良くない。
下手したら迷子の上に、燃料切れで遭難するところじゃない。
せっかく修復したのに。止めてよ、もうー。


海の上に置き去りにしようとしてた人が何言うかね?
海図もない状態で帰ってこれたのが奇跡だと思いません? ね、提督。


だから、それは悪かったってば。


慌てすぎて貼り忘れたなんて、こっちとしてはシャレにもならないけど……ま、びっくりしまさぁねぇ……あははははは。


………(渋い顔)


おい。歓談中のところ申し訳ないが、そろそろ基地に着くぞ。


ああ、すまないねぇ。
そっちは夜食、食べた?


ああ。
あの揚げ団子は美味いな。


サータアンダギーだって、何度言えば憶えるかな、ヒナタは。


うむ。まぁよかろう。
隼鷹。


あいよー。


元気なようだが、戻ったらとりあえず入渠してくれ。
疲れてもいるだろうしな。


了解。


『天龍』を係留岸に着けるから、せめて羅針艦橋に入っててくれ。


えー。ボートかカッターで戻るからいいよ?


長門曰く『いい機会だから着けさせる』んだそうだ。


……スパルタだねぇ。
了解了解……ぶつけそうだったら、すぐに中止してね。


うむ。長門に伝えておく。


はー……艦娘に甘い提督だよねぇ、我が司令官どのは。


うむ。否定しない。


……ひっで……


--------------------------------------------------------------------------------
 次がラスト…の予定。←

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昨日は…

Date: 2017/01/28(Sat) 00:41 [1240]

 日向さんの進水日(それも100周年)と天王はるかさんのお誕生日…でした。

 …特に何もしてないちゅーか、激烈眠くてなんにもできなかったといいますか。はい。

 22時と23時からワンドロがあったんで、せめて23時のワンドロをやろうかなっていうことで、眠気覚ましに宅録してたら、0持回ってずいぶん経ってたってオチです。はい。<バカ者。


 …いいの、今回は6/8拍子を制することができたから(は?

 
【01録】時の翼【とある飛空士への追憶】

 ハモ録ってたら、ソフトが落ちて1時間無駄になったのはヒミツ。

 『とある飛空士への追憶』
 映画館で予告を見たんだっけか。でも都合が付かなくて、結局レンタルで見ました。
 初見の感想は
 『やっぱ映画館で見るんだった』
 でしたね。空モノは映画館で見るべきです。でっかい画面で見たい。

 …もしかしたらなんですが、『鷹は舞い降りた』はこれがイメージソングかも……とか。思った次第。

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 CGI…また不具合が出てます。
 ……こまったことだな…。
 確か、今順次サーバーメンテというか、切り替えかなんかが行われているので、そのせいだと思いたいんですが…。
 落ち着くまで、ちょっと様子見だなぁ…って。

 コワイのはですね、今のところ本家サイトを置いているサーバーに不具合があるだけなんですが、これが、サーバーの切り替えのせいなら、ここも切り替えの際に不具合が出るかも……ってことですね。
 ちょっと戦々恐々としながら。
 はいはい。

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『拍手』

Date: 2017/01/27(Fri) 03:48 [1239]

 ぱちぱち、ありがとうございます!>26日。

 サーバー障害でcgi が動かなくなってて、どうしようかと思った。
 FTPクライアントで中を覗くことはできてる上に、プログラムそのものに不具合も原因もないときて、ちょっと途方に暮れました。
 …ウチのサイトを置いてるサーバー、中上級者向けなんですが、障害のアナウンスもよほどの大規模障害じゃないと、遅れがちだったりアナウンスそのものがなかったり。

 お安いので致し方なし。
 ちなみにこの日記が置いてあるサーバーは同会社の別サーバーで、無料スペースでして。
 だから、たぶん↑に、広告が出てるかと思います(ABP を入れてるから、自分トコじゃ表示しない)

 サーバーを分けているのは、どっちかが死んでもどっちかが生きてる可能性が高いからです。
 …ホントは別会社のサーバーのほうが、いいんだけどね。
 昔はレンタルBBSを借りてました、はい。

 この対策法は、長らくサーバー難民だった時期があり、その間はBBSのみの活動だったからです。<TOPページを作ると、そのサーバーが会社ごとなくなる呪いに罹ってた。
 なので、ウチのサイトは、このサーバー会社に流れ着いて以後も、数年TOPページがありませんでしたwww

 『鷹は舞い降りた』
 あと2回ほどでおわりそうです。

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『鷹は舞い降りた・11』

Date: 2017/01/27(Fri) 00:00 [1238]

 会話文形式では、ごっつ書きにくいパートに突入。

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○海の上 隼鷹と妖精たち。
   旗付きブイに繋がれた巨大なドラム缶の上に座っている。
   ブイには錨が付けてあって着底しているらしく、さほど流されてはなかった模様。


……提督もサー、あわててたんかねえ。


(肩に乗った妖精たちが、一様にうんうん、とうなずいている)


でかすぎるってーの……(ドラム缶を撫でる)……艦になって帰れってかぁ?
……さて、どうしますかね。
錨(ビョウ)はここに捨てて、ブイは流す……はいいとしてさ、残った油がもったいないよねぇ(指示はドラム缶にマジックで書き殴ってある)


(うんうん、とうなずく妖精たち)


ま、いっか……お、戻ってきた。


(海の中から妖精が数匹、ぴょこん、と現れる。どうやら潜水していた模様)


(ドラム缶から海面に飛び降りて)どーだった? ……そう。じゃ、大丈夫そうだね。
うん、ごくろーさん。(手をさしのべると、潜っていた妖精たちがその手に全員乗る)
……ほんじゃま、外しますか。
(ブイから沈錘鎖を外して海中に投じ、ブイからドラム缶を繋いであるロープを外す)
好きなトコに流れていきなー……で、ドラム缶は、こう……っと。
(自分の腰に、ロープをふた巻きして、しっかりと結ぶ)
……艦(ふね)になって帰るにゃぁ、少なすぎるんだよねぇ、いくらなんでも。


(艦載機妖精が出てきて、何かを訴える)


ん? がんばっちゃう? じゃ、お願いしようかな。
(艦載機妖精が、至極真剣な顔で敬礼して、ぴょっと消えると、胸ポケットから人形(ヒトガタ)を出して指に挟み、顔の前に掲げて口の中でなにかをつぶやく)
ほんじゃ、よろしくーぅ!(手を返し、腕を左から右におおきく振って、体の正面で人形を空中に放つ)


(放たれた人形は、艦載機に転じて空に舞い上がっていく)


(見送って)さて、我々も出発しますか。


(隼鷹の肩に乗っている妖精たちが、えいえいおー、と拳を上げて同意する)


ひゃっほー!!(艦載機を追って、海の上を走り出す)
(しばらく走って)んー。やっぱドラム缶が邪魔だねぇ。あははは。


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○海上 隼鷹がドラム缶を引きずりながら、海上を走っている


……あっれー? なんだなんだー?
……ふ……ふふふふ……(愉快でたまらないという顔で笑う)
っはっはははははは!!!!


(妖精たちが心配そうに隼鷹を覗き込む)


ははーん。ごめんごめん。
だーいじょうぶ、大丈夫ー。いまさー、めっちゃワクワクしてんのさー。
……そーだなー。油に余裕あるし……よっし!
速力いっぱーい! いっくよー―――!!


(ぐんぐん速度を上げていく隼鷹。風が耳元でビョォビョォと鳴り、髪が風をはらんで後ろにたなびいている。それを感じた瞬間、はっとする)


《……アタシは、どれくらいの時間、手足を縮めてたんだろう……すっかり忘れてた……この、風を切り裂く感覚……。今、私の背に、翼がある!!》


きっもちいいーーーー。
アンタたち、中に入っときな! もっと飛ばすよ。
《……すっかり、忘れてた。自分に、翼があることを……》

(隼鷹の体にしがみついていた妖精たち、服の中に潜り込む。頭にいる妖精のみ、髪にしがみついている)


(頭に手をやって、妖精をひょいっとつまみ)入っとけ入っとけ。飛んで行っちゃ大変だ(懐に、ちょん、と押し込む)


《本来はもっと自由だったはずなのに、心が縮こまってた。アタシはアタシだ。》


(太陽を見上げて)
太陽の位置、OK。
《思い出した》


時刻……(懐中時計を出してみる)……OK。
《思い出した!》


じゃ、たぶん…二時半の方向によーそろー!!
《アタシは、自由だった!》


(足に力を入れ、海を思いっきり蹴って速度を上げる)
《提督が誰だろうと、どんな環境にいようとも。アタシの心は自由だったのに》


いっっけぇぇぇえ!!
《この背の翼に、もっと風を! もっと風を!! アタシは飛べる! どこへでも飛んでいける!! もっと早く飛べる!!》


ヒャッハー――――!!!!
《空の彼方、あの水平線の先までも、飛んでいける翼を持っているんだ!!》

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 …なんかですねぇ、本家サイトのサーバーで、一部不具合が出てるみたいで、プログラムで動かしているモノがすべて使えない状態に。
 明日には復旧してると良いんだけども(ぬぅ。

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『鷹は舞い降りた・10』

Date: 2017/01/26(Thu) 05:34 [1237]

 …そろそろこの書き方を手打ちにしたいかな-。

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○海上 空母『鳳翔』上


じゃ、最後に一周してきてもらおうかな。


えええー!? またですかー??


うん。……で、今回は君だけで。艦載機はナシ。


へ?


艦載機はぜんぶ預かります。


ええええ!!! ちょっと待ってよ。
空母が艦載機なしで、どうやって身を守るのよ?


大丈夫でしょ。制海権も制空権も確保されてる海域だし。


ひっどーい。鬼畜! 人非人!!


なんとでも言いなさい。
はい、みんなこっちよこしてよこして(手を出してくいっくいっと指先をすくう)


………(しぶしぶ、巻物を手渡す。巻物からわらわらと艦載機妖精たちが漏れ落ちてきて、不安げに隼鷹を見上げる)
はははぁ。心配しなくても、ちゃんと戻ってくっからー。
(提督に)いいすか、ちゃんと信用して預けたからね! 戻ったとき一機でも欠けてたら、そんときは容赦しないよ!!


はいはい。じゃ、行って行って。


へぇい。……(艦載機たちに)ソッコー戻ってくっから。
じゃ、行ってきます(『鳳翔』の飛行甲板から飛び出して海面へ。着水と同時にダッシュする)
ひゃっほーーーーーい!!!


(見送って)……さて、鳳翔さん。


(うなずく)


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○海上  隼鷹


(予定コースをきれいに一周して戻ってくる)……あ……れ?
(妖精に)コース、間違ってないかい? ……そう。
(止まって)………。


(そこには『鳳翔』の姿は見えず。もちろんヒナセたちもいない)


えー……ちょっと待ってよ……。


(見渡すが、重油が浮いていることもなければ、艦の残骸もない)


……これは………。


(小さく艦載機の音)


……お! おーい、ここだここだー!!!(手を振る)


(艦載機が降りてきて、隼鷹の周りをグルグル回る。妖精が何かを訴えている)


は? 緊急電が入って、急遽基地に戻った?
……で、燃料も少ないだろうから、急がずにのんびり戻ってこいだぁ? ちょーっと待ってよ、マジかよ。
ああ、よしよし。ちょーっと難しいだろけど、ホレ、戻っておいで(腕を肩の高さで前方にまっすぐ伸ばす)


(艦載機が慎重に降りてきて、着艦する。隼鷹の肩のあたりで人形札(ヒトガタフダ)に戻る)


(戻った札をすうっとすくい上げて胸のポケットに入れると、そのポケットから艦載機妖精が出てきて肩に止まる)んー? 提督たちが、途中で燃料を置いていってくれてんの?
ああ、そっか。帰りながら用意して、準備ができたらブイ付けて繋いどくのね。……てかさー、それ拾うのもなかなか至難の業だよねぇ。どのルートで戻ってんのか(うーん、とうなる)

……ま、いっか。
とにかく、オマエさんが飛んできた方角に向かいましょ。ルート、憶えてるよね。……うん、おっけ。じゃ、それで行こう。
じゃ、みんな、微速前進。面舵いっぱーい。運が良かったら燃料拾えるからね。見張りよろしくー(走り出し、艦載機が飛んできた方角に向かう)


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 この先を書いててですね、「あー、これ会話文形式で書くんじゃなかった」と思ったわけです。
 会話文形式って、登場人物が2人以上いるから成立するわけでして。
 …で、これから先、ほんのちょこっとですが、隼鷹しか出てこないシーンがあるわけで。

 …それ、初めから分かってたよねぇ、自分? ……ってなってるのです。

 さてさてどうしますかね。いちおう該当部分はすでにかきおわってはいるんですけどもね。
 ふむ。

【拍手】ぱちぱち、ありがとうございます! >24日。
 …うん、オリジナルで拍手を頂くと、にょほーって嬉しいです(なんかもう、言いようがない・苦笑。

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【拍手】

Date: 2017/01/24(Tue) 03:51 [1236]

 ぱちぱち、ありがとうございます!>22日。

 オリジナル格納庫の更新作業が裏でじりじりと行われておりますが、『あの桜並木の下で』のサイト未公開分を数えたら16しかなくて、「あれ?」となりまして。
 去年のNASの物理クラッシュ事故のあとで行われた大サルベージ大会で出てきたのファイル群の中を漁ったら、10本ほど出てきました。
 そーだろうそーだろう。


 現在ファイル番号033まで更新が終わってて、本家サイト公開済みが070まで。
 残り37ファイル+25か24(2個イチにするものが1~2タイトルあるので)

 ………。
 ふふふふ……(ちょっと気が遠くなってみた。

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鷹は舞い降りた・9

Date: 2017/01/24(Tue) 03:42 [1235]

 ひと月半ぶりに再開。

 思ってた以上に長くなってきたぞ…(いつものことじゃん。
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○司令官室 ヒナセと鳳翔


(外から戻ってきて)はー、暑い暑い……今日はまた蒸しますね。


お疲れさまです。


すみませんねぇ、ここんとこずーっと任せっぱなしで。


……どうされました? (そっと冷たい麦茶をデスクに置く。グラスの脇には牛乳寒が二切れ)


……はい?


いえ、提督がお仕事を放り出して別のことをなさるのは、そう珍しいことではないのに……と思いまして。


~~~……手厳しいですねぇ……はー、生き返ります。


……で、いかがですか?


んー……そうですね。艦載機は、悪くありません。
いい感じに仕上がりつつあります。
もともと統制が取れてる子たちなんでしょう。たぶん、あれが隼鷹の実力の一つですね。
艦政本部ができるだけ残しておきたいと思うのは分かる気がします。
戦闘海域に出さないまでも、訓練艦として航空戦力の強化を一端を担えるでしょうね。私が彼女を使うなら、そのようにします……そっか、なるほど(得心のいった顔)


はい?


……確かに、私なら空母を粗末に扱ったりはしないですからね。……(肩をすくめて)艦政本部長にしてやられました。ヒロミさんもそのあたりを突かれたのかも(牛乳寒を口に入れる)
……美味しいです(にっこりと笑う)


(にっこりと微笑んで)おかわりはいかがですか?


いただきます(笑う信楽焼のタヌキみたいな表情になる)。
……ここは、艦娘の修復と療養が主な任務の基地ですが……


………。


……本部は鹿屋です。
ここで航空戦力の育成を始めることになっても、不思議はないかも……
(はっと気がついて)あ……すみません。なんか変なこと……言いました……ね。


………。
おかわり、お持ちしますね。


……はい。
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 そして隼鷹が出てこないwww(通常運行。←

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『あの桜並木の下で』のお気に入りを新URLでお披露目・第5弾。←

Date: 2017/01/20(Fri) 04:52 [1234]

 そろそろしつこい感じになってきたので、ここいらで打ち止めですかね(ぇ。

 そんなワケで、第5弾。

 『貴子』
http://www.studiol.co.uk/original_works/other/archives/sakuranamiki/033.html


 …春花が生まれたために、貴子の寿命設定が短命になった……は、マジな話だったりします(ぇ。

 また、この話を、いつ出すべきかいつ出すべきか…で、大いに悩んだ上に、ジリジリと輪を狭めるようにしてタイミングを計ってましたw(発表当時の話。


 岩下家のゴクツブシ・貴子が長生きしたら、どうなってたんでしょうねぇ。
 ロクでもねぇ婆さんになってたろうは、想像に難くないwwww


 ……あ、今回のHTML書き換えと引っ越しに伴って、セリフ等をかなり変更しています。←
 

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【拍手】ぱちぱち、ありがとうございます!>19日。


 …この日記、【1234】のキリ番だったwwww
 貴子らしいwww

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